【シュークリーム作成日誌】

2003年06月22日(日) ときメモGS語りその2 ゲーム・PCについて

というわけで、模試受けてきました。
最低でした!
…もうちょっと出来るかと思ったんですが;
でもこれで問題点ははっきりしたので、これから2週間それを補填していこうと思います。

朝10時から10時間あまりもガッコで、流石にへろへろ。
今日はもう勉強したくないなあ…(笑)
ここでさぼっちゃいけないんだ。
頑張れ頑張れ(←客観的に自分を応援)
その前に、ごはんを食べたので(21:30)ちょっと休憩。


少しさぼって日記を書いています。
昨日に引き続いてときメモGSのお話です。
今後プレイ予定もないから、知らないけれどネタばれしちゃってもいいや、と読んでくださっている方のために、ゲームの概要を説明しましょう。
神矢の独断と偏見に基づいていますので、あまり本気にしないでください(笑)



【ときめきメモリアル GirlsSide】

どんなゲームなのか、あえて説明の必要もないかと思いますが。
主人公は高校一年生の女の子。高校入学式から、卒業までの3年間をプレイしていきます。その間に様々な友人やら先生やら変なファッションデザイナーやら理事長やらと出会い、友情を育んだりデートを重ねたりバイトしたり部活に精を出したりと、プレイヤーの思いのままに(笑)経験を重ねていきます。
プレイヤーはPCの一週間の行動(要するに訓練内容)を決定し、時に言動を決定します。そうして、3年間でステータスを磨き、誰かと仲良くなり、立派に成長して卒業していく…と相成るわけですが。
やはり育成シュミレーションではなく、女性向恋愛シュミレーションゲームなので、クリア最終目標は目当ての男性キャラクターと恋人同士になることでしょう。散々色々なタイプの男性キャラが集まっているのでよりどりみどりです。ただ、ガンパレードマーチにあるほど濃いキャラの人はいません(一部除く)。良くも悪くも爽やかです。女の子向けですからねv
元祖ときメモでは、卒業式の日に伝説の木の下で女の子から告白を受けました。このときメモGSでは、卒業式の日に学園敷地内にある教会にプレイヤーが行くと、男の子が迎えに来てくれます。オープニングで出てくる、「教会で待つお姫様を、王子様が迎えに来てくれる」という童話にのっとっているのですから、まあメルヘンチックですねv
しかし…この大事なエンディングで、神矢はひとことモノ申したい事があるのですが…;それはガンパレ絡みのお話なので、また機会があったらということに致しましょう。
ゲーム難易度は非常に低いです。プレイヤーがゲームをし慣れない女の子である!と意識した結果でしょうか。だって…電話かけるだけで、爆弾処理も応急処置が出来るし、ポイントの稼げるスチルの枚数も凄い数だし…ときめも1より遥かに易しいゲームになっています。
1ヵ月ほど前に再プレイした神矢は、葉月が詩織と同じ最高難関キャラなのだと思っていて「葉月でクリアすればオールコンプリートと同義!」と思い込んでいました。結果、がっくりするほど簡単で脱力。別に葉月が特別に難しくなってるわけではないのか、それとも他のキャラは更に簡単なのか…。
ただ、それぞれデートセリフが恐ろしく多いので、本当の意味でそのキャラクターをクリアするには、やはり2回3回とやらないとダメなのでしょうね。
私は挑戦してないですけれど(笑)

…こんな説明でいいのか、このゲーム(汗)



【PC(デフォルト名なし)】

本編主人公。例によってデフォルメでしかその顔は見られませんが、よく似ているらしい弟が可愛いことや、魅力の数値がゼロでもちはるちゃんが「とても可愛い女の子」だと言ってくれることなどから、外見はけっこういいと思われます。
私の中ではアンジェリーク2の元気アンジェみたいなイメージです。
ファーストマーチの速水同様、無能になるか、トップモデルから理事長まで掌で転がすような才色兼備の小悪魔になるかはプレイヤーの腕次第。
それにしてもコナミはどうしてPCにオフィシャルの名前をつけてくれないのだろう。幻想水滸伝といい…。
それともギャルゲーは全部こうなのでしょうか。私は名付けがとても苦手でいつも困るんですよね。アンジェリークみたいに何でもいいからデフォルトで名前つけてくれればいいのに...。





