2005年01月21日(金) |
ナビゲーターある鉄道員の物語 |
久々に友達と楽しく食事をして別の家に… たまたまやっていた映画ですが、とても考えさせられる映画でした。
実話だそうですが、会社のシステムが急に変わって斡旋業者からの仕事を受けないと生活していくことが出来ない状態にまでなるような…安く仕事を受けるために経験者の意見よりも、その場の監督にあたる人しだいで仕事が来なくなってしまうような人達の話でした。
イギリスの失業者がとても多かった時代の話だと思いますが、それにしても今にも繋がっているような考え方がありました。
全て入札により仕事を取っていく為に安く見積もりをだすので満足な仕事をする為、必要な人員さえ減らすという考え…
映画では最後1人ベテラン鉄道員がそういう環境のもと列車に轢かれて救急車を呼ぶ事もどうするか議論になるほどで、救急は来ても亡くなってしまうのです。 鉄道事故という事になると仕事をもうまわして貰えなくなるとの事で、最初は気が進まなかった人も道路へ運んで車による轢き逃げという事にしてしまうのです。 それでもやはり気が咎める為、遺品を家族に届けるのを元の仲間に託しに来て嘘をつき通すのですが、帰って行く3人の後姿がとても寂しげでした。
それも全て自分たちの生活を守るためとはいえ、何だかとても社会に振り回された人達がいた事を知らないイギリスの人達も沢山居るのだと思うとやりきれないですね。
でも観る事が出来てよかったと思います。
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