【シュークリーム作成日誌】

2003年07月09日(水) ここぞとばかりに

なにやら、テストが終わったら急にまた仕事が忙しくなりました。
テストの直前は、割りと定時で帰れたからいっぱい勉強できたのに(TOT)
いきなり残業の嵐ですよ…。

あ、そう言えば試験は合格でした!
凄い点数良かったですv
学生の頃からあまり優等生とはいえなかったので、いい点取った記憶もあまりない神矢としては、なんだか凄く嬉しいです。

資格試験だから、足切り点が決まっているだけなので、それ以上なら何点取っても別にどうということは無いのですけれどね。2次試験にも全然影響ありませんし。
ただ、気になるのは今年は全体的に平均点がかなり高かったようなので、それに応じて2次試験の採点が厳しくなるんじゃ…ということです;
例年は、半分ぐらい落とされるらしいし。どうなるんだろう…。


それはそうと、試験が一段落したということで、早速遊びです。飲みです。
昨夜は更紗さん似の美女と夕飯をご一緒させて頂きましたv
相変わらずの美貌でお出迎えして下さった宇多津さん、ありがとうございます。
今回は神矢のチョイスでイタリアンでした。どうもネタと言うと、和食かイタリアンになってしまうのですが・・・。何か新しいネタを開拓せねばなりませんね。
とにかく、同じお店に4時間も居座ったのはどうかと思いますよ(笑)
例に拠って喋ってばかりいたので、あまりたくさんも食べなかったし;お店には申し訳なかったかな?
でもワインのフルボトルも飲んだし、いいですよね?
支配人がいちいちワインを注ぎに来てくれるのが、微妙に申し訳なかったですが(苦笑)
楽しかったからいいや☆

今回は宇多津さんから素敵なお土産を頂きましたv
あの、最近出てる仔鹿のマスコットのBabieちゃんの携帯ストラップなのですが。
なぜか、ブルーのバンビと一緒に、手錠が…。
なぜ手錠;
しかも煽り文句が「バビエがあなたをつかまえちゃうよ!」です。
それを見た神矢の感想:「もうこいつうvとっくに捕まってるってばvvv(←アホ)」
宇多津さん、相変わらず素晴らしいネタをありがとうございます。
対照的に、私はいつもながら芸のないお土産でごめんなさい;
西洋和菓子銀のぶどう、と一応お店そのものがネタで、中身が紅茶味だったり珈琲味だったりハチミツ味だったり…。いえ、もういいです。なんかコメントのしようがない;


この日の日記がお気に召しましたら




2003年07月08日(火) SS部屋更新

復活記念というわけではございませんが。
SSを一本アップしました。
復活第一本目だというのに、とっても暗くて読後感の悪いお話です(苦笑)
最近痛い話がマイブームの模様。



2003年07月07日(月) SSS#51「瀬戸口×速水  ラブラブ」

【7月7日の星祭り】






世間知らずの速水は、七夕は恋人たちのための行事なのだという瀬戸口の言葉をそのまま信じていた。
なので、瀬戸口がこうして自分の家でもないのに勝手に速水の部屋に上がり込んだ挙句に、勝手にソファで寛いでいることを怒ってはいなかったし、それどころか喜んでさえいたのだ。
なにしろ瀬戸口にはたいそうたくさんの恋人がいるのに、七夕の日に一緒に過ごす相手に速水を選んでくれたのだから。
これは快挙だ。と素直な速水は思った。
嬉しくて嬉しくて、小声でハミングしながらコーヒーを淹れる。
といっても速水が知っている歌はほんの少ししかない。
今の気分に突撃行軍歌はそぐわないような気がしたので、SweetDaysを歌う。
その歌すら瀬戸口に教えてもらったものだ。
コーヒーを持って行くと、瀬戸口はにっこり笑ってありがとうを言った。
部屋の片隅には瀬戸口が持ってきた小さな笹飾りがある。
この人は一体、どこでこういうものを手に入れるのだろうか。
速水は自分のぶんのミルクティーを手に瀬戸口の向かいに座ろうとしたところを制される。
ひざの上に座れというのを、紅茶が危ないからと丁寧に辞退して自分の定位置に腰を降ろした。
けして本当のところは速水自身の身が危ないからといった理由ではない。