さて、そろそろ施工の勉強を始めなくては。
明日はGSの藤崎詩織こと葉月王子(←たまごではなく)について!
請うご期待☆



この日の日記がお気に召しましたら



2003年06月21日(土) まだ生きてるよ + ときめもGS語り その1

流石に週7日学校はきついです。
土日もガッコ。あと2週間で本試験。
でもまだわかんないことだらけ!私は頭悪いのかもしれません。
学校は「ここに通えば猿でも受かる!」というほど、懇切丁寧に指導して下さいます。
ということは、これで落ちたらサル以下ですね!!サルでもいいさ〜♪(壊れ気味)



何でもいいですけれど。
飲みも遊びも買い物もゲームもネットも禁止で、いい加減ストレスたまっています。
試験が終われば幾らでも遊べるんですけれど、目先のストレスが。
点数が思うように伸びないのもプレッシャー。





ああ…。ときめもGSやりたい。(なぜ…)





なんで今更ときめも?といわれるかもしれませんが、今の私の現実逃避願望(温泉行きたいとか、海外旅行行きたい、とか、高松の洋風懐石食べに行きたい...とかではなく「どこか遠くへ行きたいなあ...」という気分)には、ときめもが一番ぴったり来るような気がします。
いや、小理屈などいい。
とにかく今、私は遊びたいんだ!!

そもそもこの、買う時に「アダルトビデオを借りる時に丁度綺麗な女性店員にあたってしまった男子学生」みたいな気まずい気分にすらなるソフトを勇気を振り絞って買った(←そんな大層な事ではない)のは、さかのぼればガンパレに始まるのです。
リンクを貼らせて頂いていた、大好きなガンパレサイトの管理者様が、ときめもGSにはまってしまわれ、通う内に私もお薦めされて買ってしまいました。

実際プレイしたのはほんのちょっとです。
で、とりあえず初プレイ当時(半年以上昔)の感想を反芻してみます。


まあ、最初にオープニング見てびっくりしました。
なぜB’z?
シグナル結構好きで聴いてたのですが、おかげで聴けば2番にさしかかるところで、脳裏に葉月の横顔が出て来るようになってしまいましたよ(汗)
しかし、ときめものくせに(?)絵が凄く綺麗なのには驚きました。
まるでプロモーションビデオの如きアニメーション。
頑張ったんだね、コナミ。女性プレーヤーを獲得するのに必死ですね。
それぐらい力が入っていました。
ゲーム開始して、ゲーム中でもその作画クオリティが保たれていることには脱帽いたしました。
あまり期待もせず始めたのに、このオープニングはちゃんとやる気を煽るように作ってありますね。
ほんのワンカットですが、車運転している眼鏡にスーツの人が豪く美人なのに注目。クールビューティー。
その後全キャラが一斉に登場するシーンで、列柱の影に隠れるように立っていたブルーヘクサの彼。見た瞬間に思いました。
「ああ、これが今回の館林か。凄い可愛い!」と。
別に私は隠しキャラ好きではありませんが、あのサブリミナルのように出て来るちはるちゃんはとても可愛いと思いませんか?(同志を探そうとするな)
ラスト。葉月の笑顔を隠して飛び去る紙飛行機。あざとい演出。(←笑)ていうかちゃんと見せろ。ストリップでもあるまいに。ちらっと見せるな。

そんなこんなで始まったファーストマーチ。
ポスト詩織と思われた少年が、やたらぼそぼそした喋りなのに驚かされる。
まるでGackt。スタッフのなかに好きな人でも居たんでしょうか。
まあいいや...と進めつつ、オープニングで一番美人だった(推定)氷室に的を絞ってみる。
思えばこれが間違いだった。
そもそも私は一週間訓練→ステータス上げ。というときめもやらプリンセスメーカーやらのゲームが苦手でした。
自分でもすっかり忘れてましたが。
それなのにステータスチェックの厳しい氷室にしたのが祟ったのか、ゲームは途中で半年以上の中断を見るのです...。
そもそもこんなに続けられなかったのは、きっと取説のキャラ紹介を見ても、「これは好きなタイプ」と思える人がいなかったからでしょう。
思うにこのゲームは、一度きちんと最後までやってみなければ始まらないゲームなのではないでしょうか。
ギャルゲーはみんな同じか(笑)
ま、とにかく挫折した神矢は、つい一ヶ月ほど前に妹にオープニングを見せてもらいたいといわれるまで、約半年以上もこのソフトをほったらかしにしました。
なんか私こんなのばっかりだな。ガンパレしかり。
そしてピークを過ぎてから嵌るのだ(涙)
はー、寂しい;
ま、なんでときめもときめも言うているかといいますと、「ガンパレ」と言ってしまうとSS書きたくなってしまうからです。
あとちょっとだから、我慢我慢;


