みゆきの日記
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トモユキと大喧嘩。
私たちの喧嘩ってホントにあきれるくらい毎回パターンが同じであるうえに、 お互いひどく不愉快な想いをするだけで終わることはわかりきっているので、 もうしたくないんだけど、久しぶりにやってしまった。
最後には私がもう絶対出てってやる、ほんとに出て行くからね!と言いながら、 どこにも出て行く場所がないことに気づいてなんだかやり場のない怒りに襲われ、 ほとんど泣きながら、明日日本に帰るからね!!と言って寝室に飛び込む始末。 寝室の鍵をかけたものの、そうだ、トモユキは最近耳栓がないと眠れないし、 目覚まし時計がないと明日起きられないと思ったので、 リビングに引き返して耳栓と目覚まし時計をトモユキに投げつけて、 また寝室に戻って鍵をかけた。
ゆっくり顔を洗って、ついでにマスクもして、丁寧に肌の手入れをしているうちに、 だんだん気が静まって、でもトモユキに投げつけられた言葉が忘れられなくて 乱れた心のままベッドに入った。
当然、眠れなくて。 今夜はゲストルームのベッドかリビングのソファで眠り、 明日の朝は一人で起きて朝食もなく会社に行くトモユキの姿を想像したら、 やっぱりそんなことはできないと思い直して、 そっと鍵だけ開けて、またベッドに戻った。
菜子の寝顔を見ていたら、たまらない気持ちになっちゃった。 トモユキと喧嘩をすると本当に私には居場所がなくなる。
結局、トモユキがあやまって喧嘩は終了。 禁煙3日めでちょっとイライラしていた、と彼は言った。 ひどいこと言ってごめんねって。 でもねー、許したけどやっぱりどんな場合でも絶対に言ってはいけないことってあると思うのよね。 忘れちゃうことはできないからやっぱりちょっと悲しい。
でも忘れることにするか。 私にはトモユキしかいないから仕方ないよね。
昼間焼いたアップルタルトを二人で食べた。 これすっごく美味しいねって言ってくれたので、 私は完全に機嫌をなおした。 ほんとに美味しく焼けたんだよねー。 でもあのお砂糖の量は恐ろしい。菜子にはまだ食べさせられないわ。
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