AS ∥BAGDAD Cafe∥ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2002年10月20日(日) 怒り泣き

今日はしとしと秋雨が降る日曜日だというのに、ダンナとぐらは「モノより思い出」企画第×弾の芋掘りへ出かけていった。朝はもちろん降っていなくて晴れ間さえ見えていたので大丈夫だと思ったが、そううまくはいかなかった・・・・電話があり、芋掘りに出かけたところがダンナの実家の近くだったので、そのまま寄って帰ってくるという。2週続けて実家帰り、ちょっと複雑な気分だけれども、ダンナはダンナで育児疲れの私を気遣ってのことだろう・・・かな?

というわけでぐりと2人きり、のんびりしつつぐりの相手をしつつ夕方、いつになくぐりの機嫌が悪い。鼻が出ているようだし目が涙目になっていて辛そう。多分軽い鼻風邪だろう。適当にあやしつつ家事や読書、PCに向かっている。ダンナから電話があって夕ご飯もご馳走になってくるらしいので、「こりゃのんびりできるかも」とぐりを早々にお風呂に入れる。ぐりはほんとにお風呂好きで、湯船に入れると足をお風呂の底にぴょんぴょんつけてにっこり喜ぶ。今日もいつもと同じ、手早く入れて早々に寝かしつけようとベッドルームに連れて行く・・・・・が寝ない。まあ、いつも添い寝して授乳しつつ30分が目安なんだけど、どうも目はつぶっているのだけれどじたばたと手足を動かして落ち着く気配がない。それでも根気よくようやく寝かしつけ、リビングにもどってきたところで泣き声が・・・・。あれあれ、起きちゃったよともう一度戻り再度寝かせつけ、今度はすぐに寝た。さあ、じゃ夕ご飯でも軽く食べようとしているところへまた泣き声。うーむ、ちょっと泣かせておこうか、すぐ寝るかもと思い様子を窺っていたが泣き声はどんどん大きくなる。とうとうもうどこをどうとっても「怒り泣き」としか聞こえないような声で泣くので観念して抱っこしにいくと、汗をかいて涙をぽろぽろこぼしていた。その様子を見た途端すごく可哀想になる。さっと抱き上げたその瞬間、あまりの憤怒に喉がつまったのかお乳を大量に吐いた。びっくりして余計泣くぐり、もちろん私もびっくり、でも慌てるとぐりが不安になってまた泣き出しそうなのでとにかく平静にふき取り着替えさせる。抱きしめてゆすっているとすぐに眠りに落ちた。

多分私がげっぷをさせずに寝かせたのが気持悪かったのだろう。2人目だから大丈夫と変に余裕を持ちすぎて細やかな気遣いができなかった自分を、ぐりの寝顔をみながら反省した夜でした。

2002年10月19日(土) 旅行への追憶

私の妹が来月にイタリアに行くという。ということで新婚旅行にイタリアに行ってきた我が家、さっそくあちこちひっくり返してガイドブックを掘り出した。といってももうかれこれ5年以上はたっている情報、果たして役に立つのかとも思うけど(名所旧跡は別として)・・・まあ、いいだろう。それと一緒に私が雑誌からスクラップしていたものもごっそり出てきたので一緒に送る。これはガイドブックよりもその時旬だった情報だからかなり変わっているだろうけど、もう、今私が見るだけでも楽しい。隠れ家ホテルとか、小さな店とか・・・。私にとって旅行の楽しさの中には情報を仕入れて自分なりの空間的、時間的な地図を作り上げることがあるんだと思う。思い返せば仕事に追われていた昔の独身時代、前日夜12時ぐらいまで働いて次の日朝9時のフライトで行った旅行があったのだけど、行った先ではもちろん楽しかった、がなんとなく総量としての楽しさが少なかったような気がした。自分のなかでの期待をゆっくり熟成する時間とかその他もろもろの下準備ができてなかったからだろう。きっとね。

で、妹に教えてといわれているイタリア旅行の思い出、何があるという話をダンナとしていた時にちょっと笑えることがあった。スイスからイタリアへ電車で移動した時、その電車にはコンパートメントが付いていてそこに入った私たち、私は流れる車窓のいかにもイタリア的な風景や、前に座っているイタリア人の伊達男のおしゃれさに感心してそれをよく覚えていた。そうダンナに言ったら、ダンナ曰く「俺はその間じゅうずっと切符の交渉をしていたからそんな思い出はないぞ!」私のミスでスタンプを押していない切符を通そうとかなり四苦八苦していたらしい。私はこのことはさっぱり覚えていなかった。いかにも私たち夫婦の性格の違いが分かる思い出のエピソードだよ。これって。

