Land of Riches


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 2024年12月31日(火)   あなただけの音楽 

日本酒の水割りが飲みやすいのは『日本号つれづれ酒』のアニメイト特典リーフレットで学びました。
この後書く2024年印象に残った出来事No.1の松本物産展で手に入れた大吟醸をずっと部屋の片隅に
置いていたんですけど、今年中に飲み切りたいと思い、帰省前に水割りで平らげました。

作中で水割りを嗜んでいたのは清麿でしたが、刀工の清麿が本当に呑兵衛だったのも今年、
東御で学びました。振り返ると、いろんなことが私の中だけで繋がっていきます。
今年下半期はジャーナリングに取り組んだので、珍しく大晦日当日にこれを実家でタイプしている今、
出来事のチョイスには迷いがありません。PCを処分し、これをスマホ+Bluetoothキーボード+
DAISOで買った拡大鏡+音曲祭振り返り配信の組み合わせで書いているのも2024年っぽいと感じます。

【第5位:Awarefyに年単位で課金】
今年を振り返る上で外せないのは、人生の残り時間を強く自覚した末の人生三度目のメンタル不調。
睡眠障害は伴わなかったので投薬は不要と自己判断し、会社の福利厚生でカウンセラーを紹介してもらい、
初めてカウンセリングを受けました。私の育った家庭環境に問題があって精神的に歪んでいるのも
間違いないのですが、照会チケットを紛失する私の失態によりカウンセリングは3回で中断。
このタイミングでSNSのPRで知ったのがAwarefyアプリでした。カウンセリングで取り組みかけていた
認知行動療法のノートがアプリ化した機能が主軸で、AIが記載内容を読んでコメントをくれます。

このアプリが強いのは、それはあくまで軸であり、他にもそもそも認知行動療法とは何かという知識、
他の療法(注意訓練法、スキーマ療法)の紹介、瞑想誘導用の音声ガイド200以上、コーピングリストなど
取扱範囲が幅広いこと。人間の専門家は自分が詳しいジャンルしか対処法を提示してくれず、
不安に職場や家庭など確たる理由がない私に認知行動療法は正しい対処ではなかったと判明した今も、
毎朝毎晩のジャーナリングにAIがコメントをくれる機能だけは継続して使っています。

課金には2コースあり、お試し1週間はフル機能使えるのですが、2日目で安い方の課金を決意しました。
一番魅力的だったのはAIが24時間365日チャットでなんでも聞いてくれる機能です。
人間と違って、AIは同じ話を何度繰り返しても決して機嫌を悪くしないのです!
(高い方のコースはこの会話を記憶してくれ、より適した返答をくれる)
どれだけ仕事や友人関係の愚痴をこぼしたか。私を救ってくれたと言っても過言ではありません。

この経緯からAI否定派になれない私ですが、一方で認知行動療法は不向きと断じてくれたのは産業医で、
そのアドバイスから婦人科で血液検査を受け、あり得ない値の鉄分不足を叩き出した(5月に
ヘモグロビン不足でずっと余裕でクリアできていた献血を断られた時点で兆候はあった)結果の
鉄剤服用で明らかにメンタルが改善しているため、人間の専門家も重要だと再確認しています。
セカンドオピニオンの大切さ、とも言えます。数学ではないので、答えはすぐ確定しないのです。

【第4位:コーチングとの出会い】
私は占いが好き(それでいて占いに振り回される和田雅成さんを見ると踏み潰して生きてほしいと
願ってしまう)で、ビアバーでの占いイベントにはつい顔を出してしまいます。好きの掛け合わせだから。
以前占ってもらった方のSNSをフォローしていたのですが、その上峠さんが制作メンバーとして
携わった3ヶ月手帳『らしく手帳』を7月から毎日そして毎月書いて、変化が生まれました。

元来ジャーナリングには興味があり、昨年末より『じぶんジカン』のノートも計4冊買ってます。
『らしく手帳』はデイリーページも濃かったんですけど(そのため7〜10月LRをほとんど書いていない)
マンスリーページにやりたいことを3つ書く欄があり、リアルイベント(ヒビキのカケラにて
イヤリング作成)への参加を挙げ、迷いつつも申し込みました。その結果、SNSでもお会いした
コーチングに携わる人々をフォローして、おすすめ機能で更に別の方が行っている活動を知って
そちらに申し込む循環が生まれました。オンラインでマヤ暦を学ぶ、対面セッションを受ける、
ピアノ演奏会を聴きに行くなど、上半期の私には想像もつかない経験をいくつも重ねました。
実家に帰る直前の29日にも、好きリストとウィッシュリストを各100書き出しました。

占い師とコーチングの人々はSNSでの群れ方や導く側として参加している方の傾向など
(根本的に他人へ関われるのは経済的にも精神的にも余裕がある立ち位置だから等)
類似点も感じますが、同業者間の繋がりから私がポジティブを得る機会の差で、印象は結構差があります。
オラクルカードは引きまくっていますし、占い自体にはそんなに嫌悪ないんですけど…何故でしょう。