…て、明日は最後の模試です。
こんなこと書いてる場合じゃございません。
どうか80点以上取れますように!(呪い)




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2003年06月04日(水) SSS#49「瀬戸口×速水  シリアス?」


【愛の言霊】






ささやく、愛の言葉。
優しく、僕を騙す。
誘導尋問のような、欺瞞。



最初はただのなぐさめだったと思う。
真夜中に、まっくらな教室で偶然でくわした彼。
あまりにも憔悴して、表面を取り繕う余裕すらなく疲れきった彼を見て、思わず余計な世話を焼いてしまったのは、他ならぬ当の彼からの刷り込みだっただろう。

「瀬戸口さん、どうしたの?こんなとこで。もう午前4時だよ」
「・・・なんでもない」

どう見ても、なんでもなくは無い顔だった。

「瀬戸口さん・・・あの、僕の家に来る?」

朝になれば強制的に起こされる、詰め所の狭いベッドよりは寝心地が良かろうと提案したのだが、瀬戸口は視線すら返さなかった。

「俺にかまうな」
「そんな・・・ほっとけないよ」

瀬戸口は、ひんやりと笑った。

「優しいあっちゃんはどうでもいい奴でもクラスメイトをほっておけない・・か・・・?」

当人は皮肉を言っているつもりだったのだろうけれど、それがあまりにも力なかったから、速水は彼が可哀想になってしまった。
だからだろう。
思わずそんな言葉が口をついて出てしまったのは。

「そんなんじゃないよ。誰でもってわけじゃなくて・・・瀬戸口さんだから・・・」

瀬戸口が、はじめて顔を上げた。
暗闇に光る、猫の瞳。

「俺、だから?」
「だから・・・」

戸惑う。否、惑わされる。
決定的な一言を、言ってしまう。

「瀬戸口さんが、好きだから。
 大事だから、放って置けないんだ」

速水が驚いたのは、瀬戸口に突然抱きすくめられたからだった。
息が、苦しい。
耳元に、囁く声が熱かった。

「速水、それ、本当?
 嘘じゃない?」

冗談だよと流して終わらせるには、あまりにも真摯な声だった。
何かを必死に求める仕草で、瀬戸口は速水を抱きしめる。
どうかどうか、愛して欲しいとすがり付いてくる手を、払いのけることは出来なかった。

「嘘じゃない。・・・好きだよ」

そう、言った。
嘘じゃない。言ったらそれが、胸にすとんと入り込んだ。
瀬戸口が好き、というその気持ちが。
言葉にしたら、形にならないものが形を得る。
そうしてこの恋は始まった。




***




「あーつしv」

男は背中にくっついてくる。いつもそばにいるのに、彼は自分が愛されている事を、ことあるごとに確かめたがる。
振り払われない事に安堵する。
何がそんなに彼を不安にさせるのか速水は知らなかったけれど、差し伸べられる手を振り払ってはいけないことだけは知っていた。
振り返って、笑う。
赤茶色の髪を撫でる。銅線のように、コシの強いすべらやかな髪。頬にはくちづけを。
瀬戸口は嬉しそう。

「あっちゃん。俺の事好き?」

愛の伝道師にあるまじき質問だけど、速水は面倒がらずにいつも律儀に答える。

「うん。好き」
「どのぐらい好き?」
「んー…」

考え込む速水。それは真剣に考えている証拠なので、瀬戸口は急かしたりしない。

「僕の事、全部、どんなものでもあげてもいいって思えるぐらい、好き」
「本当に?」
「本当に。何が欲しい?何でも言って」
「あっちゃんのことなら、ぜーんぶ。って言いたいところだが、
 とりあえず、最初に…」