ぐらが私がガイドブックを探している横できゃっきゃっ言いながら遊んでいて、ぐりはその横に転がされて手足をジタバタしている。その風景を見ながら、あの旅行に出発するときのなんともいえない気持の動きを思い出していた。それは今家族4人で海外へ行くとしても多分味わえない感覚だと思う。こう、ひとりで凛と気持を引き締めて見慣れた日常から脱出するという感覚。

ここではない、何処かへ・・・・いつかきっとまたその感覚を取り戻せる日もくるのだろう。


2002年10月18日(金) チョコレート

最近、授乳中なのであまりよくないと分かっていながらチョコレートがやめられない。ついつい買って来て冷蔵庫にストックしておいて、ぱりぱりと食べる。種類は板チョコのブラックチョコレート限定。カカオが多くて苦味が強いんだけどかなり好みだ。コーヒーにも抜群に合う。値段も100円だし、なんせ趣向を凝らしたお菓子がたくさん並ぶ中でそのシンプルすぎるほどの潔い味、パッケージもセンスがいいし・・と褒めちぎっているけど別に大した意味はありません(笑)

さて、このパッケージの裏に最近懸賞がついている。裏は何も印刷していない白い紙、そこに点線の囲みがあって「コインでこすってください、あたりが出てそれを官製はがきに貼り付けて送付すれば2000円分の図書券をお送りします」と書いてある。なんだかあまりにこれまたシンプルな懸賞なんだけれども、毎回こしこしと丁寧にこすっている。ついでにベルマークも切り取って集めている。いままでの人生ベルマークを集めようなんてこれっぽっちも思ったことは皆無だったけれども、これでぐらの通う保育園の備品が豪華になるんならいいじゃないか、ということで。

で、毎回こすりながらいつも思い出すのは小学生の時にホントにホントに好きで図書館で何度も何度も借りてきては読み返していた本「チョコレート工場の秘密」(ロアルド・ダール)後で大人になり本屋で見つけた時に思わず買ってしまって今も家にある。貧乏な子供の主人公がひろったお金で板チョコを買って、それをあけると黄金のカードが・・・・それはそのチョコレート工場への見学の招待状というオープニングから始まるこの物語、小さい頃からチョコレートが好きだった私にはそれこそ舐めるように読んでいた。
今読み返すとかなり強烈な風刺もあるこの物語、作者のロアルド・ダールはこれまた大人向けのスパイスの効いた短編小説の名手で何冊か本ももっているのだけれどやっぱりこの物語が一番好きだ。

昨日そのチョコレートの紙包みを数枚見たダンナ、ぐりのお肌が荒れているのはこのせいだと思っている。(まあ、正解だと思う)「おれこんなにたくさんよーたべんわ~」とちょっと嫌味を言われる。いいじゃんよ。そんなに完璧な母を目指すといろいろうまくいかないんだぞ・・と言いたかったけどやめた。じゃ、私チョコレートやめるからあなたビールやめたら?って言えばよかったな(笑)

2002年10月17日(木) お出かけ

まだ少し残っていたぐりの誕生祝いのお返しの内祝い、早くしなきゃと思いつつ今までのびのびになっていたので三宮に行くことにした。それと友人に会いに。ぐらはもちろん保育園へ、ぐりは一緒に連れて行く。ぐりにとっては初めての電車、そして初めての雑踏。
まず、連名でお祝いをくれた職場関係の友人に昨日書いた柳○理のバターナイフを数本購入、すぐに神戸大丸へ。開店してすぐに着いたのでかなり空いている。ここは平日でも人だらけ。阪神間の有閑マダムが優雅にお買い物に来るところなので平日も休日もあまり関係ないのだ。そそくさとここまで機嫌よくきたぐりをここのベビーカーに乗せ、地下の商品券売り場へ。注文する書類を書きカウンターへ持っていった。「ここに送ってください」と担当者にお願いしてその担当者が補足事項を書類に書き込んでいる間、ふと目を泳がせた先に注意書きの文字「現金のみのお取り扱いとなります」・・・・えっ商品券買うのってそうだったっけ?一瞬冷や汗がでた。慌ててサイフの中身を確認すると,注文しただけの金額ぴったりの一万円札のみ・・・・送料ない~~~~と情けない状況になりそうだったけど、サイフの奥底から記念にと昔ダンナにもらった二千円札が。これで送料払いました。二千円札、まさかこんな時に役に立つとは・・・・助かったよ、ありがとう(笑)

