ジェイデッカー原稿奮闘(?!)記
※今回の日記は原稿仕上げるまでのやりとりを書いてますので日にちが何日かにまたがって書かれています。 ※けっこうダラダラかいてますのでそういうのが嫌いなかたは見ないほうがよろしいかと。 イラつきます(^_^;)
「ジェイデッカー原稿奮闘(?!)記」
2月3日
牧田さんに頼まれていた(というかあるモノとひきかえにひきうけたというか(笑))Jデッカー小説本の表紙と裏表紙の原稿の〆切が迫ってきた。 のでそろそろ準備にとりかかろうかと、以前宇佐美さんつてでいただいた「資料」の束を開いてみる。 「えーっと、頼まれていたのはレジーナorデュークとデッカード&勇太くん…」 パラパラパラ…。 ……これはデューク…。 パラパラパラ…。 パラパラパラ…。 「……あれっ?!」 ない。ない!いないぞ!! 資料は全部目を通したけれど…目的の… 「レジ-ナとデッカードと勇太君がいない!!(汗)」 資料があるのはビルドチームとドリルボーイ、シャドウ丸。そしてガンマックス。 個人的にはマクレーン(CV:置鮎さんv)やドリルボーイがいるのは嬉しいけど、肝心の指定キャラの資料がないのは困るうー!! ………まぁ…でもデッカードと勇太なら……姉貴が持ってる『アニメOP・ED集』をひもとけばいるからカラ−リングも合わせて見れる…かな? 「ハッ!」 途中参戦キャラのデュークのカラーリングはわからないじゃんか!(たぶんOPの変化バージョン全部はおさえられてないと思うんで…) シーン……。
とりあえず、だいたいのイメージをラフで描き、牧田さんにFAXしてみる。 そして資料がない旨伝えて資料を送っていただけるよう、お願いの文章もつけて送った。
しばらく後。 「牧田です。こんばんわ」 「こんばんわ、もといです〜」 「FAXみました」 「す、すみません〜」 「もっと早うわかってたらビデオ送ったのにな(ちっ/笑)」 「わたしがもっと早くに原稿とりかかってたら良かったんですけど…すみませーん(>_<)」 「いやいや。あとな、もといっち。ひとつ云う事あれんのやけど、比率間違ってる。あれだとデッカードでかい」 「え、デカかったですか!(汗)」 「勇太くんの頭から腰にかけてがちょうどデッカードの顔の大きさになるんや」 わたしの絵だとデッカードの顔に勇太君全部入ってしまっていた。(でかすぎ)比率はよくわからず描いてしまったので、牧田さんはかなり驚いたことだろう。 「LDにちょうどいい画があるんやけど…よかったら資料含めて明日コピーしてFAXしますけど。それで間に合う?」 「明日の晩ですよね…?はい、それで大丈夫です、よろしくおねがいします」
とりあえず、デュークの方はOK出たのでそれをペン入れ&トーン貼りして、その日は寝た。
2月4日
晩にバイトから返るとFAXが届いていた…が! 色が全然死んでいて真っ黒! 線画資料は大丈夫だけどカラーリングが全くわからなぁああい!! 再びTEL。
「FAXどうもありがとうございました。なんか相当てこずったみたいで…申し訳ありませんでした」 「カラーわからんかったやろ」 「ええ、もうすんごい真っ黒で(汗)。デッカードの赤と青なんかさっぱりわかりません」 「そっかーやっぱFAX用にコピーにおとしたんやけど、それがもういかんかったもんな」 「そうですか…じゃ、いいです。カラーリングはOPチェックして見ればなんとかなりますから。デュークだけでもカラーリング教えてもらえます?」 デュークの頭部カラーを口答で教えていただく。だいたいあっていたけど、ちょっと間違っていたのでなおす事に。 「イヤ、う〜ん…じゃあな、速達でカラーコピーしたやつ送るから、それで見てくれます?」 「うわ、そこまで…(>_<)すんごい有り難いんですけど大変じゃないですか」 「う〜ん。いや、それはいいんだよ。勇太君とデッカードのなすごいイイヤツあるんよ。それだけでも見てみて」 「わかりました。それではすみませんがよろしくお願いします〜…」
