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2006年07月31日(月) 碧読了。

今日は家庭訪問2件のみ。
うち1件が田んぼのど真ん中にあって、しかもそこへは林の間の細い道を車で下っていかなきゃいけなくて。
どこから入っていけばいいのか分からなくて家の周り数キロをぐるっと2週しました・・・orz
ふと家の方を見たらお母さんが大きく手を振っていてくれましたよ・・・。
何とかかんとか家にたどり着いたら、「先生が来たから叫んでみたんだけど、気付かないで行っちゃうんだもんー」って言われたよ。
手を振ってくださってありがとう。Mちゃんのお母さん。
存在すると知ってても、やっぱり田んぼのど真ん中の家って初めて見たわ。





そんなわけで本題。
彩雲国の碧まで読了。現在青の2話目。
正直朔旬も縹家当主も嫌いじゃないです。こういう何事にも無関心装いつつ、実は誰よりも執念深いイカレたキャラは嫌いじゃないです。むしろ大好き。
妹にははぁ?とか言ってますが、この姉も長髪キャラ大好きです。むしろ自分が長髪キャラが好きだから妹に好きだと言われると微妙な心境に陥るのです。
藍〜碧は涙なくしては読めないから!と瑠璃ッシのお墨付きを頂いたのですが、ほんと泣きましたよ。
影月がぁぁぁああ!!香鈴がぁぁぁああ!陽月がぁぁぁああ!!
なーんて言いながらぼろぼろと。
最期の最期までただ全てを幸せだと言って死んでいく影月はすごい大人で、それでいて寂しいなぁと思ってしまいました。命の刻限が分かるから全てを幸せに生きようと思うわけであって、突然死が訪れてもきっと幸せだったといって死ねるのは一握りだっているかどうか。
だからこそ生きたいと願う彼がとてつもなく純粋で、優しく見えるのです。
そして何も言えずに影月を喪った香鈴がものすごく切なかったです。
言いたかった言葉を「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまったがために言えなくなるなんて、それ以上に辛いことはないと思うから。
だからこそ、最後に陽月が気まぐれを起こしてくれたことにすごく感謝。
いいな、ファンタジー小説。ハッピーエンド。
無事に香鈴と影月が結ばれて本当に本当に良かったです。
コメツキバッタが国試に受かるのはあと何年後かね〜w
そして、秀麗がいかによい官吏なのかを思い知った2冊だったりもする。すごいよ、この子。何より度胸が。
そして秀麗が良い官吏になればなるほど劉輝も頑張って良い王様になっていって。
良い王様と良い官吏というのも読んでいてとても面白いのですが、そうなるにつれてどうしても劉輝が切なくて・・・。
良い王様になればなるほど劉輝の願いと望みは砂のようにこぼれていくから。
あーーーこの子は幸せになれるだろうか・・・。(結局そこ
藍の最後とかもう切なくて切なくて。それでも「待ってる」しか言えないなんて・・・!

そしてほっとけば永遠に劉輝への思いを語りそうなのでここで打ち切り。






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