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ショックだったのかなぁ。

子どもは欲しくないと思っていた。

自分には子供は持てないと思っていた。

ACやPDなどいろんなことがあって、産む事も育てる事もあきらめていた。

第一、私には『家族』がいいものだなんて思えていなかったから。

『家族』とか『親戚』なんて、血が繋がっているというだけで、

一緒にいなくてはいけない、めんど臭いものだと思っていた。

母親が、親戚との付き合いのたびに、嫌だ嫌だとこぼしていたし、

なるべく付き合わないでいいように、親戚を避けているのを見ていたから。

でも旦那と付き合うようになって、旦那の家族と付き合うようになって。

私がずーっと思ってきた家族とは、違う形の家族を見た。

そして、その家族に仲間入りしたいと思う私がいた。

ずいぶん、ずいぶん時間がかかったけれど、『子どもを作らない』配慮をやめてみようと思えた。

生まれて初めてそう思ったのは、今年に入って薬を止めることができるようになった頃だった。

そして今月、来るべきものが1週間くらい来なかった。

『もしかして・・・?』という思いが、何度もココロをよぎった。

自分は大丈夫なのだろうか。

ココロは、身体は、準備ができているんだろうか。

出来てしまえは強くなれるものなんだろうか・・・。

ネットで妊娠の徴候について情報を集めたり、自分の身体の変調を観察してみたり。

不安をかき消したい、でも知れば知るほどどんどん不安になる。

もしほんとに出来ていたらどうしよう。もう逃げる事は出来ないんだ。

出来てもいいと思っていたのに、いざ現実になりそうになると逃げたくなる。

気がつくとそんな事ばかり考えていて、そうすると身体の方も変調が出ているような気がして。

でも昨日、約1週間遅れで始まってしまった。

子ども好きで、子どもがほしくてたまらない旦那に伝えると、

ちょっとふざけてすねたように、『ちぇっ。』って言った。

ほんとはすごく残念がっているに違いない。

私にプレッシャーをかけないようにしてくれている。

私は、『ほっ。』としていた。

ここ何日間か感じていた不安から解放された気持ちだった。

会社の日だったので、そのまま普通に仕事をし帰って来た。

そして、帰って来てからもいつも通りに家事をして旦那の帰りを待っていた。

でも、その頃からだんだんと気持ちが落ちていくのが分かった。

無気力なような、泣きたいような、エネルギー切れちゃったような感じ。

旦那が帰って来てからも、あまりしゃべらずぼーっとしていた。

いつもうるさいくらい話し掛けてくる私が静かなので、旦那も気にしてくれた。

なんでだろう?安心したはずなのに。

もしかして、私の中にも欲しかったなっていう気持ちがあったんだろうか。

自分が欲しいっていうよりも、旦那のため、親のため、年齢の事を考えて、

大きな決断をしたはずだったのに。

そういえば『子ども』というキーワードに敏感になって、いつもとは違った感覚で、

よその赤ちゃんや子どもを見ていた自分がいた。

自分の中で命をはぐくむことに、嬉しさを感じていたかもしれない。

自分の中に、そんな部分があったなんてほんとに驚きだった。


旦那は、『いろんな思いを持って過ごしていたから、疲れたんだよ。

不安だったんだろうし、きっと気が抜けちゃったんじゃない?』と言った。

旦那に寄りかかりながらテレビを見ているうちに、涙が出てきた。

そうしているうちに、旦那に対する申し訳なさや、

子供のいる人たちへのうらやましさなどがあふれてきた。

子ども好きな旦那。

私みたいな人と結婚してなければ今頃は子どもがいたかもしれないのに。

普通の人が、普通に出来ることが私にはできない。

そんな事を言って泣いている私の頭をなでながら、旦那が慰めてくれた。

『まだだめだって決まったわけじゃないでしょ。』

しかし、今回この気持ちの揺れ方を経験してしまったことで、

次をどうするかという新たな課題が生まれてしまった。

私はまだだめなんだろうか。納得していないんだろうか。

そもそも、私は子供が欲しいと思っているんだろうか。

妊娠、出産、子育ては、ほんとに大変なことだと思う。

生半可な気持ちで出来るものではない。

私のような考えの人間には、無理なことなんじゃないだろうか。

もし私が、将来自分が寂しいからという理由で子どもが欲しいと思っているなら、

それは私の母と同じ考えになってしまう。

そんな私が育てた子どもには、ACが連鎖してしまうだろう。

なんで自分の気持ちがこんなに落ちているのか、不思議でしょうがない夜だった。
2003年06月07日(土)



ひとりぶつぶつ。 / quartz うぃんちゃんのぺーじ
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