彩紀の戯言
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NHKの「ちゅらさん」をご覧の方は「おばあ風」でお読み下さい。 ご存じ無い方は「さあ」や「ねえ」を取っていただければOKかと・・・。
連続テレビ小説も半分が過ぎてぇ、佳境に入ってきたねえ。 とうとう恵里はずうっと想っていた文也にプロポーズされたさあ。よかったねえ。
でもねえ、恵里の父親の恵文は簡単に認めるわけにいかないさあ。 だからねえ、文也と泡盛の飲み比べをして 恵文に勝ったら恵里との結婚を認めるっていうことにしたさあ。
恵文はねぇ、反対なんてしてなかったさあ。 でもねぇ、親として簡単にOKするわけにはいかないから 最初からわざと負けるつもりだったさあ。
古波蔵(こはぐら)家(←恵里達の名字)はあふれるほどの家族愛が いーっぱい詰まった家さあ。いいシーンだったねえ。
ところが・・・困ったねえ。 イッキ飲みについて一部の人から抗議文が届いたさあ。
子供さんを急性アル中で亡くした親御さんたちの団体が テロップで危険性を知らせるべきだって言うんだねえ。
そりゃあね、イッキ飲みで子供さんを失った辛さは 他人には理解できないかも知れないさあ。 同じことを繰り返して欲しくないという思いもあるかもしれないねえ。
でもねえ。恵文はいいオッサンだし文也も成人してるさあ。 自分で判断できる年齢だねえ。 このシーンを見てマネをしたら自分がどうなるかが判らない大人がいるとは 思いたくないねえ。
キリがないと彩紀おばあは思うさあ。
タバコを吸うシーンでは「健康を損なう恐れがあります」という テロップを出さなくてはいけないのかねえ。
猛スピードで走る車が登場するシーンでは 「事故の危険がありますからマネしないで下さい」って出すのかねえ。
それこそ大人をバカにしちゃいけないよっておばあは抗議するさあ。
なんでもかんでも人のせいにしちゃいけないねえ。
おばあが子供の頃だってサスペンスドラマがあって 人殺しのシーンをいっぱい見たさあ。
大映ドラマでは不良がかっこよく見えたさあ。
でも、実際の生活とドラマは違うんだと思っていたからねえ。 人を殺してみたいとかシンナーを吸ってみたいとは思わなかったさあ。
実際にはできないことをテレビで見るのが「えんたぁていめんと」っていうものだと おばあは思うねえ。
そして、そう教えるのが親のつとめじゃないかねえ。 「子供がマネする」って怒る前に、 子供のこと思うなら自分が教えてあげればいいと思うさあ。
まあ、彩紀おばあには子供がいないから、 偉そうなことを言うべきではないかも知れないけどねえ。
そうそう、おばあが子供の頃に「川口浩探検隊」って番組があったさあ。 あれはおばあにとっては「えんたぁていめんと」じゃなかったねえ。 本当の話だと思ってたさあ。嘉門達夫があの歌を歌うまで。
マネしなくて良かったさあ。
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