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2001年08月20日(月) 再セットアップは時間がかかる

というわけで、「積ん読」状態の本を取り出す。
清水義範「国語入試問題必勝法」(講談社文庫)を読んで大爆笑。

4人の老人が1人20枚のリレー小説を書くことになったのだが
うち1人の老人はどうしても割り当ての分量が書けず、
そのリレー小説の発案者に相談したところ、
「小説家は、書くのに困ったら字数を稼ぐためにある方法を使う」
と聞いて早速実行。

<以下引用>
森本一郎(おじゅん注・このリレー小説の主人公)はその次の日、
ゲートボールに行った。会長が言った。
「番号」
「1」
「2」
「3」
「4」
「5」
「6」
「7」
「8」
「9」
「10」
(略)
「番号もとい」
「1」
「2」
「3」
「4」
「5」
「6」
「7」
「8」
「9」
「10」
(略)
会長はみんなにこう言ったのだ。
「今度のゲートボール大会の賞品は、野菜一年分にしようと思うのだが、
何がいいだろうね」
「ねぎだな」
「いや、だいこんだ」
「かぼちゃ」
「にんじん」
「白菜」
「オクラ」
「玉ねぎ」
「きゅうり」
「西瓜」
「ごぼう」
「アスパラ」
「キャ別」
「みょうが」
「カリフラワ」
「いんげん」
「じゃが芋」
「さつま芋」
「長芋」
「大和芋」
「小芋」
「タロ芋」
「かんでんち」
「かんでんちは野菜じゃないだろう」
(以下略)

<以上引用>

・・・。
怒涛の芋6連発、しかも「小芋」は反則じゃないか?
最後の「かんでんち」というオチにも参った。しかもご丁寧に
「野菜じゃないだろう」と突っ込みまで。
野菜で原稿用紙1枚半も稼いだとか。

他にも「いわゆるひとつのトータル的な長嶋節」など傑作が目白押し。
笑いを求めている方は是非。


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