彩紀の戯言
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日記友達がかっこよく「ペイ・フォワード」なんていう最新ビデオを見ているのに 私は「1941(いちきゅうよんいち)」とかいう20年以上も前のコメディ映画見てるよ。 とほほ。
はっきり言ってコメディ映画というジャンルはあんまり見ない。・・・と思う。 普通のコメディはなんかの拍子に見たかもしれないけど、 こんなおバカ映画はめったに見ない。っつーか、見た記憶無し。
そうねぇ。ほとんど1人しか生き残れないどきどきの脱出系とか、 もう一度見ないと解らないなと思いつつ、けっきょく返却日をむかえるサスペンス系。 んなあほな!っていうアドベンチャー系が好きかも・・・。
では、なぜ「1941」というビデオを手に取ったのか。 答は簡単。あのダン・エイクロイドとジョン・ベルーシが出てるから。 はい。ブルースブラザーズの2人です。
太ったダン・エイクロイドはイヤ!とか言いながら、けっきょく役者として気になっている。 余談だけど、「1941」は「ブルースブラザーズ」より2年前の作品。
なのに・・・なんで太ってんのよぉぉぉぉぉ!!
もしかして「ブルースブラザーズ」のために痩せたの??? まさかドラッグで痩せてたんじゃないでしょうねぇ。 まぁ、コメディ俳優だからぽっちゃりしてる方がやりやすいとも考えられるんだけど。
閑話休題。 この映画は真珠湾攻撃後の話で、日本軍が次は本国を狙って来るぞ!っていうドタバタ喜劇。 日本軍の描かれ方が「あんまり」なんだけど、コメディ映画だから許す。
さっきも書いたけど、本当におバカ映画。あまりのバカバカしさに、もう笑うしかない。 でも監督はあのスピルバークなんだよね。 「ブルースブラザーズ」(←いちおうコメディ)にもゲスト出演している。 当時はコメディ好き?
しかも、かなりお金がかかってると思う。 後半のシーンでは、んもう壊れる壊れる。どっかんばっこん。ここまでやるか状態。 この潔さが実に心地よかった。最後の最後は「うっそぉぉぉぉ!いいの?」。
アメリカっぽいね。
流行もあるけど日本であのコメディ映画は作れないと思う。 お金の問題もあるけどもう一つ。 何しろ顔が動かない。片っぽの眉だけ上げることできる?
ダン・エイクロイドとジョン・ベルーシに限ったことじゃないけど、 欧米の人は表情が豊か。というか、顔の筋肉が動かせるんだよね。 骨格の違いなのかな? だから、表情だけで笑わせることができる。ミスター・ビーンも然り。
この映画の日本軍はといえば・・・まぁお約束の、ぶすぅぅぅぅぅぅとした無表情。 逆にアメリカ人にはウケてるのかもね。のっぺりした無表情でギャグやってるんだから。 本人達は真剣だけどそれがギャグ。
しっかし、誰か知らないけど、この日本軍を演じている役者も大変だ。 壊れた潜水艦に乗ってるし、潜水する度にハッチが開いてて水が入るし・・。 英語の発音が悪くてバカにされるし、一緒にいるドイツ人にまで ぼろくそに言われている。 最後には思いっきり勘違いして重要なオチを見せてくれたけど 思いっきりバカにされてるんだよね。あぁ、かわいそう。
と、思っていたらエンドロールを見てビックリした。
あの、おマヌケ日本軍の艦長?軍曹?(忘れちゃった)は、 な、な、なんと・・・・。
三船敏郎だった・・・。
コレが一番ウケちゃったかもしんない。
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