「速水。知ってるか?」

やがて瀬戸口がそんなことを言い出した。
速水だけが知らないことだが、瀬戸口がこんな風にもったいぶって話すことは大抵嘘である。

「笹飾りには、昔から恋人たちを幸せにする不思議な力があるって言われてるんだぞ」

『笹飾りに願いごとをすると叶うって言われてるんだぞ』なら正しい。

「そ、そうなんだ...」

速水は瀬戸口の言葉を真に受けて、ぽっと頬を染めて小さな笹飾りを見遣った。
ちなみに瀬戸口と速水は正式に恋人同士というわけではない。
速水には自分から告白するような勇気と自信はなかったし、瀬戸口は.........謎だ。
自分に片想いしている速水を見て楽しんでいるとしたら、大層趣味の悪い話ではあるが。
ともかく、何事か企んでいる瀬戸口は、ひょいとソファから立ち上がり、何を思ったか笹飾りの下に座り込んだ。
ちょいちょいと手招きする。
何の疑いもなく近づいていく、かわいそうな速水。
瀬戸口は、向かい合って座る速水の小さな手を柔らかく握り締め、極上に甘い微笑みを浮かべる。
見とれて鼓動を早くしている可愛い少年は、もはや誰かの思う壺だ。

「速水」

うっとりした声で、瀬戸口が囁く。速水以外の目には果てしなくうさんくさい。

「キス…するよ?」
「えっ!?」

ただでさえ大きな目をまんまるに見開く速水に、瀬戸口は生真面目な顔を作って片目を瞑ってみせる。

「昔から、笹飾りの下にいる可愛い子にはキスをしていい事になってるんだ」

それはクリスマスのヤドリギだと、ツッコミを入れられる人間はこの場にはいない。
瀬戸口はしなやかに腕を伸ばし、小さな顔を紅く染めてうろたえる速水のその細い肩を抱き寄せる。

「速水は嫌って言えないよ。
 この習わしでキスされる子は、断われない決まりになってるんだから…」

性悪なセリフを舌に乗せながら、瀬戸口は自然な仕草で顔を寄せ…。
くちづけかけて、窓を見た。
速水を抱いた左手と、反対の手でカーテンを引く。
意味ありげに目を細めるたいそう蠱惑的な男の笑顔と、その腕の中の華奢な少年の背中がカーテンの向こうに遮られ、善行は「おのれ」と口の中で呟いた。
せっかく七夕の夜、新たに出来上がる恋人たちを祝福してやろうとしているのに。
ひとの好意をなんだと思っているのか、あのけしからん男は。
善行は憤然として手の中のデジカメを見る。
せっかく速水との初ちゅー記念写真を撮ってやろうとしていたのに。
当人達にしてみれば大きなお世話なことを考えている髭面の胸ポケットで、携帯電話が震えた。

「はい。何ですって!新市街で芝村さんと来須くんがデート中!?
 すぐに向かいますよ!!」

満天の星空の下、満タンの士気で走り去る善行。
残された窓辺には、一年ぶりの再会を果たす天の恋人達にも負けないほどの愛の囁き。
くちづけの合い間に、速水は問う。

「ねえ、ほんとに、僕でいいの?」

思わず笑い出す瀬戸口。

「判ってないなあ、あっちゃん。
 あっちゃんは、俺の元に落ちてきてくれた星みたいなものなの。
 普通じゃ手が届かない。俺には勿体無いくらいだよ」

「瀬戸口さん…」

「…好きだよ」

少し掠れた声が少しだけ切なく響き、速水は長い睫毛を伏せた。
うっかり泣きそうになる。
嬉しくて、涙が零れそうになる。

「僕も…瀬戸口さんが好きだよ」

折角勇気を振り絞って言った愛の言葉は、半分、瀬戸口の口に食べられてしまった。
そして、それから続けようとした言葉も、全部。

一年に一度の星祭りの夜。
星に願いを掛けるなら、ただひとつ。
ずっと、あなたと…。






Fin

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

えー、砂を吐かないで下さい。砂を吐かないで下さい。
私が書くらぶらぶなんてこんなものですね。試験も終わった事だし、折角七夕なので甘いお話を書いてみようと思ったのですが;
七夕に限らず、瀬戸口にとっては一年365日、恋人たちのための日でしょうけれどね(笑)


