こぎとえるごすむ
思う事・日常の出来事をウダウダと書きます。
「テメエふざけんな!」と思っても暖かい目で見て下さいね。

苦情は受け付けません。イヤだから。

2008年11月28日(金) 手術当日

手術当日
 
6時起床
少し前に自然に目覚める。
昨夜9時に寝たせいで、夜中何度も起きた。
しっかり寝たような、寝てないような。
 
気が付くと6時30分だった。
 
2度寝かよ。
 
看護士さんが来て、今日の説明。
8時に病室を出るので、それまでにT時帯に履き替えて、
手術着に着替えてください。
その際に、T字帯以外の下着を身に着けないでください。
 
手術着ないですけど?
 
「あら、ホント?」と言って持ってきてくれました。
 
着れますかね?
 
「一番大きいサイズです」
 
ちょっと、ムッとして言われた。
 
冗談じゃん、冗談。
 
そんなころ、両親到着。
 
着替えをして、
 
まだ実感ないや
 
そんな話をしていると、8時過ぎ看護士がやってくる。
このベットのまま向かうのだそうだ。
 
ベットに横になると、ベットを電動でせり上げて1m位の高さにする。
そのまま、出陣。
 
ちょっと、恥ずかしい。
 
同室の人は、あまり手術とかしないみたいで驚いて見てた。
 
母親が「今から手術なんですよ」と説明してる。
 
言わんでエエ。
 
エレベーターを待っていると、来るエレベータ来るエレベータに
先客が乗っていて3回ほど待つ。
 
色々な科が8時30分の手術開始みたいですね。
 
一旦、広い部屋に集められる。
私以外にも5人ほど居た。
後からも来るようでした。
 
「手術担当看護士が来ますから待っていてください」
 
と言われた直後、女性の看護士が寄ってくる。
 
「担当看護士の○○です。お名前をフルネームでお願いします。」
 
あれっ?昨日話した男性の人と違うなぁ。
 
「○○○○です。よろしくおねがいします」
 
そう言って手にはめられたバンドを見せる。
(バンドには、患者番号、生年月日、性別、名前、バーコードが書いてある)
 
えっ?ちょっと待ってください。
 
「あれー、XXさんじゃないのかぁ」とか言いながら小走りに他の部屋へ消えていく。
 
なんだったんだ?と思っていると、昨日会った男性の看護士がやってきた。
無事に確認作業を行って、病室に運んでいく。
 
「今日は、10番の手術室ですからねー」
 
と言いながら結構なスピードで押されていく。
”何だ時間ないのか?”と思う間もなく手術室へ。
 
執刀医の先生と麻酔医の先生の顔が見える。
知ってる顔を見ると安心するなぁ。
 
と、
 
全然しらない男性の先生に手術台に自分で移るように言われる。
ベットと手術台は若干の段差はあるものの、移動できそうだ。
移動しようとすると、「ちょっと待って」といわれて、上に手術用の
カバー(青っぽかった)を掛けられて、その下で手術着を脱ぐ。
T字帯のみに手術用のカバーを掛けられた状態で移動する。
 
すると、麻酔医の先生が左手の甲を必死に叩いたり擦ったりしている。
明らかに焦っている。
 
私の血管が見えないのは私も知っているので、別にあわてない。
 
血管探すのが今回で一番大変ですかね?
 
と言うと、執刀医の先生が、
 
そんな事ありません
 
相変わらず、冗談が通じない。
おおっ、今日はメガネではないですか。
メガネ姿もお美しい。
 
なんてやっていると、マジで麻酔医の先生焦っている。
 
足の甲の血管で取ってもいいですか?
 
執刀医の先生が冷たく「ダメです」と答える。
 
麻酔医の先生は、意を決したようで針を用意させる。
ふと見ると首を傾げながら。
 
首傾げながらはヤメてくれ
 
無事、針が刺さったようで、薬剤が注入される。
 
・・・何も変化なし。
 
「体がポカポカしてきましたか?」
 
全く変化ないです
 
薬剤をさらに追加するも、変化なし。
 
すると男性が
 
通常は麻酔が効いてから管を入れるんですが、太ってる方は麻酔が効いた途端に低酸素になることがあるので麻酔の前に入れます。
 
ええっー!
そんなことしたら「オェ」ってならない?
 
喉の局所麻酔のスプレー使います
 
そのスプレーがヒリヒリして苦痛なのですが、すぐに喉の感覚が無くなる。
 
それに体がポカポカしてきたなぁ。
 
喉痛くないですか?
 
と言いながらピッケルの様なものを喉に差し込んでグイグイ引っ張る。
そんなん痛いに決まって、、、全然感じません。
すげーな、麻酔って。
 
まっ、痛かったら、こんなこと出来ませんけどね。
 
何だコイツ!
 
と思った瞬間、意識は無くなってました。
 
次に目覚めたのは手術台の上。
 
誰の声か分かりませんけど

○○さん、分かりますか?○○さん、終わりましたよ。
 
目覚めて、
 
今、何時ですか?
 
意外と声が出る。
ただ、麻酔のせいなのか、ゆっくりとしかしゃべれない。
 
10時40分です。
 
あれっ?1時間って言ってたのに、2時間くらい掛かってるなぁ。
 
自分でベットに戻れますか
 
また、お前か!
と、思いつつ、朦朧とするなかベットに戻る。
手術着の袖を通しているうちにまた意識が遠のく。
 
実際は、目が覚めていたと思うのですが、その後の記憶はありません。
次の記憶は、病室で酸素吸入されながら、血を吐き出すところです。
 
確か、1時半くらいだったかな。
 
口の中が血で気持ち悪いが、思いの他、喉は痛くない。
それどころか、フツーにしゃべれる。
 
もちろん、ボリュームは低いけれども、しゃべれる。
拍子抜けだ。
 
夕食前に、牛乳と野菜ジュースをくれたが、それも問題なく飲めた。
 
なーんだ、思ったよりも大したこと無いな。
 
これなら退院も早いかも。
 
それは大間違いだったんですけど。
 
つづく。


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