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2001年09月28日(金) 恐れて、ひるんで、とらわれる

アメリカに行くとなれば無邪気にラルフローレンを
身にまとう人気先行のポピュリストの威勢の良い言葉は、
時折誰もが付きまとわれる悩みに対して余りにも能天気な
答えを提示しているように思う。

偶然なのだと思うけれど、最近「生きる意味」について
考えをめぐらせている友人が何人かいる。例外なく、物理的
には(傍から見て)満足のいく生活を送っている人達だ。
余りにも青臭くて直截的で口に出すことさえ憚られるように
思うけれども、この問いに対しての答えは結局自己満足で
終わるしかないように思う。自分をうまく納得させる
レトリックを見つけられるかどうかなのだと思う。
僕自身はこの問いと正面からぶつかることを避けてきた
けれど、そろそろ逃げまわっているわけにも行かなくなって
来たようにも思う。

テロ事件のあった日に現場に居合わせた父親は
帰国したのちある人からこう言われたそうだ。
「生きていればいいんだ、生きていれば」


おじゅん |MAILHomePage

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