そんなわけで今日!もう、昨日か…(7/7 0:30現在)やっと、試験が終わりました。
やるだけやったっ!明日の昼には合否が判定するので(早)それで8月の予定が決まります。受かってたら2次試験の準備をするのだ。
まあ、落ちても受かっても7月は遊び倒しますけれどねv
で、落ちても受かっても8月の夏コミは行きます!
例によって一般参加か。どこかで売り子をしているかは判りませんが。
いつもぎりぎりになってしまうけれど、今回は早めに夏コミオフ会の告知を出して、参加者を募りたいと思います。
まだ詳細も決定していませんが、瀬戸口と速水への愛に溢れた宴に加わってやっても良いという方は神矢まで(笑)
いつも参加して下さっている方たちも、とても気さくな良い人たちばかりなので、初めての人もどうぞお気軽にv

とか、勧誘してみる(笑)

しかし…普段使わない頭を使って勉強していたのが、これで晴れて自由の身だ。
久々に遊べるのだと思うと、ちょっと涙が出そうです。
まずは水曜日に宇多津さんとデートのお約束をしていますv楽しみ〜vvv
6月中に誘って頂いていたのですが、流石に行けず…(苦笑)試験終了したのでさっそくリベンジなのです!


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2003年06月26日(木) ときメモGS語りその5 氷室零一について

さて、散々語りまくってきたときメモについて。
この回でひとまずキャラ紹介はおしまいです。また誰かでプレイした時にはまた感想を書くかも知れません。
次回プレイ時には、宇多津さんお薦めの姫条くんでチャレンジしてみましょうか。

というわけで、栄えある(?)三人目のクリアは、アンドロイド教師氷室です。
そう、神矢が初プレイで挫折した例の人です。


【氷室 零一(ひむろ れいいち)】

オープニングに出てくる眼鏡の美人です(笑)リベンジしました。(…復讐?)
寒そうな名前。本人はクールな熱血教師(どっちだ)。3年間PCの担任を務める。表向きの趣味は試験問題作り。PCのテストが悪かったりすると滅茶苦茶恐い。が、赤点3教科以上取ると補習を受けることになり、PCのせいで疲れた氷室の貴重な寝顔が見られるので一度はやっておきたい。
ブラスバンド部の顧問で、意外にもピアノがとても上手い。
たぶんゲーム登場人物中一番のクールビューティー。
怠け者が大嫌いらしいので、多分現実に居たら私なんか虫扱いされそう。
どんなに親しくなっても「零一さん」以上の呼び名を許容してくれない、心の狭い大人。葉月なんて「けいポン」とか呼んでも許してくれるのに。実際呼びやしないが。でも葉月は、「けいポン」とは呼ばせてくれるのに「王子サマ」呼ばわりすると怒るのはどうしてだろう。文化祭では入れ込み過ぎてセリフ間違うほどノリノリで王子様やってたのに…。
いや、それはいいんだ。これは氷室語りでした。
しかし…生徒のいっぱいいる校門前で、先生に対して「零一さん。一緒に帰りませんか」と声をかけるのは非常にマズイような気がする;まだ奈津美みたいに「ヒムロッチ」呼ばわりしたほうが危険度は低いと思うのですがどうでしょう。

葉月よりはまともに人間と交流しているらしく、ジャズバーのマスターとは小学校時代からの親友。休日に時々店でピアノを弾いている。一緒に旅行に行くぐらい仲がいいらしい。
マスターはそこそこの容姿で、姫条を氷室と同い年にして、大人の余裕を加えて老獪にしたような(?)雰囲気の持ち主なので、ホモ萌えしたい方はこちらでどうぞ(いらぬ世話)その場合多分氷室が受け(大きなお世話)プライドの高い受けってイイですよね(その話こそもういい)

