いつも一緒だった車の中 君のひざに頭をおいて 今までを想った。
下から見上げる君の顔
大雨警報。
君の一言。 一番言いたくない言葉だって知ってる。
聞いた途端涙がこぼれた。 流すつもりはなかった。 流す事になるとは想わなかった。
嫌だよ。嫌だよ。
「じゃぁね。お疲れさま。」
いつもよりそっけなく閉めたドア。
明るく帰宅の筈だったのに 玄関の前でかがんで大泣きした。
バカだね。 欲しいっていえばいつだって手にはいってた。 君はいつでも手をのばしてくれてた。
止めて欲しかった。 止めたかった。
スピッツの曲が一番好きになった。
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