瀬戸口は、ちゅっと音を立てて速水の唇を奪った。
速水は、困ったような恥ずかしそうな目をして頬を染める。
ちなみにここは校舎の屋上だ。いつ誰が来てもおかしくない。
でもこの男は、いつ何処ででも誰が見ていても、速水に懐くことに余念が無い。
速水も検証することに余念が無い。主にこの目の前の男を好きになった、切っ掛けについて。

「…僕、騙されたのかなあ…」
「何?」

良く聞こえなかった、と顔を近づけてくる自称美少年の整った顔に、速水は疑念を欠片も感じさせない綺麗な笑顔で首を振る。

「瀬戸口さんを好きになって、良かったって言ったの」

愛しい人からの手放しの愛の言葉に男は珍しく頬を上気させ、しきりに照れた。
その様子に、速水も幸せな気持ちになる。
切っ掛けがなんであれ、自分が今この人を好きな気持ちに嘘は無い。

「ねえ、瀬戸口さん。僕が好き?」
「勿論!…誰よりも愛してるよ」

瀬戸口は今日も愛の言霊を発し、速水を惑わせる。
手繰り寄せる紅い糸が、途切れてしまわぬよう。
優しいこの子が、自分を見捨てることの無いように。
愛して欲しいと訴え続ける。







Fin
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

瀬戸口、詐欺師のようですね(笑)
SS書かない決意。
早くもくじける。



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2003年06月02日(月) SSS#48「瀬戸口×速水  らぶらぶ?」


【kiss,kiss,kiss】




星降るような夜の下、ため息を誘う、ふたりの食卓。
ふたり分の料理を前にし、ひとり頬杖をつく。
折角、彼の好きな和食にしたのに。
おひたしも煮付けも、頑張ったのに。
昼間から悪かった速水の機嫌は、今最高に最低だった。
女の子と仲良く腕を組んでの去り際、夕飯までには帰ると言ったのに。

「嘘つき…」

そもそも目の前で堂々と浮気をされているのに、律義に彼のために夕食を作る自分こそおめでたいと、速水は頭に来るのでその点を考えないようにした。
今日の女の子は速水の目から見てもとても可愛い子で、腕を絡めた瞬間に瀬戸口がめちゃくちゃに嬉しそうな顔をしたものだから、怒りも倍増だ。

「ただいま」

帰ってきた。出迎えてなんてやるものか。いや、自分の家でもないのに「ただいま」とは何事だ。

「あっちゃーん?」

食卓につっぷしたまま動かない速水に、まことに気の抜ける声で呼びかける色男。
いつもいつも愛してるとか好きだとか。言葉だけじゃ信用ならない。
だから呼ばれても顔も上げない。
瀬戸口は困って金茶の髪をかき混ぜる。

「…悪かったよ」

そんな気の抜けた詫びで反省しているつもりなのか。
誠意を見せろ、誠意を。
今度はしなだれかかってくる。色仕掛け。
なんでこんな男を好きなんだ、僕は。
あまりにも腹が立ったので、速水は彼のいちばんの楽しみを奪うことにした。
すなわち、浮気が出来ないように。

「速水?」

戸惑う瀬戸口を引き寄せて、首筋に口付ける。
ちゅぅっと音を立てて、瀬戸口が顔をしかめるくらい、きつく。
非常に目立つところに痕がついた。
馬鹿な男は恋人の怒りが治まったのだと誤解して、だらしなく頬を緩める。
速水はかまわない。
黙って彼のネクタイを緩め、鎖骨の辺りにも華を散らす。
普段は大人しい恋人が今までに類を見ないほど積極的に迫ってくれている。と、瀬戸口にはそう見えた。
速水が可愛くて可愛くて仕方が無くなり、キスを返そうとする。
が、両手で口をふさがれ、ぐいと押し戻される。