牧田さんから資料が届くのを待つ間、来てすぐそっちの作業にとりかかれるように、その日は夏コミの申し込み書類などを書くことにした。
2月6日
牧田さんより、速達で資料が届く。 早速資料をみてみると、確かに勇太君とデッカードの対比が物凄く違っている。 これじゃあ牧田さんが驚くのは無理もない。 「……一応TV少し見てたんだけどなぁ…(-_-;)」 デッカードを描くのも資料を眺めるのも初めてで、よく考えたら『勇者シリーズ』のメカ自体描くのが今回初めてだと気付いた。(もしかしたら放映当時ドリルボーイだけ落書きでかいたかもしれないけど覚えてない…) 「『勇者』のメカって結構目が涼しいのね…この間描いたデュークもそう思ったけど…」 それに鼻筋も通っていてすんごく2枚目さんだ。人間だったらかなりな美形間違いなし。 対比を気にしながら描いたら今度はラフとアングルや大きさが変わってしまった(汗)。 でももうなおしている時間がない。 今日はそのへんで頭がグルグルしてきて嫌になったので、下描きまでで作業を中断して寝ることにした。
2月7日
昨日からの続き。今日は下描きをなおし、ペン入れをする。描きこみやベタを入れる。 「『勇者』ってすんごい影部分に黒はいるんだなぁ…」 ここまで入るとわたしなんかは「作業でわかんなくなった所は黒でごまかしちゃえ!」ってな印象をうけてしまうのですけど…考え過ぎかしら。 今日で終わらせるつもりだったけど終わらなかった。 郵送は無理だ。明日中に終わらせて、宅配コースだなあ。
2月8日
今日はトーン貼り。いただいたカラーコピーの資料を参考に、色や影やハイライトの処理の仕方をみてトーンを貼っていく。 「ははぁ…『勇者』はハイライトや影けっこう激しいんだなあ…」 自分がいつも描いてるメカ『アイアンリーガー』は影は入るけどハイライトはあまり入らなかった。 まあ、この資料がLDジャケットだからここまで気合入っているかもしれないけど…。
下描きの時はあまりのらなかったけど、仕上げてモノが出来てくるウチに楽しくなって快調に作業できた。 今のわたしにはコレ以上のものは描けません、という出来にすることができた。 「うし、できた!」 コメントを描いて、コピーにいって、封をする。 時計は午前4時をまわっていた。
2月10日
牧田さんよりTEL。 「こんばんわ〜牧田さん」 「こんばんわ」 「…届いたんですね?」 「あー…はい、届きました。ありがとう」 「?(なんか変だな…)あの…大丈夫でした?比率とか(比率とか比率とか)…」 「ああ、うん大丈夫。驚いてるんだー…めっちゃデッカードやさしい瞳になってるしー…」 「ああ。それは牧田さんの資料がちゃんと届いたからですよ。黒(影)入ってないと勇者って結構目は鋭いですからー…前は資料なくてラフ描きましたし。おかげで色の処理とかちゃんとできました。わたしにしてはよくできた原稿です(笑)」 「何やのその”わたしにしては”って(笑)。これ初描きなんやろ?凄いなー…いやー……もうそのまま部屋に飾っときたいくらい…」 うわー!牧田さん誉めすぎ!(照)そんなに誉めてもなんにもでないから! でも喜んでいただけてわたしも嬉しい…v
その後は牧田さんが賢ちゃんの話題を振ってくれたので(笑)延々と賢ちゃんトークを炸裂させてしまいました。(ちなみに牧田さんはデジモン見たことないのです(^_^;)わたしの偏った賢ちゃんヴィジョンでの物語ばっかり聞かせて知識がすっかり偏ってしまってます。ごめんなさい、牧田さん(笑))
今回の原稿はとっても牧田さんの「いい本にしたい」という熱心さと愛によるところが大きかったと思う。 いろいろ迷惑かけてごめんなさい。そして、有難う。 おいらの方はもう終わってしまいましたけど、そちらはまだ作業残ってますものね。 本の方、楽しみにしています。仕上げ、頑張ってください…v
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