スナックおのれ
毛。



 4人姉妹の素直さ恐ろしさ。

 谷崎潤一郎の「細雪」上中下巻を、やっとのことで読みました。読み始めると早いのですが、読み始めるまでが長くて、3ヶ月がかりの大事業。その間、寄り道もありましたが、なんとか。
 読んで思ったのは女兄弟は怖い!四姉妹、おそるべし!身近なところで言えば、私の母リエコがちょうど四姉妹の三番目。田舎の四姉妹と関西の良家の四姉妹を比較するのはおかしいのかもしれませんが、本質は一緒だと思ってます。何かすれば、皆から非難をくらう・・・。私自身は弟と二人だけの兄弟なので、4人兄弟がいること、ましてやそれがすべて女だった場合のことなど想像もできません。ただ、つながりのようなものは、女同士の場合、おおっぴらで素直に表されるもののようですね。そこが、うらやましくもあり、怖くもあり。
 まるで本当に実在していたかのような四姉妹のお話。なんだか素直に面白いなあ、と思って読むことができました。


2006年06月08日(木)
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