40歳男性の頭の中
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2006年06月19日(月) 離婚流行その5最終回

雨の上がった日曜日、釣りに行こうとしても
鉄柵を越える足場が撤去されたとの情報があり、
一日中家に引き篭もってました。

釣り場付近で泉州水ナスを買うのだが、
それを楽しみにしている嫁の方が残念そうです。

さて、友人Tと二人で食事をした。

「あれからどうなったん?」と聞く僕。

「いや、嫁の実家に行って話そうにも、義理母が
出てきてやなぁ、早く別れろって言うねん」

「何度足を運んでも嫁は不在と言われるし」

「俺、嫁の実家にも毛嫌いされてるわぁ」

「義理父の方はどうやねん?」と聞く僕。

「嫁は母子家庭で、小学生の時に離婚したらしい」

友人Tを慰める言葉を探すも、嫁の悪口になって
しまい、やり直しを求める友人Tに話す言葉がない。

「また電話するわぁ」 「おう」

あまり自分の弱い所を見せたくないのだろう。
この時、答えをすでに出していたのかもしれない。
未練とか、やりきれない気持ち、聞いてもらいた
かったんだろう。

後日離婚したと連絡があった。

僕は、短い期間に友人二人の離婚に遭遇し少し疲れ、
その疲れから開放されることなく、友人Hから
連絡があった。

「俺、再婚するねん」
「悪いけど、保証人の欄にサインくれ」

「お前、離婚して1年も経ってないやん!
ホンマかいなぁ」

「ううん・・・頼むわなぁ」

友人Hは離婚してから、しばらく義理父の会社で
副社長に昇格した元嫁の下で働いていた。
期をみて独立したようで、今回の再婚話となった。

夕方、友人Hの家に行くと、都心部に近い場所だが、
シングルベットを置くと座る場所がない程のワンルームだった。

「狭いやろぉ?今、茶入れるわぁ」

「ここで二人で住んでるんか?」

「そやねん。ちょっと無理あるやろ?」

でも笑顔で話す友人Hは幸せそうで、僕も嬉かった。
PCのそばに飾ってあった写真を手に

「これが新しい嫁やねん」と差し出された。

僕は写真を見て目を疑った。

「外人と結婚するんか?」

「そやねん」

「ほんで今嫁は?」

「仕事に行ってるねん。今日お前来るから休めって
言うてんけど、店の都合で無理やったみたいやねん」

「店って?新地か?」

「そやねん」

色々な事が頭をよぎったが、サインを済ませ帰宅した。

国際結婚は入国管理局に最初の1,2年は毎年結婚ビザ
の更新が必要で、3年目に3年分の更新があるらしい。
最短5年で永住権が認められると聞いた事がある。

だからなのか理由もわからないが、再婚して3年目が
過ぎた頃夫婦仲が冷めていた。

独立した仕事も軌道に乗り、少し広い部屋に引越した。
家具も揃えたが嫁は家に帰ることなく、ロシアと日本に
いる同じロシア人宅で生活するようになっていた。

結局この結婚も先日破局し、友人Hはバツ2となった。

僕の友人の離婚は連鎖しやすい。
すべて友人Hが絡んでるけど(笑)

後日談ではあるが、三行半をつきつけられた友人Tの
嫁は、結局別居中にネットで知り合った新しい男の元に
いたらしく、娘を連れ再婚したそうです。

ちなみに食事の場面で登場する友人Nは、相手の気持ち
を考えることなくストレートに意見を言い

「俺も離婚する」「大体女ってやつは!」

と、言っていたが今も幸せに生活をしている(笑)


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