東京の片隅から
目次きのうあした


2003年02月13日(木) しんしんと

葬儀があった。

良い天気である。故人を送るのにせめてもの手向けになるだろう。
不思議な葬儀である。東京の簡易式の葬儀しか知らない私には、本式(というべきかどうか)の葬儀はなんだか別の世界のようだ。

葬儀が終わると雪が降ってきた。山形側から雪雲が溢れているのだろう。

夜、犬の散歩で表に出る。室内でこたつに入っていても息が白い状況、当然屋外は氷点下である。空はすっかり晴れていて、風が強い。星が瞬いている。夕方降った雪が月光に照らされて雲母を巻いたようにあちこちできらきらと光っている。しんとして、美しい。ただ、水の流れる音がする。宮沢賢治の世界を思い出す。


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