「む…?」

不思議そうに速水を見つめてくるアメジストの瞳。
この男はまだ判っていないらしい。
速水は言う。

「僕が瀬戸口さんに触ってるんだから、邪魔しちゃダメ!!」

瀬戸口は一瞬きょとんとしたあと、嬉しそうに頷いた。
速水がまだ怒っていることは認識したようだが、速水の目的が「女の子に負けないぐらい瀬戸口といちゃいちゃすること」であると解釈した彼は、どこまでも幸せな人らしい。
そもそも、可愛い女の子に腕をとられ、その瞬間に速水が物凄く怒ったような顔をしたのを見て幸福状態になる男である。
「あっちゃんがやきもち妬いてくれたーvvv」と喜んでばかりいるから、速水の意図にも気づかないのだ。
速水は口付けを止めない。
瀬戸口は煽りに煽られてもはや止めようというそぶりすら見せず、逆に先を促がすように優しく髪を梳るばかりだ。
そうして瀬戸口の呼気が乱れ切って今にも襲いかかって来る…という段階になって唐突に、速水は身体を離した。

「厚志…」

熱っぽく名を呼び掛ける男を速水は、叩き出した。
夜の中へ。
星は降るばかりに近く、涼やかに虫の声が己が美声を競っている。
瀬戸口は何が起こったのか判らずに、びっくりした目をして泣きそうな顔で速水を見た。
訳もわからず、突然飼い主に捨てられた犬みたいだったが、飼い主…もとい彼の恋人は、すがるような目を無視してぴしゃりとドアを閉めた。
そして全部の窓の戸締りを確認し、カーテンを閉めて眠ってしまった。


***


「おはようございます、瀬戸口十翼長。
 こんな早朝から貴方の姿が見られるなんて珍しい」

善行はそう言ってから首を傾げた。いつもなら一言えば十返ってくる、口が達者で生意気な部下が、今日は寡黙に一礼しただけだったのである。
まだ朝露の残る校門前で、彼は善行など殆ど目に入っていない様子で真剣に何かを待っている。
善行はふと思いついて声を掛けてみた。

「速水君なら今日はきませんよ」

ギギッと音のしそうな機械的な動きで首を回す色男。

「なんで?」

上官に対する口の訊き方ではなかったが、目が怖い。
善行は思わず1歩退いた。

「彼は今日から岡山に出張に行きました。
 一週間ほどで戻りますが…」
「俺は聞いてないぞ」
「私だって聞いてませんよ」

訝しげな顔になる彼に、善行は懇切丁寧に説明してやった。
曰く、出張は速水が望んだものであったこと。
昨夜突然速水本人から電話があり、無理やり今朝からの出張をひねり出させられた事。
だいたいこの目の前にいる瀬戸口といい、彼の部下は上官を上官とも思っていない不届き者揃いなのである。
ある意味達観している善行であった。

「速水は帰って来ないのか?
 …一週間も!?」
「か、彼がそうしたいって言ったんですよ」

善行、さらに退く。
完全に守勢に回っている。
だが、彼が生命の危機を感じる必要は全く無かった。
なぜならば、漸く事態を認識した瀬戸口は、真っ白に燃え尽きたボクサーの如くその場にへたり込んでしまったからだ。

後に瀬戸口に言わせると、それからの一週間ほど辛い日は、後にも先にもなかったそうである。
あれだけ煽った当の速水は居ない。
そして、瀬戸口がいくら瀬戸口でも(?)キスマークのバッチリついた身体で女性たちと愛を語らうほどには、厚顔無恥になりようも無かった。
実際、痕は2、3日で消えたものの、そういう手段に出た速水の気持ちを思えば基本的に速水を愛している瀬戸口には、浮気など不可能事であった。
もしも万が一、この時浮気をしていたなら瀬戸口は100%捨てられていただろうから、ある意味彼は自分を救ったとも言えるだろう。
とにかく、出張から帰ってきた速水は善行への報告もそこそこに攫われ、瀬戸口共々一週間の間姿を見せなかった。
そして部下に舐められっ放しの5121小隊司令官は、こっそり枕を涙で濡らしたとか濡らさなかったとか...。


Fin
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
なんと5月の間は2回しか日記を書かなかったのですね。
びっくりです。
忙しかった…というよりもSSを書いていたからなのですが。
近況報告のために設置したのですから、近況報告ぐらいするべきなのに(笑)
7月の頭に筆記テストがあるので、前前から言っていましたが、6月中の更新はオヤスミさせて頂きます。
SS書きたい病が発生したら、日記に駄文を書くやもしれませんが、基本的には日記もオヤスミします。
今でも休業状態だというツッコミはなしです。本人も判っておりますので(笑)