いやいやいやいや。
私はこのときめもGSに関してはホモを推奨しないのです。健全な女の子向けゲームですからね。ボーイズラブじゃないです。いくら可愛いのから美形から色モノまで揃ったピチピチの男子高校生がいっぱい出てきても。チタンフレームの眼鏡の似合うクールビューティーな先生が出てきても。ダンディな謎の中年(←失言)が出てきても。小学生の可愛い弟が出てきても(危)。優しそうな謎の美少年が出てきても。
PCあってこそのこのゲーム。女の子そっちのけでカップルとなることまかりなりません。PCだけじゃなくて、友達として登場する女の子たちがめちゃくちゃ可愛いんですよ。
彼女たちとエンディングを迎えるのもいいかも知れません。………百合ですか?(苦笑)

氷室の話をしていたのにいつの間にかまた話題がずれてしまいました。氷室ホモ疑惑のせいで。(違います)
クールな鬼教師で、アンドロイド疑惑があるほどのスーパー教師な彼ですが、例によって恋愛には免疫が薄い模様。PCに対する感情値が好き以上になると、様々な奇行で楽しませてくれます。
体育祭のフォークダンスで、PCに「手をつないで下さい」と言われ、「な!?君、は、何を…」と、どもりまくり。フォークダンスですよ先生。動揺しすぎです。
いちばん楽しかったのは初詣。混雑のなかはぐれないようにと、友好状態なら「私の服の裾をつかんでいなさい」と冷静に言ってくれるのですが、恋愛状態になると「私の手を握っていなさい」…声が裏返ってます、先生。「恥ずかしいなら無理しないでも…」と言うPCに「恥ずかしくなどない!」とムキになる30歳美形独身教師。可愛いんだかなんなんだか…。

国際A級ライセンスの持ち主で、ドライブが趣味。ドライブデートで彼のスピード狂らしい一端を垣間見ることが出来る。ドライブ中、PCが先生の横顔に見とれていると、照れまくって困ってくれる。やはり氷室先生は…可愛い…のか?
こんなに恋愛に純情な30歳ってどうなんでしょうね。想像つかないので何ともはや。
でも、氷室先生はめっぽう顔がいいので、多少(多々?)の奇行も可愛いと好意的に受け取ってもらえる気がします。
美形って得ですね。



やや投げやりな結論が出たところで(笑)。
そろそろ逃避行動もこのぐらいにして、勉強に専念しなくては。
あと一週間とちょっと。まだ覚えてないことなら山ほどあります。
またしばらく日記も更新出来なくなると思いますが、暖かく待って頂けると嬉しいです。
こんなヘボ日記でも目を通して下さっている優しい皆さんに感謝しつつ。



この日の日記がお気に召しましたら



2003年06月25日(水) ときメモGS語りその3 蒼樹千晴について

さて一昨日に引き続き、懲りずにときメモGS語りの時間です。
今日のご紹介は神矢の一番お気に入りの子です。
なんでしょうね。例えるなら、青速水の外見を持つ白速水、みたいな?
いや、白あっちゃんほど最強じゃないですね。冗談のように気が弱い白あっちゃん…?
段々かけ離れて来たような気がします。
無理な例えはやめて、キャラ紹介行きましょう。



【蒼樹 千晴(あおき ちはる)】

ちはるちゃんor千晴くん。蒼樹とはほとんど呼ばれない。
松尾芭蕉を松尾と呼ばないのと一緒(どういう例えだ)
GSにおける館林見晴。つまり隠しキャラ。葉月同様、館林の100万倍は可愛い。
だが隠しキャラであるがためにイベントもろくすっぽ無く、スチルもエンディング含めて2枚しかない。葉月なんてエンディングのみで3枚もあるのに...。
こんな可愛い子を隠しキャラにするなんて!勿体無い!!と、ファン大暴れ。私も暴れた人。
ぜひともコナミには、ちはる関係を充実させて「ときめもGS完全版」を出してもらいたいくらいです。

