彩紀の戯言
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2000年11月25日(土) |
芸能人のプライベート。 |
今日はメチャメチャ長いッスよ。お覚悟を・・・。
実は・・・ここでのほほ〜んと戯言を書く彩紀にはもう一つの顔があったりする。 それは・・・ある俳優さんのファンサイトの管理人。
YAHOOの門の狭さを知らなかったHP開設当初の私はホイホイと登録申請をした。 その俳優さんのファンサイトの登録が少なかったからなのか、 はたまた当時の審査はそんなにもきつくなかったのか? めでたく私のファンサイトはYAHOOデビューを果たした。
YAHOOの力は偉大でカウンターはクルクルと回り始める。 と同時にその俳優さんは高視聴率番組にゲスト出演し 「いいとも〜!」と言った瞬間?にクルクルに拍車がかかる。
さらにはその俳優さんがあるドラマでぶっ飛んだ演技を披露し、 ドラマの最終回にはカウンターがクルクルと回りすぎ 壊れるかと思ったほど。(ちょっと大げさ)
けれども喜んでばかりはいられなかった。 たくさんの人が来てくれるということは同時に来てくれなくてもいい人まで やって来るということなのだ。
コンテンツの文字をポチッと押せばすんなり掲示板やチャットに入れたはずが いつしか1ページのクッションを置くことになってしまった。 そして削除や修正、アクセス拒否などの機能が付いたCGIに変更する。 おかげさまでCGIに関する知識は増えてしまった。
できることなら注意書きなんてものは書きたくないというのが管理人の本音だと思う。 「意味のない言葉の羅列はやめましょう」とか 「他人を誹謗、中傷する発言はやめましょう」なんて ネット初心者にだって説明する必要のないことを書かなければならないのかと 頭を悩ますことだってある。
・・・・・が、実は私は悩んだだけで掲示板に関してはほとんど注意書きをしていない。 というか、書きたくないのだ。管理人のエゴかもしれないが、「夏休みの注意」と 同じように『そんなこと判ってるわよ!』とせっかく来てくれた方に絶望感を与えたくない。
チャットはある問題が起きたため読むのもイヤになる程長い注意書きが 書かれているが、保険の説明文よろしくほとんど読まれていないのかも。
掲示板には「管理人が不適切だと判断した場合は削除することがあります」と だけ書いてある。臨機応変に解釈してもらえそうだが逆に曖昧でもあるようだ・・・。
先日、「質問です。○○さんが△△さんと付き合ってるって本当ですか?」という 書き込みがあった。○○さんというのはもちろん私が応援してい俳優さん。 私はこの書き込みを削除すべきかメチャクチャ悩んだ。 だって・・・注意書きには「プライベートに関することはご遠慮下さい」とは 書いてなかったから。
そりゃ、興味あるわよねぇ。何と言ってもその俳優さんは21歳。若い若い! 私なんぞは既婚者であるため(いや、独身であっても歳が離れすぎだ! いや、歳が近くてもココは名古屋だ!いや、東京に住んでいてもおそらく 出会うきっかけがない!この場合既婚者であることは問題ではないかもしれない) もし彼女がいたからといって夜な夜な眠れぬ日々を過ごすこともなく、 逆に母親気分で見守ってしまいたくなることすらあるかもしない。 まぁ、相手を全く気にしないとは言えないが、知人でなければ・・・(爆)
しかし、同年代のファンは違うのだ。狂おしいほどの嫉妬心も・・・(笑)。 それは解りすぎるほど解っているつもり。 管理人の苦悩はこういう所から始まるのだろうか?
まだまだ売りだし中という時期にはこの手の噂が頻繁に掲示板に書かれていたことを 私は知っている。(私がサイトを作る前なので他の方の掲示板なのだが・・・。) しかし、彼はもう売れてしまった?のだ。掲載雑誌をすべて購入するのを ためらうほど売れている。(私が貧乏なのか?)
結局、噂を書いてもいいレベルの知名度ではないと判断し、 相手の実名が出ていることもあって削除することにした。 削除したことをお詫びし、俳優の○○さんを応援することがサイトの目的であることと その質問には本人しか答えられないからと言う理由を付け加えた。 もちろん言い訳ではない。いくら管理人であっても本当に知らないのだから・・・。
すると同じ方から今度は「ワイドショーで取り上げられたら書いてもいいのですか?」 と言う質問を頂いた。う〜〜〜む。そんなこと考えたこともなかった・・・。 管理人は悩むことで成長する。(冗談ではない)
どなたかワイドショーで騒がれていてファンサイトが幾つかあるような タレントさんはいないものか?・・・・おぉ!いらっしゃるではないか!!
