ちきちき日誌




2001年05月08日(火)
BOSS、まいってる?

今日も今日とて昼バイト。
今日も今日とて…
「おっ、コレ俺の好きな曲じゃん」
と朝っぱらから有線をバックに、エアロビしだす店長。
見せられる方の身にもなってほしいものだけれど、そんな事を言うと余計に喜んでいっそう激しくエアロダンスし出すので、もはや誰もそのような事を口にする者はいない。
今日もお店は平和なモンだ。
「ふとるくん」
自転車を店の外に運んでいた社員のYさんが声をかけてきた。
「…誰の事ですかそれは(怒)」
最近Yさんはわたしの事をこう呼ぶので困っている。というかムカつく。
「俺名字まで考えちゃったよ。(おいら指差し)…お前は今日からエンゲルふとる君!」
「誰がじゃあーっ!!」
とりあえずYさんにキックして、将来ハゲるようにお祈りしておいた。
…今日もお店はいつもどおりだこと。
「もといさ〜ん」
今度は同じ作業をしている社員のFさんがお呼びだ。
「なんですか?」
「コレ、コレ」
指差しているトコロを見ると、床に死にかけた蛾が、ホコリまみれになっていた。
「ごはん!食べなきゃ、食べなきゃ!」
「………誰が食うかぁーっ!!(怒)」
何でこの店ではわたしは何でも食う正体不明の物体(人間ですらない)の設定になっているんだ!!(激)
Fさん、おのれは腰チョップじゃあ!!
……今日もいつもどおりだねえ…(だんだん腹立ってきた)。
今度は机の整理などしていると、バイトのI君がやって来た。
イキナリヒトの腕にセロテープ貼ってビッとはがし。
「とれてるとれてる」
「え?」
「見て」
…うぶ毛が1本。
「俺の毛を抜くなぁあー!!っていうか採取すんな!!」
反撃したいが、机の向こう側にいて手が届かない。
ちっ、覚えてろ!
(…でもすっかり忘れててものの3分しないウチに2人で腕の太さを比べてて「おふたりさん何やってんの(ダメでしょ)」と店長に注意された)
「もっちさん」
今度はレジ兼PCに打ち込みをしていたら社員のミニモニさんが声をかけてきた。
ミニモニ…今度はおのれか…。
と思う間もなく腰に突きが。
「はうっ!」
やりかえそうとしたら、
「なにすんですか〜。やめてくださいよ〜モニさん(妙に高い声)」
と、わたしのマネをされてしまった。
「マネすんな!返せ、わたしの個性!」
くやしいので2回腰突き返しておいた。
今日もいつもどおりすぎて泣けてくるね!(ちくしょう)

こんなここの人達、おいら的にB●SSのCMのペンギンさんの動物園に出したらかなり笑えると思う。
<店長:ショップ科
     特技・エアロビクス
     オヤジギャグ注意>
とか札立てて。
で、あんまり陽気に嬉しそうに踊ってるものだから見ている客(ペンギン)のほうが「まいってしまう」の。
あー、なんだかこっちがまいってきそうだ。

書いてると普段気がつかない事に気がついてしまう…いつもこんなコトやってたのねわたし(泣)。
なんだかわたしここに働きに来てるんじゃなくて、戦闘しに来てるんじゃないかしらとまで思ってしまう(トホ)。
おかしい…こんなハズでは。


今日は夜のバイトもありました。
今日はちょっと危なかった。
同僚のYさんと袋小路になっている冷蔵庫の前で話をしていたら、ちょっと離れた
ところにあった高さ2m以上積んであった10段重ねのプラスチックの”ばんじゅう”が倒れて来たのでした。
おいらは後ろを振りかえったら箱が崩れてくるトコロで、何気に横にずれてよけたのだけれども、おいらと向かい合わせに立っていたYさんはおいらのような反射が
できなかった。
見ると「何?!何?!」と叫んでいて、(0.5秒)おいらがよけてしまったために”ばんじゅう”をモロ受ける危機に。おいらが「やべっ、ひとりでよけちゃった!」
と後悔している間に(+0.3秒)箱は倒れてしまった。
「きゃーッ!!」
がらがらばっしゃーん。どたどたー。
…結果から言うと、Yさんは無事だった。
勢い余ってすべってきた箱のひとつが脚にあたりそうになったけれど、無事だった。
ちょっと離れている所にいたのでギリギリ当たらなかったのだ。

「あ〜ビックリしたー」
「危なかったですね(冷汗)」
咄嗟のことで、いくら自分に余裕がなかったとはいえ、ひとりだけ安全な位置に移動してしまった自分はえらい薄情なヤツだと思った。
自分よけた後あの短い瞬間に、自分はひといき安堵の息をもらしてから、はじめてYさんをみたのだ。
Yさんはそんな事は気にもしていなかったろうけれど、別段何も言わなかったけれど。
もっと機転が利いていたのなら『危ない!』って声くらいかけられたかもしれないのに。
おいらは結局自分だけ良ければ良かったんだねー、というのが本能レベルでわかってしまいちょっとヘコみ。

で、倒れてきた原因はというと、”ばんじゅう”の隣に積んであった冷凍ウィンナーの詰まったダンボール箱の山だった。
解凍する為に昼勤務のヒトが通路に積んでいたのだけれど、それの下から2番目の箱が溶けて出た水によってひしゃげてしまい、ピサの斜塔の如く傾いてしまったのだった。
隣にあった”ばんじゅう”はそれに押されて……と言う訳。

その話を後からきた上司の☆さんに話したら、
「お前さぼっていやがったんだろう!だからだよ!」
と、怒られた。
違うっちゅーねん!


…ところでおいらの素早かった「反射」…昼の『戦闘』で身についたものだったら…どうしよう。

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