千晴シナリオの欠点は正に隠しキャラであるというその一点に尽きます。デートすら出来ないなんてっ;
唯一のデートのチャンスであったあれすら、あの始末でしょう…(伏字?)折角ちはるちゃんの好きそうなピュア系の服をPCに着せて準備万端だったのに…。いや、ちはる攻略時は他の誰ともデートなどしないから、いつちはるちゃんと会う事になってもいいように、そのためだけにピュア系の服をすべての季節分用意していた私はアホです。やりきれない。
例のイベント後最後のメールを受け取って、「ちはるのバカ!意気地なし!!(←ハイジ)」と子ヤギのユキちゃんに跨って走り去りたい気分になりました。
それでも私はちはるちゃんが好きです(泣)
見た目も好きですが、とにかく性格がめちゃくちゃ可愛い。今時どこにもいないほど、ピュアでナイーブ。
ナイーブなんて言葉、普段使ったことないよ…。

アメリカから単身来た留学生で、日本語が不自由。家族に宛てたメールがアドレス間違いでPCに届いてしまったことからメル友になる。
「ちはる」という名前からPCはしばらくは相手を女の子だと思い込んでいる。
実は時々街で道を訊ねてくるブルーヘクサ(違)の少年がちはるちゃんなのだが、お互い相手がメールを遣り取りしている相手だとは気付かない。
ちはるちゃんは、親切に道を教えてくれたPCを好きになり、町で見かけては頑張って話し掛けようとします。
でもうまく喋れず、結局いつも道を聞いてはお礼を言ってさようなら。不器用。
確かにナンパとか最も不得意そうな人柄。終盤、わざわざPCの学校まで来て待ち伏せ(?)してまで話し掛けたのに、挨拶だけで帰っていった姿には涙が出そうになりましたよ(笑)
早い段階で日本語そのものは上手になっていたので、緊張のあまり上手く喋れなかったものと思われ。
可愛いけど可哀想。

序盤でPCのメールのいい加減なアドバイスを鵜呑みにして、日本語の勉強に時代劇を見るちはるちゃん。次回に会ったときにその学習成果が伺えます。メールを「これにてごめん」で締めくくる彼。可愛いです(←鬼か)
言葉は上手くなくても、ちゃんと友達はいるらしい。男友達に遊園地に連れて行ってもらって「こういう所には彼女と来い」と叱られたそうです。
でもその友達もやさしいですよね。文句言いつつもちゃんとちはるちゃんを遊びに連れて行ってくれるんだから。
その友達の顔が見られないのが返す返すも残念です。カッコよかったら尚良かったv(←待て…私は彼らに何を期待しているんだ…;)

「伝説の木の下で待っています」な、きらめき高校(懐)の生徒。ちょっと可愛いデザインのはばたき学園のブレザーばかり見ていたので、飾り気のない学ラン姿が新鮮でした。
ていうか、彼は私服のセンス無さ過ぎ。特に春先には会うのを避けたくなってしまう。
なぜ蒼髪の彼に紫のセーターを着せ、真っ青な上着を着せてしまうのだ。色指定したスタッフを体育館裏に呼び出したくなる。
葉月など他のキャラには、ときめもである事にそぐわず(?)割りとまともな服を着せているだけにやりきれなさ倍増。
その反動(?)か。制服すがたは異様なまでに可愛い。似合うとかだけでなく、顔の作画そのものが可愛い。特に照れ顔など出てくる男のなかで一番可愛いのではないだろうか。世界征服も夢でない可愛いさ。「速水並」といえば理解しやすいだろう。

彼の攻略にはPCのステータスが影響してきません。なので極端に言えばずっと寝まくっていてステータスオールゼロでも問題なし。
けれど、途中で彼が外交官を目指していることを知った私は、「きっとちはるちゃんは一流大学に進学するに違いない!」と急にPCに猛勉強をさせ始め、「やっぱりちはるちゃんに相応しい女の子にせねば!」と総てのステータスを鍛えに鍛え、エンディングでは無駄にすべてのステータスを200弱までに上げました。バカです。入れ込んでますなあ(苦笑)
そしてやっぱり他校の生徒なので、悪い噂(...)が影響してこないため、爆弾がボンボン爆発してても攻略に影響なし。なので、私はこの回には他の男の子と一度もデートさせませんでした。毎週日曜日にはちはるを探してひとりで買い物に出かけまくる日々。
おかげで初めて葉月に爆弾点灯しました。
しかし、帰り道でPCの顔を見るなり拗ねた様子で走り去る葉月はとても可愛かったので微妙に得した気分です。
しかもその後爆弾が爆発したとき、弟にPCが葉月を傷付けたという噂が流れていると教えてもらった時には、楽しくてニヤニヤしてしまいました。
まるで「あの」葉月がPCに体よくあしらわれて相手にしてもらえなかったかのようで(状況だけならそうなんですけれど)。これを喜ぶ私はたぶん頭おかしいです。おまけに歪んでます。