というわけで参考にするべく超売れっ子のキムタクのファンサイトを覗きに行った。 この時点ではあのおめでた報道はされておらず、ワイドショーや週刊誌の 憶測?記事を掲示板でどのように扱っているのかを見たかったのだ。
当然のように一切その話は書き込まれていなかった。 というより、注意書きに「過度なプライベート」な話題の書き込みは禁止されていた。 最近はあの報道は本当なのかという質問が多かったらしく管理人の苦悶さえ 感じさせる文章もあった。
断っておくがこれは個人が運営するファンサイトのお話であって YAHOOの掲示板などの管理人が存在しない場合はこの限りではない。 つまり言いたい放題の掲示板だってある・・・。これはこれでかなり恐ろしい。
私は個人のファンサイトの運営方法を学びたかった。 いつしか彼が超ビッグな俳優になること夢見てか、そうなるのはちょっと寂しいと 思ったのかは私にも判らない・・・・・。とにかく誰かの意見?を聞きたかった。
2時間悩んだあげく、私は「No」の結論を出した。 たとえワイドショーで取り上げられても本人が公言しない限り噂の域を出ないため 憶測を掲示板で話題にして欲しくない事を告げ、「過度のプライベート」を ファンが語るべきではないと思うと返答した。
では、本人が公言したら掲示板に書いても良いのか? という問いに対する返答も頭の中でも準備した。(その質問はまだないのだが) 「相手の方を中傷しないしない内容、もしくは激励ならば良いのではないか」と・・・。 この返答は頭の中で考えただけであって実際には掲示板には書かなかった。
ところが・・・いきなり工藤静香妊娠の報道が私の目にも飛び込んできた。 そして、キムタクの結婚会見がトップニュースで流れた。 日本は平和だ。(あっ、誰かの受け売り)
私は野次馬のようにキムタクと工藤静香さんのサイトに訪れた。うわっ! ・・・・・キムタクの個人サイトはともかくとして・・・・。 とんでもないことになってるサイトがいくつかある。
特に工藤静香さんが個人的に開いているサイトはひどかった・・・。 おそらく(というか、間違いなく)キムタクのファンの書き込みがひどい。 削除作業も追いつかずサーバーダウンになった時間帯もあるようだ。
逆に工藤静香ファンのキムタクに対しての中傷は 今のところ確認していない。確率の問題だけなのだろうか?
そう・・・。応援している本人のサイトには何も書き込まなくても 相手のサイトに中傷を書き込むという悪質きわまりない方もいらっしゃるのだ。 何もここまで”非”祝福の意を表さなくてもいいではないかと思うのだが 書かずにはいられないほどショックを受けた方がいらっしゃるのだろう。
しかし日本もそう捨てたモノではない。 キムタクの私設ファンサイトには激励のコメントが多く 工藤静香さんを中傷するキムタクファンに対して嘆いているキムタクファンも多いのだ。 ちょっと安心。(それをわざわざ確認しに行く私も私だが・・・・今後の勉強のため)
とにかく・・・。ネットの恐ろしさを実感した事件、いや事件ではなく ・・・・・(あくまでも)おめでたいニュースであった。 ネットなどという媒体がなければこんなことは起こらなかったに違いない。 せいぜい工藤静香さんの事務所にカミソリ入りの封書が送られ 一般の市民はただニュースを見るだけにとどまったはずなのだ。
キムタクがジャニーズ所属ゆえの悲劇なのかもしれない。 彼が彼女の(おそらくあるはずの)素敵な部分を少しでも説明できる機会を 前もって与えられていればこんな事にならなかったのではないだろうか。 キムタクの口から説明されれば祝福するファンも増えたと思う。 (あ・・いや・・・のろけは聞きたくないので・・・そこは、まぁ・・なにげに・・・)
アイドルだけでなく、いわゆる芸能人の方というのは本当に大変だ。 一般人ならば最悪でも数人の恨みを買うだけで済むのに・・・。
果たして私が結婚する際、ダンナ様は恨みを買っただろうか? たぶん買っていないだろう。よかったねぇ・・・。
あっいや、そんなことはどうでもよく。 とにかく、ファンサイトのあり方を考えさせられたことを書きたかったのっ!
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