さてさて。どんなに追い詰められても欠かせないのは美女との会食。
5/21にはシラタマ嬢と、そして5/24には遠野さんとえぬぐちさんと、ごはんをしてまいりましたv
いつも思うのですが、シラタマさんはほんとにお美しいですよー。
いや見た目も綺麗なんですが、立ち振る舞いとか仕草とかいちいち洗練されてて見惚れてしまいます。
頭の外見もたいへんなのですが、頭の中身も素晴らしいです。
その知識の広範ぶりにはいつも驚かされます。
才色兼備って、きっとこういう人のことを言うのだ。ニンニン。

遠野さんは、お会いするのは実に一年ぶり…に届かんとするぐらい。
お久しぶりでしたv
お仕事で徹夜明けなのに引っ張り出してしまいましたよ。この機会を逃したらいつ会えるか判らないとはいえ…。
快くお付き合いくださって感謝感激です。
それにしても、お久しぶりなのにお久しぶりの気がしない…。最初から大変なテンションで盛り上がってしまいました。
野菜ネタとか…てんぷらネタとか…。
次から次へとお話をぽんぽん思いつかれる遠野さん。笑いすぎてほっぺたの筋肉が痛くなりました。
それにしても…真顔で下ネタを詰めるのはよしましょう(笑)
凄い楽しかったですよ…。まんぷくまんぷく。
また遠野さんには遠からずお付き合い頂きたいところです。
で、何かと神矢の被害に遭っていらっしゃるえぬぐちさん。
またしてもすみませんでした;
3時ぐらいから付きあわせてしまったから、一番感染率が高いかもしれません(神矢ウイルス)
いいですよーvえぬぐちさんは。白あっちゃんみたいでほわんとした雰囲気で。
いつお会いしてもとっても可愛らしいですvvv
でもお話していると、意外とブラックな一面もあったり。まさに速水(…え?)
空耳アワーには笑いました。
えぬぐちさんが「瀬戸口ってギャルソン似合いそうですよね」とおっしゃったのを、神矢は「瀬戸口って食べ放題(ケーキ)似合いそうですよね」と聞き違えたり。
あり得ない。
一文字たりとも合っていない。
でも私の脳裏には、女子高生たちに混じって嬉しそうにケーキを食べる瀬戸口の姿が…。
どう考えてもえぬぐちさん(速水ファン)の中の瀬戸口の方がイイ男です。
一体私はどこで何を間違ったのやら。

そんなこんなですっかり充電した神矢。
せとはや熱急上昇☆
SS書きたい病を押さえつつ、頑張ってこの一ヶ月を乗り切ります!


この日の日記がお気に召しましたら




2003年05月18日(日) 速水可愛がり隊

あれは先週の火曜日のことです。
神矢は瀬戸口抱き締め隊隊員No.1こと、どんべ様と、銀座にごはんを食べに行きました。
先ず最初のターゲットは、以前食べようとして果たせなかったとろけるようなミルクレープを食べさせると評判のカフェへ。
人はなぜ、「とろけるような」「ふんわりとした」「なめらかな舌触り」などという表現に対して、脊髄反射的にあっちゃんを思い出してしまうのでしょうか。
噂通りにとろけるようなあっちゃん、もといミルクレープを食べながら、話題となったのは文庫版ガンパレの新作のこと。
そう、裏表紙にネコミミ装備の激可愛いらし…vあっちゃんが載っている例の奴です。
激しく期待するほどに、速水と瀬戸口の絡みはなく、しかし瀬戸口と壬生屋の絡みもないためお子様にも安心して読んで頂ける作品(?)
瀬戸口はみんなのお兄さん。例えるならボーイスカウトのお兄さん。
やけに爽やか。

「カッコいいけど別人ですね」
「ええ。頼れるお兄さんて感じで別人でしたね」

おーい(苦笑)
傍から聞いていると、この人たちは本当に瀬戸口が好きなのだろうかと疑問を感じるような結論を繰り出しつつ。
思うに、瀬戸口にあまり思い入れが無い人が書くほうが、瀬戸口って普通にカッコ良いのかもしれません。可も無く不可も無く。

