モロッコにいった時、それは2月でしたが、夏までに大切なものを失うと占われました。その時あたまに浮かんだのはふたつで、そのうちのひとつは本当に夏が来る前に手の届かないものになってしまいました。それ以来わたしは占いを見たり聞いたりするのをやめました。 もうひとつも遠くないうちにそうなるのはわかっていました。
ひとりで生きていると、自分で自分にいろんなことを言い聞かせなくては前に進めなくなるけど、なかには「しかたない」とか、こんな考え方はほんとうには好きではない、こともあるけど、これだけはずっと子供の頃からそうなのだ、とくっきりと自分に向かっていってきたことがあります。
たとえ明日さよならを言う日がきても、今日はまだその日ではない。だからその日その時がくるまでは昨日と同じように笑っていよう。 愛さなけば失う悲しみもなかった、なんていう人間にだけは自分はなってはいけない。
わたしのはっきりと自覚したさみしさは、きれいだ、とむかしchamiは言ってくれました。最後にのろけておわり。
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