話を戻しましょう。
ちはるちゃんは日本語のボキャブラリーが少ないため、返って一生懸命ぶりが伝わってきて、私は彼の話し方がとても好きです。礼儀正しいしv
エンディングで、PCにきちんと自己紹介をしたいと言う彼。名前とか学校の事とかを言った後、「今は、あなたに恋をしています」。
知ってもらいたい自分の属性として、そんな事を言うちはるちゃんの告白はとても可愛かったです。
さてさて、私はちはるちゃんについて語る間に何回「可愛い」と言った事でしょう(笑)
でも本当に可愛いんですよv
あ、ちなみに私服の外見は大人びてるので、最初はてっきりPCより年上だと思っていました。
でも学生服を着ると途端に可愛い。照れ顔もびっくりした表情もみんな可愛いです(もういいって)
ああもうっ!返す返すも彼のスチルの少なさが口惜しいです。
しかもエンディングでない唯一のスチルが横顔なんて!その直後のふっとこちらを振り返った顔がいちばん可愛いのに!!(暴動)



この日の日記がお気に召しましたら




全く話は変わりますが、ウチの両親は健康マニアです。
テレビなんかで身体に良い食材が紹介されたりすると、すぐに買ってきます。
で、次の食材が紹介されると前のの存在を忘れます。
結果、継続性が無いのでそれで体調が良くなったという記憶はありません。
現在はヤクルトを飲まされています。日に三本も(苦)
体調が良くなったかと訊かれたので、大して変わらんと答えたら、日に5本飲むように言われました(死亡)
私のことを気遣って言っているのは判るんですが、流石にそれは聞けない。
あんな甘ったるい物そんなに飲めません。
返って太りそうです。
ありがたいやら、何とやら…;



2003年06月24日(火) SSS#50「瀬戸口×速水」

【星月夜のできごと】



晴れ渡った夜空の下、佇む男の姿は大きな影だった。
星は降るばかりに近く、春とはいえ夜の空気は吐息を白く濁らせるほどに冷たい。
髪を梳く風はしっとりと重く、幽かに花の香りがした。
プレハブ校舎の屋上で、瀬戸口は迎えが来るのを待っていた。
夜半を過ぎるまでに来るという話だったのに、使者はなかなか姿を見せない。
早く出撃すれば、それだけ早く終わるのに。
瀬戸口は少しの苛立たしさを紛らわせるべく、ポケットから煙草を取り出そうとした。
その手が、上着の中に滑り込んだところで止まった。
キシリと、トタンの屋根が鳴る。
やっと来たかと舌打ち寸前の表情で振り返れば、それは待っていたのとは別の人物だった。
小柄な制服姿が、闇の中で白く発光するようだ。
瀬戸口は視線を逸らす。
真夜中に見るには、彼の姿はあまりにも眩しい。
後ろ姿のまま所在なくなった手をポケットに突っ込む。
彼の前では煙草は吸わない事にしている。

「もう夜中だぜバンビちゃん。
 俺への愛の告白じゃないのなら、坊やはもう寝る時間だ」

目を逸らしたまま、いつものはぐらかすような口調で嗜める。
子供扱いされた速水は、珍しく怒らずに神妙な声を出した。

「もう大人の時間?」
「そう、大人の時間」

血と殺戮と欲望塗れの大人の時間が始まる。
速水のような子が起きていていい時間じゃない。
納得した様子の彼は帰るかと思ったが、そのまま瀬戸口の斜め後ろにちょこんと立った。
彼が両手を背中で組んで、小首を傾げて自分を見上げている様が、振り返らなくても気配で判る。