そんなこんなで瀬戸口をこき下ろしているうちに(?)夕ご飯の予約を入れた8時に。
場所は僭越ながら私が予約を入れさせていただきました。

鬼平

しかも今回の私、かなりこっぱずかしい暴挙に出ました。
瀬戸口ファンなら一度はやりたい。でも普通は恥ずかしいのでやらないというあれです。
店に入って一言。

「あの、8時から予約を入れております…」
「はい、此方へどうぞ。…瀬戸口さまですね?」

吐血。
案内された机の上には、瀬戸口様との文字の書かれた短冊が。
どんべさん大笑い。
皆さん、私を勇者と褒め称えてください。







証拠。



このお店、バカをやっている私に似合わず(?)とても落ち着いた雰囲気で、お料理も大変美味しかったですv
とろとろに煮えた角煮やら、だしのきいた茄子の揚げ出しなど、お酒もお料理も美味しく頂けるお店でした。
ちなみに最初に頂いたお酒は「白鹿」です。基本ですよねv
一番美味しかったのは、お店の名物だというたまご焼きでしたねー。
お箸で割るとほわんと湯気のたつ熱々の卵焼き。口にいれるとふわっとして、噛み締めるとたまご本来の甘味がダシの旨味と相まって口の中でとろっととろけ…。
はふ、幸せ〜vvvというお味でしたv

創作活動中の困った事、地元のお話、瀬戸口へたれ談義(またか)やらにあっというまに時間は流れ…。
10時過ぎにお開きになりました。
帰り際、どんべさんを体調が優れないのに引っ張り出していた事が判明。
もうちょっと気を使え!自分よ!!と反省しきり。

どんべさん、いつもながら楽しい時間をありがとうございましたv
テストが一段落したら、また遊んでやってくださいね。


と、いうような経緯で遊んで頂いた火曜日。
その時どんべさんと、連載ものの難しさについて熱く語りあったのが功を奏してか、中断していた連載ものに対する創作欲がふつふつと。
そんなわけで、青の交錯第9話お届けとなりましたv
前回8話の更新が7月26日でしたから、もう神矢は続ける気がないんだと思っていた方も多いんではないでしょうか。
今更更新するとは、私自身もびっくりです(笑)
ただ、この第9話、しちめんどくさくて書きたくなかったというのもまた事実;
読んで頂ければ判るかとは思いますが、たぶん読みにくいだろうなあ…。
も少し賢ければ、もっと上手く書けたのかも知れず。
精進精進。



この日の日記がお気に召しましたら



2003年05月04日(日) お疲れ様でした>スパコミ

いやあ、行って参りましたよ。有明ビックサイトへ。
3月のイベントに行けなかったもので、久しぶりにお会いできた方がたくさんいらっしゃって、本当に幸せでした。
当日の私は、10:30にカンナさんと新橋で待ち合わせてから会場へ。
大人の事情により(?)今回はゆっくりの入場でした。
実にカンナさんとお会いするのは5ヶ月ぶりになる神矢。ちょっと緊張してみたり、舞い上がってみたりv 関東で出世した速水と久しぶりに逢う瀬戸口並には挙動不審でした。
早速カンナさんのスペースへ直行。丁度宴もたけなわ(???)になっていた頃だったので、美しいお嬢さん達が次々と来てくださって、お菓子を下さったりご本を下さったり下ネタを下さったり(…)お返しに「セトハヤ裏セット」をさし上げたりと、時間のたつのがあっという間でした。
本当に「え!?もう撤収ですか?今来たばっかりなのに…」という気分になるくらい楽しかったですv

お優しい河内嬢がお買い物を快く引き受けてくださったので、お目当ての本もゲット出来てほくほく。でも、今回は河内嬢の幻水本を頂いた以外は、ガンパレ以外入手しませんでした。荷物軽い軽い。
でも、セトハヤサークルはそんなに多くなくて微妙に寂しかったです。いや、むしろ冬コミの頃から殆ど減っていない事を喜ぶべきなのでしょうか…。
アニメがねえ…。もうほんのちょっとでもセトハヤだったら、もう少し増えていたはずなのになあ…と口惜しかったり。

