フーチーひとりごと。
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2000年08月25日(金) |
甘えたし、甘え難し。 |
過去に付き合った彼は年上が多かった。 「優しい年上の彼」ってのが理想やねんけど、「優しい」も「年上」ってのもクリアしてたのになぜか長くは続かなかった。「甘えたい願望」はあるのだが、その行動を客観的にみてしまい恥かしくて行動に移せないのだ。 別れた理由はいろいろだが、彼達が口を揃えて言っていたのは「もっと甘えてええねんで」というのだった。
甘えると一口に言ってもいろいろな形がある。俺は俺なりに甘えていたつもりだったが、彼の思い描く甘え方ではなかったのだろう。 みんな確かに優しい人達だったが、『優しさ』の捉え方にギャップがあった。ベタベタしたりはしてたけど、なんていうか、しんどく感じてきたのは、何においても俺を基準に回ってしまうということだった。 「どこ行きたい?」「何食べたい?」「何したい?」いつもこんな感じで聞いてくれるのはうれしいが、時にはない時だってある。「んー、特にないけど、○○はどっか行きたいとこないん?」ってきくと「俺はオマエが行きたいとこでええねん」って言われる。 最初はうれしかったよ、俺の事気にかけてくれてるって思うと。でも、付き合ってしばらくたってもこの調子が続くと、だんだんそれがしんどくなってくる。
少しくらい自分勝手でも、連れ回されても、付き合わされても、俺はそっちの方がいい。俺だって、彼と一緒ならどこでも楽しいって思うことはあるし、第一に、彼の好きな所、物、景色とか彼の目に映っているものが俺の目にも映るわけやん。 俺の知らなかった事とか彼に教えてもらったり。中には全く興味なくてヒマそうにしてることもあるやろう。「興味ない?」って聞かれたら「うん、ない」って答える(笑)けど、それだけでいいねん。 ちょこっと俺に気を回してくれれば俺はちゃんと彼についていくもん。そういう、ちょこっとした優しさをいっぱい持っている人が俺の理想の『優しい人』かな。
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