ヒトリゴト partIII
 Moritty



ハイパーMoritty

2003年02月12日(水)

今日はとても寒かった。ここ2、3日暖かかったこともあり、なおさら寒さを感じたのかもしれない。でも、やはり風の匂いに春が近いことを感じて、私は何だか気持ちがうきうきしてしまった。咲き始めた梅の香りのせいだろうか、それとも風の吹く方角のせいなのだろうか。冷たい風だけど、真冬の風ではなく、初冬の風でも晩秋の風でもなく、やはり2月の風だった。2月は、冬でもなく春でもない、とても不思議な月だ。この不思議な頃が私は大好き。

その不思議な風のせいなのか、今日はとてもハイパーだった。朝から仕事が山のようにあったのだけど、不思議なくらい手早く片付けてしまった。難しいと思って進めるのをためらっていた案件も、手を付けてみるとまるでうそみたいに上手くいきそうで自分でも驚いた。おかしい。だって、何もやる気がおきなくて、何をやってもすべってしまうときもあるのに、今日は一体何が違うのだろう。根拠はないけれど、何をやっても上手くいきそうな気がするのだ。そして、本当に上手く行く。そう考えると、仕事にしてもプライベートにしても、成功するか否かはつまるところ自分にあるということなのだろうか。"tip of the iceberg"という言葉が頭をよぎった。人間がその短い生涯に発揮できる能力というのは、氷山のほんの一角に過ぎない。脳細胞だって大半は使われることなく死滅していく。そんなふうに、冷たい水面下に隠れて存在すら認識されなかった能力を使えば、無理だと思って諦めていたことの殆どは実は可能なのではないか、とハイパー状態継続中の私は思うのだ。

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