2011年05月29日(日) |
2011年 1000ccカップ第1戦 筑波 (決勝) *完成版 |
*************************** 6月8日 やっと最後まで書き終えました。 ***************************
くどいですが。
 雨ですよ。
「いっその事、雨で中止にならんかな?」と思いましたが、朝は、そんなにひどい雨でもありませんでした。
しっかり雨でしたが。
今回は、受付が遅いので、朝ゆっくり出来ました。 それでも受付の1時間前にはサーキットに入ります。
と、言うのもこの雨の中、ピット無しではキツイ。
いつもは、受付の順番が早いので、レース時に割り当てられたピットを確保して荷物を置きます。 その方が楽だからね。
今回も、1000ccカップとしては、一番初めに受付しましたが、既にピットはいっぱい。 なんとか、半分空いてるピットを見つけて、そこを確保。
他のドライバーと3台で共有しました。
とりあえず、雨に濡れない荷物の置き場所を確保すると言う目標は達成。
さて、帰りますか(違)
車検まで時間は有りますが、前日のタイヤ交換含めて済ませていたので、 トランスポンダを助手席側のドアに貼り付けて、後は特にやる事無し。 (ホントは、やるべき事忘れてたんですけど。)
車検も、問題なく終りましたが、
しかし、
車重833キロは、重すぎねぇか?
助手席の軽量化を行っても、前回から3キロしか変わってない。。。 まあ、雨なので多少の重量増があるのでしょうけど、規定の最低重量750キロには程遠い。 以前の規定の810キロと比べても重い。
そんな中、重量不足でテンパータイヤを積んで、再度車検に向かう人が居ます。 (注 : テンパータイヤで重量調整はレギュレーションで認められています。)
えっ?750キロ切ってんの!?
どーやったら、そこまで軽量化できるのか、全く見当がつきません。 私が出来るのは、以下の項目くらい。
- バッテリーをドライバッテリーかバイク用のバッテリーにする。 - 助手席をもっと軽いバケットシートにする。 - シートレールをスライドしない軽量化した奴にする。
コレくらいでしょうか。
それでもマイナス10キロ~15キロじゃないでしょうか。 あと50キロから60キロなんて、何をどーすれば下がるんでしょうか。
「その前に、ドライバーが他のドライバーより60キロとか重いじゃねぇーか!」と言うのは触れない方向でお願いします。
車検後、予選まで時間があったのですが、 ホイールナットのトルクチェックしたくらい。 (ホントは、やるべき事忘れてたんですけど。)
さて、予選です。
昨日よりも雨が強い気がします。 実際、トップタイムは昨日の練習走行よりも遅かった。
特に、後半になると雨は強くなって、水溜りが半端なかった。
しかし、
問題は、雨ではなかったのですよ!
ガラスが曇って前が見えネェ!!
予選前に余裕コイテる暇があったら、曇り止めとか塗るべきでした! 昨日の練習では、そこまで酷くなかったので気にしてませんでした。
確かに数周しかしてませんが、今回はコースインする前から、曇り方がハンパない。
全然見えないのです。 インラップ途中でフロントガラスの四隅から曇り始め、 2週目には前が見えません。
1ヘアの立ち上がりやバックストレートでガラスを拭くのですが、 手が届かないのでB5サイズ位しか視界がない。
うっかり腰のクッションを外し忘れていたせいもあり、 体がいつもよりも寝ているので、余計に手が届かない。
結構、勘で走ってました。
途中でスロー走行した際にエアコン入れて曇りを取りましたが、 エアコン切ったらすぐに曇ってしまい意味無し。
結局、雨が強くなる前に出したタイムが、 そのまま予選タイムになりました。
結果は、トップから3秒半落ち(汗)の6位。 前の車とは、0.4秒差、後ろの車とは1.1秒差。
むむむ。
一人旅は、避けられそうです。 何とか5位に入りたいなぁ。
決勝までに、すべき事は一つ!
昼飯を食う!
それもそうだけど、(えっ、違う?)
曇り止めを塗る!
幸いにも、以前もらった曇り止め(試作品)がありました。
大丈夫かな。。。(汗) 後で調べたら、製品化されてました。EvolexのSUPER FOGってやつです。全く同じか知らないですけど。。。
若干の不安を抱えながら、作業します。 他に選択肢ありませんし。
たまたま某N1ドライバー(今年からね)がやってきて、この試作品見せたら「大丈夫っすよ。」と相変わらずの軽い感じ(ゴメン)で言うので、さらに不安倍増です。
結果は、
マジで曇らねぇ!
素晴らしいです。 某ドライバーによると「後でギラギラしますけどね」とのこと。 今のところ、大丈夫です。ギラギラしてません。
後のことなど、どーでも良いです。
前が見えるって素敵(はぁと)
でもって、決勝。
決勝前のブリーフィング(何故か1000ccカップだけあった)で、
体は、ほおっておいても治りますが、車は治りませんからネェ。気をつけて楽しんでください。
だそうだ。
それ、逆じゃね?