どうにか用事を終えて友人との待ち合わせ場所へ。久々に会った友人のムスメさん、前会った時はあどけなくよちよちと歩き始めたばかりだったのだけど、3ヶ月でもうなんだか小さいレディという感じになっていた。男の子と女の子の違い?このムスメさんは1歳半ぐらいなんだけど、うちの2歳半になりかけのぐらなんてまだまだ、こう、なんと言うか子供っぽい(って子供だけど)。ぐりもこういう感じになるのかな~と思うと楽しみだ。(ってこうなるとは限らないって)

アジアンカフェでランチをとったあと、その下にあるGAPを流してまた大丸に戻り、おもちゃ売り場のプレイゾーンへ。ゆっくり話したいと思うのだけど、なんせ両方子供連れ、やれオムツ替えだの授乳だの慌しい。まあ、この頃はしょうがないとあきらめているけれど、それでも楽しかった。しかし私はぐらのお迎えが4時に迫っている。結局タイムアウトという感じでばたばたとお別れ。かなり不自然な余裕のないお別れになってしまって反省。
やっぱりぐらをいくら保育園に預けてあるといってもゆっくりはできないな~個人的にはいろいろな店とかのぞきたかったのだけど、我慢我慢、また別の機会です。

プレイゾーンで遊ばせてる時、友人のムスメさんがテーブルの下をくぐろうとして頭をぶつけるんじゃないかというシーンがあった。よくある親の反応は「危ないからこっちきなさい」と危険を回避する方向に向かうと思うんだけど、友人はそのまま見守って、案の定ぶつけて泣いて帰ってきたムスメさんを「勉強勉強」と言ってなだめていた。これには共感。よくぶつかって泣いている子供に「机さん悪いね。ぺんぺん」とか「痛かったね~可哀想に○○ちゃん悪くないのにね~」なんていってる親がいるけど、それは違うんじゃないのといつも内心突っ込んでいる私。それって自己中心的な考えの第一歩だよ。本当に危ないこと以外は子供に体験させて「こうすればこうなる」という因果を身を持って学ばせるのは大切だよね。

2002年10月16日(水) 買い物魂に・・・

火がつきそうだ(笑)。ここ数年、もううちの家は子供関係以外のものはほとんど買い足すものもなくなってどんどん購買意欲が枯れ果てていった私。むしろ買ったもののメンテナンス、収納のことを考えるとそこでうんざりしてしまっていた。ただし本とCDは別だったけど、このところ本のハードカバーも図書館の新着図書で間に合わせてしまうほど。で、ブレーキがかかるとある程度必要なものも「まあ、間に合ってるんだし」「なくてもこれで代用できるし」とぜんぜん買う方向へ向かわなくなってしまう。ぶらぶらひとりでショッピングできなくなったことも大きな要因。まあ、育児ストレスが過剰なお買い物に結びつかなくて良かったといえば良かったけどね。

ところが昨日送られてきた通販のディ○ス、ぺらぺら見ているとかなりデザインのいいもので私が好きなものがピックアップされている。特にキッチン関係。いままで友達がたくさん遊びにきても、コーヒー出すのにカップ&ソーサーのまとまったセットがなく、いろいろ物色していたんだけどどうにもデザインと価格のつりあいが取れず・・・「まあ、代用できるし」とペアのセット複数組で済ませていた。が、あったのだ~一目ぼれのシンプルでデザインが私好みの。値段のバランスもかなりいい。嬉しい・・・・6セット買うぞ~~~ちなみにアレッ○のです。

いったん買うとなるとあれもこれも・・・でパスタロボも欲しいし基本のキッチンツールも柳○理が欲しいし。とかなりのお買い上げになりそうです。

でも、まあ、自分の育児休暇中のお小遣い、ほとんど使わずに残っているからそれで十分賄える。自分で言うのもなんだけど、いったんどっと買ってしまったらそれで私の買い物魂はしゅるしゅるしゅると火が消えてしまうので良心的な魂だと思う(笑)。ということで、ダンナ、了解取らずに注文するよ!

ところで、私は中学2年生の時に買った「アフタ○ーンティ」のカップ&ソーサーをいまだ持っていて愛用している。その頃このブランドネームはもちろん無名で、ロゴだって今のロゴに変わる前のロゴマークがついている。我ながらすごいと思うけど、こういうものって割らない限り新品同様のまま年を経ていくもんだもんなあ。プレミアつかないだろうか(笑)

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