みゆきの日記
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2004年06月23日(水) 別れについて

先週薬を飲み終えたら昨日生理がきた。
なんか重くてお腹が痛くて私は不機嫌。
昨日酔っ払って帰ってきたトモユキと喧嘩して大変だった。

トモユキは最近送別会とかで忙しく、私も日中友だちと会ったりで忙しく、
お互いに一応この国との別れを惜しんではいるんだけど、
新しい生活が楽しみでもある。
うん、変化を前向きに捉えられるっていうのはとても大切なこと。
っていうか、大人になるってこういうことなのか。
中学生くらいのときって引越しや別れはそれこそ人生の一大事だったものだけど、
今は、じゃーまたって感じで別れることがあたりまえになってしまった。
ここは海外だから、人々はみんなある程度このことを予期しているってこともあるのかもしれないけど。

今日、トモユキが食事に出かけたので私も菜子と二人で食事に出かけて、
夜の8時ごろ街を歩いていたら、以前働いていた会社の人とばったり会った。
4年くらいはたっていたはずだ。
私の記憶の中では生まれたての赤ちゃんだった彼の娘さんは5歳になっていた。
お久しぶりです、と言い、4年間の経緯ー日本に帰って結婚してまたこっちに来たんですーなどを
思い切り端折って話し、そしてじゃまたいつかどこかでなどといって別れる。
私は来週日本に帰るのだから、多分もう彼とは一生、二度と会わないのだろうと思う。
別に嫌いな人ではなかった。
趣味が一緒で、ダイビング旅行に何度か連れて行ってもらった。
バディを組んで一緒にもぐったこともある。
でも、もう人生は重ならないんだよね。
なんというか、必然性っていうものがないし共通点もないし暇もない。
逆に日常的に深くかかわっていく他人っていうのは、なんらかの共通点ないし必然性がある人なのかな、と思ったりする。
まあ別にそんなに深く考えるほどの話でもないんだけど、
ただなんとなく不思議に思っただけだ。
そんなの彼に限ったことではない。
他人と付き合うのってエネルギーを要することだし、嫌いじゃないってだけで
誰とでもつきあいを持続することは無理な話なのだ。

そして私は東京に残してきた友だちのことを考える。
東京にいた頃は、しょっちゅう会ってご飯を食べていた何人かの女友だち。
こっちに来てからは半年くらいに一度ぽつんとメールが往復する程度だった。
東京に戻ることが決まったとたん、メールのやり取りが活発になる。
7月に戻るから会おうよ、いいね、待ってるわ・・。
もちろん、そうでない友達もいる。
どこにいようと変わりなく連絡を取りあっている昔からの友だち。
でも、家が近いとか子どもがいるとかそういう共通項があることによってのみ
成り立っている関係っていうのもあるんだよね。

こっちではママ同士のお付き合い以外の社交活動とは無縁な生活を送っていた私も、
東京に戻ったらまた少しは再開させようかと考えていたりする。
そしてそのうち仕事を始めたいな。
私の未来計画。

しかし、その前に世界一周旅行が待っている。
相当楽しみではあるんだけど、今日NY−香港間のフライト時間を見て気が遠くなった。
16時間!!!
菜子にとっては苦痛以外の何ものでもないだろうなー。
ああ。やっぱり眠らせる薬をもらってくることを検討しよう。
日本のお医者さんはそういうものを出さないと聞いているから、
もらうならこっちでもらっておかなければ。
ロンドンにはトモユキは先に行くから、私ひとりで連れて行かなくてはならないのだ。
東京ーロンドンだって12時間なのよ。
明日病院行ってこよう。


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