東海道線に乗りました。
東海道線に乗ると、ナゼか旅行に行く様なキになります。 子供の頃、東海道線しか無い所に住んでました。 (実際は、御殿場線もあるのですが子供なので知らなかった)
お出かけと言うと東海道線。 昔からオレンジにグリーンのライン。 向かい合った席。(時間帯によっては横座り(?)もあり)
思わず、半透明のお茶を買いたくなる。 フタが湯飲みになってるヤツ。 もう、売ってナイけどネ。
冷凍みかんは、まだ売ってるナ。 買いませんケド。
夜遅くなって客先を出る。 とりあえず、やる事はやった。 あとは、結果待ち。 不利な形勢から良くやったよ。などと自画自賛。 たぶんアカンやろナ。
などと、心地良い疲れを纏いウトウト。 ふと気が付いて窓の外を見る。 正確には、窓に映った自分の顔を見た。 ちょうど、電車は戸塚駅に着いた。
明るくなると顔は映らないので、ぼーっと外見てた。 となりに座ったオバハンが、結構デカイ人で体を捻ったまま動けなくなった。
まあ、外見てるしイイかな。と思った。
向こうのホームには、横須賀線が同じタイミングで入線。 「向こうは空いててイイなぁ」 「これから千葉まで行くヤツいんのかな?」 などと思いつつ、ほぼ同じタイミングで出発。
「おおっ!負けるな東海道線!」なんて思いつつ見てる。
ん?段々横須賀線が近付いてくる。 速度は、段々横須賀線と同じくらいになる。 もう、向こうの電車の人のカオがハッキリ見える位になった。
”パッ”と顔を上げた女の人と目が合った。 ビックリした。 向こうは、コッチが見えてるのか見えて無いのか、”じー”っとコッチ見てる。 ”ホントにコッチ見えてるのか?” ”オレは見えて無いのかな?” と、思うくらいコッチ見てる。 目を逸らそうにも、体を捻ったまま固定されてるので俯く位しかできない。
が、それもオモシロクないので。 とりあえず、目玉をグルグル回してみた。 さすがにそんな細かい動きは見えない様で、反応ナシ。
じゃあ!ってコトでオモシロ顔してみた。
笑ってくれれば、まだ報われたのだが・・・
ロコツにイヤな顔された。
「なーんだ、やっぱ見てたんじゃん」 と思う反面 「うわー、すげー気まずいなぁ」 とも思う。
結構長いコト並走する。 横須賀線が加速しながら離れて行く。
よかった。「ほっ」とした。
目の焦点を再び、ガラスに映るカオに戻す。 すると、今度は通路挟んで反対側のヒトと目が合った。 ガラスに映ったモノ同士で、目が合った。
気がしたダケかもしれない。
が、明らかに怪訝そうなカオしてる。(←そんな気がしたダケかも)
「もしかして一部始終みてたのカナ?」と思うとスゴイ恥ずかしい。
でもって、焦点をまた窓の外に目をやる。 だいぶ離れたが横須賀線は、いまだ並走中。 今度は、東海道線が加速。
「ウゲッ!」またあの車両を通過する。
もう寝たフリするしかナイ! とんでもなく窮屈なカッコで、強引に寝たフリ。
結局、東戸塚(?)で横須賀線が止まる前まで並走してた。
やっと恥ずかしさから解放される。
「ほっ」としてる自分のカオが見える。 思わず笑ってしまう。 向いに座るオジサンに、「何だコイツ」ってカオで見られる。
何となく、カオの運動(←フツーしねえダロ)ようなフリして誤魔化す。 ぜーんぜん誤魔化せてナイのですケドね。(笑)
結局、寝たフリしるしかなかった。
あー、とんでもなくツカレタ。
初めの旅情はドコへいったのやら。
ニントモカントモ。(←ナゼにハットリくん(分っかるカナァ?))
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