東京の片隅から
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2月である。2月といえば受験。ふつう受験というと「15の春」や「18の春」なんだろうけど、私にとっては「12の春」だ。大学受験も普通にしたのだが、身になっているのは中学受験のほう。
中学受験をした。 振り返るとそれほど嫌な思い出はなかったのだが、親に言わせると途中までは文句ばっかり言っていたらしい(苦笑)。それも「友達と遊べなくなるから」ではなくて「本を読む時間が減るから」だったそうだ。なんだかなあ。 でも国語と社会は楽しかった。理科はほどほど(生物と地学は好き)、算数は天敵。
中学受験は、私の頃はそれほどメジャーなものではなくて、小学6年生60人弱(しかいなかったのだ。それでも一番多かった)で10人受けるかどうか。 学校の勉強で飽き足らない子が塾に行き、そのまま受験するというパターンが多かったように思う。 当時はわりと勉強ができる方だったので(過去形)私もそのレールに乗ったのだが、中学に入ってからが大変だったので、人には勧めない。 ギリギリの学力で入るととんでもないことになる。
だいたい中学受験で入ってきた子というのは委員長やら学級委員やらやりまくっている訳で、プラス学力となるとクラスの女王様である。そんなのが250人集まったのでセキセイインコの籠みたいな大混乱になってしまっている。最初の2年くらいは収拾がつかない。 成績よりも性格の向き不向きがあると思う。 私は早々に脱落して生物室&美術室に籠っていた。
でも高校受験がなくて12〜18才の6年間ゆっくりできたのは良かったと思う。中学高校とぐるぐるになってしまったので、高校受験があったら社会復帰できなかったかもしれない。英語もできなかったし。
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