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脚本家・笠原和夫さんの本に… - 2002年12月07日(土) 翔さんの名前がっ! いやね、全然別の本を探しに、 サブカルに強い某書店にいったのだけど、 そこで目に入ったこの本。 といいつつ、タイトルは思いっきり忘れてるけどね。 とにかく、脚本家・笠原和夫氏の全作品について 本人交えて語る、語る、語る、そういう本。 平積みになっていて…ってこれは正しくない。 平積み本の間に、確かに表紙を上に向けて置いてあったのだけど、 積んであったワケではない。 一冊だけがそこにあった。 のに、周りと比べて極端に沈んでいた印象はない。 普通の本の三冊分くらいあるんだよ、厚さが…。 で。 この脚本家の作品で、 翔さんが出演したもの、というと、 かの文部省特選作品『福沢諭吉』。 この作品について、監督について、 まあ、これでもか、という言葉を繰りだす笠原氏(笑)。 要は、好ましくなかったんだな、環境が。 で、その笠原氏が絶対譲れず戦ったのが、 哀川翔演じる中条貢が諭吉の心に触れて立ち直るシーン。 製作側の岡田Jr.は「哀れっぽい」とのことで、 このシーンはいらない、といったそうな。 でも、笠原氏が勝った。 その戦いのくだりにね、とにかく「哀川翔」の名前が 何度となく登場するのよ。 もうこれだけで嬉しい私。 柴田恭兵も仲村トオルも出てこないのに「哀川翔」(笑)。 ま、単にそのシーンの話だったから、なんだけどさ。 ところでこの作品を作る際、 初っ端に監督が「ドラマは要らない」といったそうな。 そのため、はるばる中津まで出かけていって裏を取った、 ある意味封印された諭吉の過去…すなわち父の自殺。 そんな部分は大幅カットになってしまい、 大分内容は変わったらしい。 そのせいで、あのオニギリシーンの説得力が薄れたらしい…。 そのわりには、篠原とノブの部分なんて、 これでもか、な「ドラマ」だった気がするなあ。 ちなみにこの本、約4500円。 たかが数ページのためにこれだけの出費は出来ない…。 興味深いんだけどね、すごく。 ...
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