不安に逃げ込まない。 |
昨日はゆっくりしようと書いたが、ゆっくりしようではなくてゆっくりしか出来なかった。(笑)
一昨日、クリニックの後遊んで帰ってきてその夜中、寝ようとするとドキッとして目が覚めた。
あれれ〜、これはもしかして〜と思ったら、そのとおりだった。
朝起きると、肩から背中から腰までバキバキで、動くと動悸がするのだ。
身体を伸ばしただけで、ドキーン!バクバク!
さすがにハードスケジュールで疲れたんだろうなと思った。
以前の私は、動悸が始まるととても滅入ってしまった。
そして、何で動悸がするんだろう、普通の人はならないのにと思って、
動けない自分を責めて、ムリヤリ動こうとしていた。
動いては動悸がして不安になって、でもまた動いて動悸がして、
最終的には動くのが怖くなって、じっとしている感じだった。
そういう時でも、めったに眠ったりしない。
なぜだか分からないが、具合の悪い時には眠りたくない。
これからこの状態がどうなっていくのか、見届けたいという気持ちがあるらしい。
眠ってしまって意識や感覚を失う事が怖かったのかもしれない。
(気絶するとかそういう事ではなくて、眠る事に対して)
私が眠るのは、頭痛がして吐き気がしてどうしようもなくなった時だけ。
この時は不思議と眠気が来るのだった。
ほんとに具合が悪くなったら、人間って眠れるように出来てるんだなぁ。
なんて思っていた。PDでも、ほんとに具合が悪いのに。(笑)
頭痛の時は、起きていられなくて横になるから自然と眠れてたのかな。
でも、今回は不思議と動悸をそれほど恐れていなかった。
ドキッとして、ぐわ〜っと不安になっても、不安が治まっていく。
そして動悸の原因も、身体のコリが原因だと思えたので、
あまり心配していなかった。
私の不安感には理由がある。
訳もなく不安になる事はほとんどない。
最近はそんな風に思えていて、不安感が起きた時に以前よりは慌てなくなっている。
なので、昨日はもう観念してネットを少しとプレステで時間をつぶし、
出来る範囲で洗濯と家事をこなして、身体を休めるようにした。
プレステをやっていると、身体が緊張してあまり良くないかなと思いつつ。;;^^)
そのおかげで、夜になるにつれて動悸は軽くなっていった。
だんなさんが帰ってきた時も、夕飯を作ってあげることが出来たし、
ただ、寝る時はちょっと苦しかったけど、いつもの調子の悪い時ほどは辛くなかった。
そして今日、朝起きてみたら動悸がほとんど治まっていた。
なんか嬉しかった。
当たり前の事なのだが、休めば治るんじゃん!!って思ったのだ。
普通の人が聞いたら、何を言ってるんだろうと思うかもしれないが、
その当たり前の事が、今まで出来なかった。
普通の感覚とか反応という物が、私には無かったんじゃないだろうか。
だから、発作が起きそうになっても対策を練ることをせず、
ますます不安に飛び込んで行ったりしていた。
苦しいんだから洋服を緩めればいいのに、辛いんなら車を止めて一休みすればいいのに。
不安がちょっとでも顔を出した時点で、思考が混乱して不安を止める事が出来なかった。
でも最近は、そういう事がだんだん出来るようになっている。
会社帰りにパチンコ屋さんに寄ってトイレ休憩をしたり、
苦しくなりそうな時は前もって飴をなめて気を紛らわしたり、
渋滞がひどいと分かっている所は、迂回路を探したり。
むやみに恐怖や不安に突入していく事が少なくなった。
だんだん普通の感覚が持てるようになっているのかな。
今までは、ちょっと調子が悪いと全部PDのせいにしていたけど、
ただ単に体調が悪い時もあるさって思える。
でもまだ、不安を不安としてはっきり感じて認識してから、
思考の転換をして、落ち着かせている状態。
自然に考えないようになっている訳ではないから、
たまにもう嫌になって、不安へ逃げていった方が楽かも!なんて思ってしまうことがある。
あんなに嫌がっている不安の方へ。
それは、私が不安に走る事で何か利益というか、得な事があるからかもしれないと
友だちに言われた。
これは友だちが、私の事を批難して言っているのではなくて、
ほんとに嫌な物だったら、そっちへ行きたいなんて思わないという事。
そう言われてみると、私には『元気になるのが怖い』という気持ちもある。
元気になったら、社会に出て行かなければならない。
人とも付き合って、何でもやって、どこへでも行って。
完全に回復した状態では、そういうイメージは気持ちのいい事になるのだろうが、
今の私の中途半端な状態では、元気になるのは嬉しいが、
元気になって動いてる自分を想像するのは怖い、という感じなのだ。
だから、不安に逃げ込めば外界との接触の無い安全な世界にいられる、
というイメージが私をそちらへ走らせているのではないだろうか。
それと、一つ一つの不安に対処しているのが疲れたとか。
これは、ほんとに徐々に気持ちを健康にして、いいイメージを持って、
不安に逃げ込まないようにしながら、リハビリしていくしかないのだと思う。
ほんじゃまか。
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2003年01月13日(月)
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