彩紀の戯言
戯言 INDEX|past|will
いまさら説明する必要はないと思うけど。 私は居酒屋好き。
今日も『家族の者』をそそのかし居酒屋へと誘(いざな)う。
夕食の支度がサボれることもあって最初はルンルン気分。 そう。初めの目的は「家事をさぼる」なのだ。
しかし。ダレていても主婦。 いつしかベクトルが「値段と味」を指している。
1回目のオーダー分の食事を済ませ、さぁ次は何を食べよう?
・・・・困ったことに、次に食べたいモノがない。ことが多い。 正確には「高いお金を出してまで食べたいとは思わない」である。
味覚や好みは人それぞれ違う。当たり前だけど。 「このお店。おいしいよ!」と教えられた店が万人に「おいしい」とは限らないのだ。
主婦になってからの「おいしい」は「私には作ることができない」である。 実家で左うちわで暮らしていた(嘘)独身の私は大半のモノが「おいしい」と感じていた。 もちろん。理由は料理を全くしなかったから、に他ならない。
つまるところ。 主婦の私が家で作れるモノにこんな高いお金を出すなんて!! になってしまうのだ。
さすがの私も口には出さない。 居酒屋に誘ったのはダレだ?と言われること必須。 「そんなもの、家でも作れるじゃん」なんて口が裂けても言えないのだ。
ときどき「へぇ。そういうモノが好きなんだぁ」と発見がある。 私でも作れるだろうけど作ったことのない料理をダンナ様が注文したとき。 とりあえず心のメモに書き記す。時間が経つと消えるインクを使うことが多い。
話を戻して。 それならば。美味しい創作料理などを出すお店に行けばいいではないか、と思うのだが そういった情報はなかなか入手できない。 雑誌はときに宣伝広告。
オススメの店を教えて貰っても、その人が家庭料理に飢えてる寮生活者だった場合、 当たりが出る確率は宝くじの末尾当選?ぐらいである。 私の手料理で彼をもてなすときには必ず「美味しい」と言ってくれる(言わせている?)ので あながち的外れな分析ではないと思う。10分の1。
しかし。居酒屋には別の魅力がある。 2時間居座ってもイヤな顔されないし、オーダーも頻繁に聞いて貰え 様々な温かい料理をだらだらと食べることができる。もちろん、だらだらと呑む。
これを家でできるようなスバラシイ主婦ではない私。 もっとも呑まないダンナ様にとっては全くもってスバラシクないだろうが。
材料を揃えるのも大変だし、調理方法がバラバラでは手間がかかる。 温かいモノを食べるためには、ほろ酔い時にも調理せねばなるまい。 一番イヤなのはそれなんだけど。
あぁ、楽して呑みたぁい。 でも無駄なお金はかけたくなぁい。
ぐるぐるジレンマくん。
夏に向かっているから「ビールに合う料理」なんていうタイトルが 雑誌についてたなぁ。買うだけ買ってみようかなぁ。
呑むのやめたら?とか思いなよ。自分。
んふ。それが彩紀なのだ。たぶん。
|