残念な事に、他のレースでクラッシュして、あばら骨を折った(らしい)のがあり、それを受けての発言なので、実際は以下の意味ですけど。
あばら骨の場合は、ほおっておいても治りますが(つーか、ほおっておくしかない)、車は、お金掛けないと治りません。もちろん、体も大事ですが、我々は素人なので経済的損失も避けるべきです。
前後の発言を総合すると、こんな感じの意味でしょう。
でも、ここだけ切り取ると「ええっ!Σ(゚д゚lll) 」って感じでした。
でもって、グリットに着きます。
今回は、予選6位なので、シグナルが近い。 とても見やすい。
スタートは、可もなく不可もなくって感じでしょうか。 スタート後の混乱でも順位は変わらず6位で走行。
しかし、
路面状況が予選と違うから走り方が分らん!
当たり前と言えば当たり前なのですが、台風が段々近づいてます。 雨も予選より激しくなりました。
これも当たり前と言えば当たり前ですが、雨のレースは路面状況が変化します。
でも、
初体験なんだもん。
雨のレース初体験です。 勝手が分りません。
どの程度で走れるのか手探りの中、昨日のクラッシュ(スピン?)もあって、ビビリミッターが効きまくりです。
予選7位の車に押されまくります。
相変わらず、ラップカウンターは計測ポイントがずれていて、最終コーナーの飛び込みで計測します。
そんなタイミングでカウンター見れるかっつーの!
ホームストレートに戻ったときには、ラップが消えてます。 どうも多地点計測になってから、グリットスタートすると計測ポイントがずれます。 (ピットレーンからコースインすると大丈夫。)
サインボードで、1週前のタイムが分ります。
俺のタイム遅っ!
でも、このタイムがホントに遅いのかも分らない。 予選と路面状況が違いすぎる。
そんな事してたら、1コーナーの飛び込みで抜かれる。
7位になってしまったΣ(゚д゚lll)
必死に追っかけるのですが、明らかに最終コーナーが遅い。 ”それじゃぁ、最終コーナーで頑張ろうかな”と思ったのですが、 昨日のコースアウトが脳裏をよぎります。
ビビリミッター発動!
”どうしよう?やっぱ無理かな。。。”と思っていると、 どうもダンロップから第2ヘアピンまでが、明らかに前の2台よりも速い。
もちろん、ダンロップでは”いつスベるか分らん”って感じなんですけど。
予選7位の車は、予選5位の車までパスしています。
私の前には、予選5位の車が居ます。
”確か、予選タイムは俺と変わらなかったよな”
”追えない訳はない”と、折れかけた気持ちが再点火。
テールに食いつくまで、時間は掛かりませんでした。
やっぱり、ダンロップから2ヘアまでは、俺のほうが速い
でも、こっちも、いつスベるか分らない状態です。 また、前の車も分っているので、2ヘアの飛び込みでインを締める。
実際は、「締める」ってほどじゃなくて、スペース自体はあったのですが、 コッチも、「いつスベるか分らない」って状況なので、さらにインに入る程の余裕ありませんでした。
何度かアウトからアプローチして、バックストレートで抜こうとするのですが、並んでも前には出れない。 また、最終コーナーをインから入る勇気もなく、結局、抜くのに時間が掛かってしまいました。
結局、2ヘアのインに車をねじ込んで抜きました。
その頃には、5位の車とは、ずいぶん距離がありました。
ちょっとコレ(追いつくの)は無理かな?
と、思ったのですが、6位に上がった(戻った?)後に、タイムがポンッと上がります。
もちろん、前との差も縮まります。 それでも、追いついて抜くのは難しそう。
最終コーナーで、ちょっと速度上げてみたら、すぐにスベる。
やっぱ届かないかなぁ(´・ω・`)
でも、明らかにダンロップから2ヘアは俺が早い。 (逆に言うと、最終コーナーが遅いんですけど。。。)
でも、プレッシャー掛ければ、もしかして・・・
これは「よこしまな考え」ではありません。 正しい作戦です。(たぶん)
気持ちを持ち直して必死に追いかけますが、やっぱり、ちょっと無理っぽい。
最後まで、結局追いつけませんでした。
そのまま6位でゴール。
結果は、7台中6位ですし、順位は予選と同じですが、個人的にはとても面白いレースでした。
レース終了と共に、まさに暴風雨になりました。 速攻で片付けて、サーキットを後にしました。
レース前のブリーフィングで「出走7台なので、章典は4位まで」と聞いていたので、6位は入賞じゃないと思ってました。
ところが、
後日、SCCNから宅配便が来ました。
6位のトロフィーでした!
7台中の6位ですが、非常に嬉しいです。 なんといっても、初トロフィーです。
それに・・・
数年経てば、だれも7台中の6位だなんて覚えちゃいねーよ とにかく、6位入賞です (`・ω・´) (トロフィーはくれたけど、入賞かどうか分りませんが)
|