ま、それはさておき。
楽しい時間はあっという間な物で、カンナさん達関西系の方々は帰られてしまう時間に。カンナさんとはお茶ぐらいご一緒出来るかなあと思っていたのですが、ご用時があって断念。久々にお会いしたのに残念でした。

イベント会場を後にして今度はオフ会会場へと移動する10名の大集団。今回は頼りになる筆頭がいらっしゃらなかったため、神矢ひとりで幹事になりました。
やはりシラタマさんが居ないと心細い…。
でもひとりでも頑張れるよ!だって周りはみんなセトハヤスキー☆(←?)
有楽町駅そばのイタリアンレストランに到着すると、なんと待っていたのはシラタマさんからのお菓子の差し入れ。
さすが筆頭。こういう小粋な真似をさせたら誰も敵う人はいません。
全員で感嘆しつつ、急遽乾杯は「シラタマさんに」に決定。グラスを掲げる腐女子10名。セトハヤトークバトルの開始です。
かなりメンツの固まってきた感のあるオフ会ですが、今回は新しいお嬢さんが仲間入りしてくださいましたv
弥一さんというロム専の方で、瀬戸口に習って(?)美人大好きの隊長は大喜びでした。もう、新しくセトハヤについてお話出来る方が増えるのが嬉しくてたまらないです。
最初こそ大人しげであった皆さんでしたが、お酒とごはんでエネルギーが蓄積されてくると、飛び交うネタの嵐。
そりゃそうです。誰も止める人などいないのですから…。
こっそり「半個室にしてもらってよかった…」と汗を拭う幹事が居たとか居なかったとか。UFOキャッチャーの景品の瀬戸口人形と速水人形でリリカルな景色を演出して写真撮影とか、イベント中スペース前に張り出してあったホモゲーのポスターの怪しげなポーズを真似して写真を撮る、宇多津さんとか高槻さんとか(名指し)。
楽しみすぎ(爆笑)
ラストのケーキの段では、当日お誕生日だった河内さんをお祝いして、ホールのケーキにロウソクを立ててお祝いさせて頂きましたv
更に隊長より素敵な(違)プレゼント。ゴールデンウィーク中の旅先で出会ったネタ的日本酒「鬼剣舞」を、河内さんと、4月29日が誕生日でいらしたえぬぐちさんに差し上げました。お二方、重いものをあげてごめんなさい;ネタの誘惑に抗えず…つい…;
8時過ぎに1次会はひけるものの、皆さん「まだまだ!」で、更に居酒屋さんへ。
以前一度行って、その時は集団Hな雰囲気とも言えるような危険な思い出を残したお店へ。更に通されたのは、あの運命の(笑)同じ座敷。
しかし、今回は筆頭が居なかったためにペースダウンしたのか、特に混乱もなく(失礼な)
神矢も疲労が祟ったのか、頭痛に痛めつけられ、いつもより大人しかったです。その時はワインのせいかな?と思っていたのですが、その後数日痛かったのでもしかしたら風邪だったのかもしれず。染してしまっていた方がいらっしゃったらすみません;
遠方からの方もいらっしゃるので、今回は10時過ぎと早めに散会と相成りました。

常に行き当たりばったり気味の幹事ゆえ、至らぬ点も多かったとは思いますが、皆様のご協力で今回の打ち上げも盛況でありましたv
また皆さんと一緒に遊べる日を楽しみにしておりますw

…次は夏、かな?
神矢は7月の頭に筆記試験なので、6月中は活動不能になるのです(涙)
早く合格して、皆さんと思う存分遊びたいですよ…。


この日の日記がお気に召しましたら



2003年04月29日(火) 5/4 スパコミオフ会のご案内 ※(5/1改訂)


5/4のスーパーコミックシティの後で、打ち上げを開催しようと思っています。
17:00頃から新橋銀座東京方面にて(←アバウト)
参加ご希望の方は、5/2 18:00までに神矢修までメールにてお申し込み頂けると嬉しいです。たぶんひとり、ふたりぐらいならそれ以降でもぎりぎり…?

setohayafactory@yahoo.co.jp
↑コピペでご利用下さい。

申し込みに時間の余裕が無くて申し訳ありません。
言い訳ですが、私も今回は余裕無くて…(苦笑)
たくさんの皆様とお話出来るのを楽しみにしております。


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