東京の片隅から
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| 2003年02月07日(金) |
大切なのは 読書のポーズ |
東海道線にはベンチ型シートとボックス型シートの2パターンがある。ボックス型シートに乗ると妙に旅行気分になってしまうのだが、どうも座席が狭いのだ。 幅の狭さは列車の幅があるから仕方ないとして、問題なのは向かい合った座席同士が妙に近い。男女向かい合って座ってもかなり近いというのに、男性同士では膝突き合わせて直談判状態である。ましてや体格のよい人が増えた昨今、とうぜ ん4人掛けの座席は3人掛けとなる。 そんな具合であるから、もう人のいるところへ後から座らせて貰うのはなかなか微妙な空気が流れるもので、そんなときに鞄に入れておいた文庫本が役に立つのである。 雑誌では記事の中身が気になるし、新聞では向かいの人の邪魔になる。かといってウォークマンやラジオの類は漏れる音を気にする人もあろうし、携帯電話は論外である。本は実際には読んでいなくてもよい。「読んでいるようにみえる状態(=目線はあわせないが寝てもいない状態)」こそが必要なのであり、そのためには文庫本が一番有用な小道具であるような気がする。
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