こぎとえるごすむ
思う事・日常の出来事をウダウダと書きます。
「テメエふざけんな!」と思っても暖かい目で見て下さいね。

苦情は受け付けません。イヤだから。

2001年06月02日(土) 進捗報告2

俺は、ピットへ走る。

漆黒のそのクルマは、静かに、息を潜める様にそこに佇む。
新しい心臓を包み込み、確かに息づいている。
静かでは在るが、力強く息をしている。
俺は、FDの前に立ちはだかる。
メカニックに目線を飛ばす、彼はニヤリと笑い親指を立てる。

俺は、高鳴る鼓動が押さえられない。
同じ様に親指を立て、コックピットへと滑り込む。
シート、ステアリング、シフトノブ、感触を確かめる。
ひんやりとした感触。

俺をFDが包み込む。
ダッシュボードを軽く叩く。
「OK。頼むぜFD!」

キーを回す。

キュルキュルと言うセルの回転音のあと、「ブオン」と身を震わせ
13B−REWが目を覚ます。
新たに与えられた心臓が、力強く脈動する。
ぎこちない回転だが、その振動が心地よい波となってクルマに、
そして、体に伝わってくる。
バケットシートから伝わる振動と高鳴る鼓動がシンクロする。
熱を帯び始めたシフトノブを1速に叩き込む。

クラッチを繋ぐと、ゆっくりと動き出す。
ポロポロと表面が剥がれ落ちて行く様な感覚。
古い表皮を脱ぎ捨てて、生まれ変わった漆黒の悪魔が動き出す。

知らず知らずのウチに笑みがこぼれる。
俺は、悪魔に魂を売ってしまった。
いや、魅入られてしまった。
交わされた契約、ロータリーに乗るものだけが知る契約。
歓びが体を駆け抜ける。

復活

蘇りし悪魔は、より強力な力を手に入れて・・・
悪魔は、今、解き放たれた。






なんて、コトを夢見つつショップへ行きました。

が、

やっぱりと言うか、なんと言うか・・・
いまだエンジンのオーバーホールは終わっていない。

でも、エンジンは分解されてた。
思っていたより症状は悪い。
おにぎり(ローター)は、2コとも再利用可能。
でも、サイドハウジング、ローターハウジングは全てダメ。
何かで擦ったかの様にキズが付いている。
どうやら、アペックスシールの偏磨耗が原因の様子。
ハウジングのウォータージャケットには、砂の様なモノがたまってる。
これは、距離の出たREは普通のコトらしい。
ヒドイものになると、不純物で埋まってしまってるモノもあるらしい。

ハーネス、パイプ類も劣化激しい。
エンジンマウントは千切れてはいない。
亀裂は見られるが、再利用する。

クラッチもかなり減っている。

マズイぞ。

クラッチ交換する金無い。
見なかったコトにする。(笑)
もう、その他のパーツも到着してる。
足回り、ブレーキ回り。
そしてラジエターも・・・キッチリ商品として陳列されてやんの。
おれのクルマにつけるんだから、箱から出して陳列すんなヨ。
誰かにフィン曲げられたらどうするんだ!(怒)

上手く行けば、来週末にはエンジンに火がはいる。かも?


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