2001年01月22日(月) |
”終わりなきモノ”に”キリ”を付ける |
昨日来た彼の友達で33TYPE−M(33もこう言うのか?)の かなりイジッたのに乗って首○高走ってた人が、降りた。
次は、プリメーラだそうだ。 「なんで?」の問いに「キリがないから・・・」と答えたそうだ。
確かにそうですネ。 某女史は「終わりなき戦い」と称してたしナァ。
*某女史は、オートマFCで走り始め、MT換装してチューンドFCで *首○高走るツワモノです。サーキットにも行くが首○高も走る。 *私が行かなくなったのと、HP移転(閉鎖?)したため消息不明。 *そもそも、そんなに知らないヒトなんですけどね。(笑)
ゴールがナイ物って、突然「これでイイのか?」って考え込むコトがある。 何か、求める物が明確に分かれば、それに向けて突き進めば良い。
が、それが無いと不安になる。 「この先に何がある?先はどれだけある?どうすればイイ?」 いままで目をつむっていたコトが一気に噴出する。
特に、我々は趣味で走る。 ステップアップするわけでも、賞金が入るわけでもない。 プロを目指す訳でもない。
もはや、何で走っているのか分からない。
でも、ヤメられない。
”ここまで来たから”なのか?惰性でやってるだけなのか? それとも、見えにくいダケなのかナ。
昔は、こうだった。 次から次へとやってくる仕事。 数字をクリアすれば、すぐその上のハードルが設定される。 設定をクリアして手に入れるモノよりも、 クリアしなかったトキに削られるモノのほうが多い。 毎日、遅くまで仕事して何の張り合いも無い。 誰に感謝されるでもなく、客にペコペコ、メーカーにペコペコ。 満足感もない仕事を、ただこなしていく毎日。 休みは、疲れてしまって動けない。最低限の家事をこなす。 ただ、食う為に生きている。
「俺がやってるコトにイミはあるのか?」とマジで思った。 (ちょっと恥ずかしいな、コレ。。。)
そんな中、非日常的な空間に身を置くコトが唯一”生”を実感するコトができた。 いわゆる変身願望なのかもしれない。 腕が未熟でも、命のやり取りをするような走りは出来る。 直線でアクセル踏むダケなら・・・
それは、ただ無謀なダケなのですけどネ。 今は分かるが、あの時は分からなかった。 「死」を真近にカンジたトキに「生」を強く感じた。
それは、たまらない快感だった。
そんな瞬間を共有したり、走りの波長の合うヒトとは自然と惹かれた。 名前も知らないが、話す人もいた。 会って話したコトはないが、よく一緒に走ったヒトもいた。
残念ながら、33の彼とはそこまでの仲ではないけどね。 会った時には、もう自問自答が始まっているトキでしたし・・・
復帰しようと思った時には、相手にならないマシンになってたしネ。
でも、彼はスゴイと思う。 プリメーラを選んだのも、単純に4ドアって訳ではナイ様です。 「パワーやスピードにはキリが無い」と”キリ”を付けて 次の楽しみ方にスイッチした。 ”ケリ”を付けたのではなく”キリ”を付けた。 車を降りた訳では無い。方向を少し変えたダケ。
俺には、それが出来ない。 今あるものを失いたくナイ。 なんとか今を維持しつつ、何かを見つけ、得ようとしている。
そう思っている時点で、今あるモノも徐々に失っているのかもしれないナ。
なんて言いつつ、プリメーラの彼は4駆のモデルを探してるみたい。 ん?もしかしてGTI−Rの4連スロットルとか、もう持ってたりして。 「GTI−Rのターボエンジン換装して、チョッ速っすよ」 とか言われそうな気がするナァ。
そう簡単に馬鹿は直らないハズだからネ。ウヒヒヒ。
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