東京の片隅から
目次きのうあした


2003年04月28日(月) 見送る人

私は「見送る人」なのかな、と思う。
もともと相手に突っ込んで効くのは苦手だ。なんとなく雰囲気で察してしまうときがあって、だからこそ余計に聞きづらい。その人に話す気があるのなら話してくれるだろうし、そうでなければその役目は他の人であるか、そもそも他人には話しづらいことなのだろうと思ってそれ以上突っ込まない。ただ、そのスタンスが人によっては「ドライすぎる」とか「他人に関心がない」とか「友達だから引き留めるべきだ」という受け取り方をするようだ。実際、自分が根掘り葉掘り聞かれるのが苦手なので(かといって隠し事をする気もないのだが)、「ドライ」というのは当たっているかもしれない。
この年になってだんだんわかってくるのは、私のポジションは「自分の中で答えが決まっているが踏ん切りの付かない相談をする相手で、一緒に何かをする相手ではない」ということだ。寂しい気もするが、そういうものなのだろう。
見送ってばかりだ。足下が定まっていると言えば聞こえはいいが、一歩踏み出す勇気がない臆病者と紙一重だ。


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