「帰らないのか?
 ひとりで寝られないなら俺が添い寝してやろうか」

出来もしないくせに、瀬戸口はからかうような声でそんな事を言う。
速水と添い寝などしようものなら、瀬戸口はきっと一睡も出来ないに違いない。
夜空の高みに輝く星の如く瀬戸口を照らすばかりで、その手の届かない少年は何かを言いかけて口を数度開閉させた。
数秒かかって、言葉を紡ぐ。

「僕のベッド、小さいから」

遠慮した、らしい。
彼らしい配慮に苦笑が漏れる。
嫌だと言って瀬戸口が傷ついたりしたら困ると思ったのだろう、優しい彼は。
本当に、優しくて、可愛くて、愛しくて、たまらない。
だから、触れないし、踏み込ませない。
瀬戸口のような男と関わらない方が、この子は幸せになれる。
速水が帰ろうとしないので、瀬戸口は自分が移動することにした。
約束した場所を離れてしまうが、どうせ連中は瀬戸口がどこに居たってすぐに見つけるだろう。

「じゃあ、俺。もう行くから」

片手を上げて、その場を去る。一瞬視界を掠めた速水の大きな瞳は、晴れ渡った夜空を映してとても綺麗な色あいだった。
びっくりして見開いた目。

「どこ行くの?家に帰るの?」

帰ると言ったら、一緒に帰ろうとついて来るだろうか。

「いや…綺麗なお嬢さんのとこ」

速水がついてこないように、そんな風に言った。
実のところ、そんな予防線は無意味かもしれない。速水が瀬戸口と一緒に居たいと思うとは限らない。
だから、あらかじめ彼を拒むのは瀬戸口の願望の現れだ。

「じゃあ…また明日。だね」
「ああ、また明日。バンビちゃんも早く帰れよ」
「うん。おやすみ」
「おやすみ。良い夢を」

瀬戸口は、結局一度もまともに速水の顔を見ないまま、屋上を後にした。




***




校舎の屋上にひとり残された速水は、うっすら涙の浮かんだ目を手の甲で乱暴にごしごし擦った。
今日もまた、瀬戸口とろくに喋れなかった。
最近全然話していない。避けられているような気がする。

「僕、もしかして嫌われてるのかな…」

口に出したら余計悲しくなった。
瀬戸口と仲良くなりたかったのに。
恋人にしてもらうなんてきっと絶対に無理だから、せめて友達になりたいのに。
もしかしたら、そんな必死の想いが伝わって、鬱陶しいと思われているのかもしれない。
速水はしょんぼりと肩を落とし、とぼとぼと元気のない足取りで階段を降りて行く。
明日はもう少し話せるだろうか。
近くにいるのにとても遠い、大好きな人を想う。
ひとりぼっちの帰り道、降るような星の下。
速水の細い肩に落ちかかる、蒼く透明な月あかり。




やがてどこかとても遠いところで、少年の夜を守るべく澄んだ鈴の音が響き始めた…。



Fin

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

勉強の合間に息抜きしてみました。
近頃の私の食生活は悲惨の一言です。吉野屋とマックにお世話になりっぱなしです。
や、会社の帰りに学校に行ってて、終業と移動時間と授業開始時間がぎりぎりのローテーションなんです。自然と時間がなくても食べられるものに。お昼もサンドイッチとかで簡単に済ませてあと勉強するという生活なので、そろそろ野菜を食べないと死ぬような気がしてきましたよ。
応急処置として会社で野菜ジュースを飲んでいたら、友達に「二日酔いの中年みたい」だと言われました。
お、おのれ!人がどんな思いでこんな食生活を送ってると思ってるんだ!!(泣)


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2003年06月23日(月) ときメモGS語りその3 葉月珪について

昨日に引き続き、神矢の勝手にときメモGS講座☆のお時間です。
今日からはキャラクター紹介。と、言いましても神矢がクリアした三人についてだけですので、全三回で終了です!
PCにはOVERSSYSTEM介入中につき、紹介は独断と偏見に満ちているのであまり本気に取らないように。
ちなみにネタばれの嵐ですので、変な刷り込みを避けるためにも未プレイの方は避けた方がいいかもしれません。




