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■■ Lunatic
2003年01月18日(土)
夜、庭に出て空を見たら、満月だった。まるで昼間のように明るく、樹木がくっきりと濃い影を落としていた。
満月の夜と言えば狼男の物語を思い出すが、他にも満月は人を狂わせるという話をいくつか聞いたことがある。英語のLunatic(狂気の)の語源はラテン語のLuna(月)で、それだって月が狂気を呼ぶと考えられていたからだ。驚いたことにイギリスでは、その昔、犯罪が行われたのが満月の夜だった場合、その犯罪者の罪は軽減されるという法律があったそうだ。アメリカでは満月の夜の犯罪率が特に高いということが統計的に証明されている。そんなことまで聞くと、ただのおとぎ話ではなく、本当に満月からは狂気を起こす物質とか波動とか何かが発せられていると思わずにはいられない。確かに、まん丸い月をじっと見ていると不思議な気持ちになる。段々地面がふにゃふにゃになって、夢を見ているような気分になってきた。これが「Lunatic」になるってこと?庭でそんなことを考えていたら、急に恐くなってきたので部屋に戻った。
満月が人を狂わせるという科学的根拠は何も示されていないけど、地球と月の引力の関係で、人間の体内、特に脳内の圧力かなんかに影響して、脳がゆがんで頭がおかしくなるのかも知れない。
…今夜は戸締りを確認してから寝よう。
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