 |
 |
■■■
■■■ 最近、知った事
■■■ 2003年01月31日(金)
(とっくに知っていた方は、見なかったことにしてやってください。)
「正露丸」の話。
職場に置いてあった新聞の記事で見たんですけど、元々は日露戦争前に開
発された胃腸薬で「征露丸」と書いたそうです。
ロシア遠征を控えた兵隊さんが、飲料水や食糧事情の悪い大陸での戦いに
備えて携帯した、「まさにロシアを征服するための必需品」だったとか。
そういう俺も、子供の頃はすぐにおなかの痛くなる子だったようで・・・何かと
いうと、すぐ「正露丸飲みなさい」って言われた記憶があります。
その頃は、あの臭いに「こっちのほうが厳しいよ!お母さん」って言いたい
のをこらえて飲んだ、「なんとなく罰ゲーム的」印象が強いんですけど。
こんな時代背景があったんですね。
それで・・・
(※1)ちょびっと調べてみました。
日露戦争後、勝利した我が国は征露丸の製造が民間でも許可される事とな
り、数社が販売を始めるようになったそうで、中でも群を抜いてよく売れたの
が、中島佐一薬房の征露丸(忠勇征露丸)→「中島正露丸」→「正露丸」とな
ったようです。
中島佐一薬房とは現在の「大幸薬品」で、おなじみのラッパのマークはという
と「木口小平」という(ラッパ兵?)が、「敵の銃弾を浴びつつも進軍ラッパを
吹き続けた」というエピソードから取ったそうです。
ちなみに歯痛にも効くっていうのは、殺菌作用があるクレオソートと整腸作
用の生薬黄柏に 収 斂・止血作用のある阿仙薬が、配合されているからだ
そうです。
個人的には、「あの臭いで効くなぁって感じですけどね」
追記。
「征露丸」が「正露丸」に変更したのは政府の圧力のようです。
現在も「征露丸」は国内(一社)で販売されています。
(パッケージには陸軍軍医総監松本順氏顔が・・・(※2))
そんな訳で、色々書いてみましたけど、
・ ・ ・
インターネットって、本当「情報を集めるのには便利だなぁ。 ↑ 『最近、知った事』でした。
(※1)
(※2)
|
|
 |