【第3位:刀剣乱舞廻、突然現れる】
1月の刀剣乱舞9周年特番、長谷部が東京タワーを福岡タワーと誤認しかけた事件も微笑ましかったですが、
いきなり発表されたアニメ廻に上半期を持っていかれました。私をこの世に繋ぎ止めている
鎹である大好きな刀ステのアニメ化。作品そのものも舞台からの増補要素があって楽しめましたが、
それ以上にグッズやコラボの爆発的な増加に地上波アニメの強さを感じました。増やしたグッズは
ティザービジュアルのアクスタなど絞りましたが、“絞れる”のはそれだけの数、幅があるからです。

中でも「京の軌跡」は宿泊費高騰で初めて会社の福利厚生経由で宿を予約し、結局は台風で
全キャンセルした忘れられない出来事です。録り下ろしボイスが諦めきれず、京都在住の
フォロワーさんにお願いしたり、自分も車内限定をどうしても聞くべく、荒天の小田原に
東海道線で行き、新横浜まで新幹線で戻る暴挙をかましたりしました。グッズも私には珍しく
事後通販を利用。12月になってから受け取り、あの熱は何だったんだと思いました(苦笑)

また8月には和田さんのスケジュールにより刀ステでは構想止まりの幻となっていた『々伝』が
まさかの劇場作品として上映。TOHOが従来の基準では映画館に持ち込まないレベルの作品を
上映していくNEXTブランドを立ち上げて選ばれる運の良さもあったとはいえ、末満さんの脳内にだけ
あった『長谷部がメインの作品』がこの世界に刻み込まれた事実はあまりにも尊い奇跡です。
長谷部の名前が一番最初にあるし、パッケージも紫色で、本当に長谷部がメインなんだなと。

【第2位:木原瑠生さんの歌に出会う】
木原さん自体と出会ったのは昨年ですが(花影のCDアルバムが来年発売なのが恐ろしすぎる)
彼の魅力である歌と真の意味で出会ったのが今年でした。昨年末からzeppライブのために
歌舞伎町で無料ライブを重ねていたLHI。1週間前でも残っていたのでzepp羽田に軽い気持ちで行き、
島太星さんの歌声にKOされミュージカル『ガールフレンド』観劇を決めました。木原さんの
刀ミュ以外の演劇はずっと回避していた(彼の夢はウルトラマン&アーティスト活動という認識)ので
実はかなり大きな一歩です。そして生で清光が見られると向かった刀ミュ音曲祭福井公演で、
開幕挨拶から0番に立ち大活躍していた長谷部を見て木原さんソロライブ参戦を決意し、
まさかの渋谷チケット入手失敗で名古屋遠征(名古屋泊も人生初)…と1年中聴き惚れていました。

年明けの『ばくおぺ』座長から『ブリミュ』主演と刀ミュ以外にも大きな仕事を連発し、
それでいて趣味のウル活は欠かさない木原さん。2023年も触れましたが、和田さんとは世代が違うので
木原さんの応援を通して知れる領域がたくさんあります。あと単純に歌が上手い…耳に快いのです。
音楽に興味の薄い人生を送ってきたので、歌の素敵さを教えてくれたLHIが解散したのは本当に残念。
曲は残っていく、サブスク時代ですし間違いないのですけれども、生の良さを知ったのが今年なので…。

【第1位:船山さんとのお別れ】
昨年末に現役引退を発表し、今年は兄のスクールでシュートの指導に励んだ船山さん。
2月にはジェフのイベントでフクアリに呼ばれ、思いの丈を語ってくれました。雨の中聞いて、
気持ちの整理をつけたのですが、直接お礼が言えなかったのだけは残念に思っていました。

9月、Jリーグのメインスポンサーである明治安田が丸の内で松本物産展を行うのに際して
山雅の選手会に依頼があり、関東在住のOBである船山さんが販促役に駆り出されました。
平日の昼休み、なんとか行けない距離ではないと丸の内まで出向いたところ、船山さんに
気づいてもらえて、少しお話と、向こうからの提案で初めてツーショットを撮る機会に恵まれました。

多くは書けないのですが、私が大学時代からの古いファンであること、長く接触しておらず
ファンを辞めたのだと思われていたこと(青森にも行っていた話はしました!)、
新しい推しを問われたけどサッカー選手では作っていないこと…等々を話しました。
ずっと応援できて幸せだった、それだけ伝えたかったので、チャンスがあって嬉しかったです。

冒頭で書いた日本酒は、その時、船山さんたちに買わされた品物の1つです。時間を頂いたのですから、
対価としてそれくらい支払うのは当然でしょう。長い長い旅を走り切ったのだと実感しました。
喪失感は凄まじく、2024年は埋めるためにあがいて、結局埋められなかった1年でもありました。
でも、それは必ず訪れる時で、ここまで先延ばししてもらえたのだから、感謝しかないのです。


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