東京の片隅から
目次きのうあした


2000年12月02日(土) インターネットの時代

シカオちゃんのネットでのインタビューでナカム氏のHPの閉鎖のいきさつを知る。まあ、想像していたとおりだったんだけど。

ネットというのは、匿名性のメディアだ。
私も半匿名的な名前でこの日記を書いているので、匿名について非難する気はない。
でも、ネットをしていて思うことは、いくら匿名でやっていても、その文章の向こう側に透けて見えるのは、その人のひととなりだということ。
その人の育ってきた環境、思想がどんなに隠しても活字の隙間から滲み出してくるのだ。
顔が見えない分、ひととなりはよりダイレクトに出ているかもしれない、とも思う。
どんなに丁寧な言葉でも、文学的な完成度が高くても、向こう側に見えてしまうもの。結局それがその人の本質なんだろう。

インターネットは確かに便利だけど、あくまで「手段」であって、それがすべてではない。
忘れがちなこと。


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