東京の片隅から
目次きのうあした


2002年01月28日(月) 満月

久しぶりに昼休みに外出した。
低気圧が去って、いい天気である。
こんな昼には谷川俊太郎なぞ思い出す。彼の詩は湿度が低いようなイメージがあって、冬の気分がする。
詩集は実家においてきてしまった。
「空の青さを見つめていると 私にも帰るところがあるような気がする」
でも実際には帰る場所など存在しないのだ、と彼はうたう。

私は「死」に対して非常な恐怖感がある反面、「死」の匂いのするものに心惹かれる。
絵もしかり、音楽もしかり、小説もしかり。
小さい頃に身内の葬式に出ているせいもあるだろう。
なくなってしまうものへの執着かもしれない。

家に帰るときに空を見上げたらぽっかり満月。
向かいのビルの窓にも映って、月二つ。


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