【葉月 珪(はづき けい)】

GSにおける藤崎詩織。だが詩織より遥かに好感が持てる。
たぶん全キャラ中いちばんプレイヤーの人気が高いんじゃないでしょうか。コナミ、今回は目論見どおりって感じですね。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能でモデルもやっていて、祖父がドイツ人なクォーター(金髪翠眼)というド派手なプロフィールと、趣味が昼寝とジグソーパズルという地味な性格を併せ持つ男。
言葉のキャッチボール(笑)が苦手で、中学時代は殆ど友人がおらず、好きでもなく孤高を保っていた模様。高校に入ってもそれが改善された形跡は見られない。私としてはその辺のフォローが欲しかった。PCとたくさん遊ぶうちに明るくなって親しみやすくなる葉月とか。いい噂が流れるとか。
心を開く相手がPCだけとはあまりにも寂しいような気がします。あの年頃の男友達って大事だと思うんだけれど(←大きなお世話)
しかし…確かに彼は会話がし辛そうな人です。ゲーム序盤で、彼とまる一日デートしたらしいPCがどうやって話題を繋いだのか非常に気になります。親しくなると、自分が友達がいないことについて「俺と話すとみんな疲れるだろ」と、冗談めかして言う葉月。彼自身は普通に話しているつもりらしいので、自分からそんなことを考えるとも思われず。誰かに「おまえと話すと疲れる」とか言われたのかと可哀想になります。
それにしても気になるのは、彼自身は校舎裏に住む猫の一家以外友達がいないような事を言っていますが、時々話しているらしい守村はどうなるのでしょう。「僕は彼と話すの好きです」とか言ってくれてたのに。守村は友人に入らないのだろうか。バナナがおやつに入らないのと一緒で(植物繋がり)
どこでもそこでも眠くなったら寝てしまう。公園で昼寝するのがお気に入りという、アウトドア派の引きこもり(←矛盾)
道を歩いている時に眠くなったら道端で寝るか否かで、氷室先生ともめていました。あのふたりの会話好きですv
子供の頃の御伽噺を延々覚えていて、エンディングでは王子になりきって告白してくれる。ある意味乙女。
上手くすれば三年目の文化祭でシンデレラの王子様姿を見られるが、異常なまでに良く似合う。やはり白い舞踏服は金髪が一番似合うのかも。人によってはこれがベストショットだとおっしゃいますが、私はクリスマスのスチルが一番好きです。キラキラ。美人。
キラキラといえば、彼のエンディングの一枚絵はびっくりするほどキラキラです。こんな黒目がちだっけ?と目を疑いました。「新作のギャルゲー、今回のヒロインはこの子です」と言われればそうかなとうっかり納得してしまいそうなほどキラキラ。
プレイヤーの間では彼の呼称は「王子」で通ってるらしいですが、私にはどうもなじめません。
いや、彼は確かに王子なんだろうけれど。間違いないんだけれど。
たとえるなら、舞は王子でも違和感ないけれど、瀬戸口に王子はないだろう。みたいな感覚。
序盤では感情の起伏が良く判らない人だが、後半好感度が上がってからの変身振りはびっくり。
デート後の雨宿りイベントの彼に驚いたプレイヤーは多いはず。何時の間にここまで好かれていたのか謎。まるで思いつめた瀬戸口…(汗)
死ぬほどこッ恥かしいせりふを真顔で言ってくれる彼に乾杯。こんな人だと思わなかった…。もっと無気力な人だと思ってたのに。
全てにキャラにいえることですが、エンディングで彼らがバストショットのアップで喋ってくれるのは、プレイヤーに話し掛けている感覚にするためなのでしょう。だがしかし、いまいちPCとの同調率の低かった私は、「いちばんいいアングルから、カップルの告白の瞬間を除き見ている奥様戦隊」みたいな気分になってしまいました。
葉月の話から逸れました。軌道修正。
ともかく、どことなくアホで子供で可愛いです、葉月は。
熱心なファンがいるのも判る気がする。
てか、神矢も葉月好きですよ、GSの中では2番目くらいに。だって、全キャラ中たぶん一番顔がいい(←わかりやすい/笑)



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