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2001年09月12日(水) 悲しみと怒りと無力感

今回の惨事について、今は語るべき言葉が全く見当たらない。
何を言っても、無意味にしか思われない。

衝突の瞬間を繰り返し垂れ流すテレビ局には、
そして見出しのインパクトを競い合う新聞には閉口だ。
事件の背景や方法は今の僕には瑣末なことだと
思われてならない。

ただ悲しみと怒りと無力感を感じることしか出来ない。
一人でも犠牲者が少ないことを、そしてこれ以上の惨劇が
起きないことを、人類にはあと少しばかりの理性は残っている
ことを、そして人間は強くやさしい存在であるということを
信じていたいと思う。

現実に起きた衝撃を目の前にしては、
どれも奇麗事にしか聞こえないのかもしれないけれど。


おじゅん |MAILHomePage

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