いろいろ誤解はあってもわたしはわりとサービス精神旺盛な性格です。 ムラっ気が欠点といわれながらもその場にいる最大公約数のひとに楽しい 気持ちでいて欲しいと望むのは民主主義教育の尻尾がまだはえてるせいか もしれませんが、どっちかというと他人の暗い思いにものすごく影響され やすいので、なるべくそういう空気を吸いたくないからです。 それからひとに質問したり会話をひきだすのは我ながら上手だなあ、と思 いますが、逆に質問されたり自分の思いを語ったりするのは苦手です。 人生でずっとなるべく避けてきた瞬間です。 だからわたしはパーティーや大勢の飲み会が好きではありません。 むしろ嫌いです。上手なこと=好きなことではないからです。 それは生きていく技術で、テクを駆使し上手くマワッテイル瞬間すこしは 自己満足な喜びもありますが、終わると「なんのためにあんなに・・・」 「結局は自分のためなんだが・・・」 なんか釈然としないぜ! ああ本当に社交生活というもののない世界に生まれてよかった。 すばらしいホステスとして釈然としないながらも充実した日々と思い込ん でサロンなんかひらいていたら!!! まあ、こんな想像はどうでもいいや。
サービス繋がりで思い出した。日本の製造業というのはもう本当にダメな んでしょうか。ダメなんだろうな。わたしは職人のつまりは町工場の娘さ んなので、身にしみてわかっておりますが。 だから身びいきで、子供のころからサービス業や情報業やそういうモノを つくらない、数字上のやりとりの仕事を斜め白い目でみてきました。 「自分ではなんにもつくれないくせに・・・」「ヒトがつくったもの使っ て(食って)生きてるくせに・・・」くせにくせにとイジケタ気持ちのよ うですが、簡単にいうと「えらそうにすんな!」反対にいうと「馬鹿にす んな」かなあ。 もう松下幸之助や本田総一郎の気持ち。そしてちょびっとお百姓さんや最 低賃金労働者の気持ち。 そうして皆もうつくるのはヒトにさせて操作したりつくらせたりする側の ヒトになって、で今つくっているヒトが今度は別のヒトタチにつくらせて 誰ももうつくるのはやめたい、っていったらどうなるんでしょ? ってまあ音楽やってるんだから虚業もいいところだけど、それはみなさん の余裕や楽しみ代から少しお金をわけてもらってるようなもので、ヒトの 上前をはねるようなことじゃないよね。 わたしは政治的思想はないけど、(いやあるけど)それが反体制っぽくみ えるとしたら、ミュージシャンや役者によくあるリベラリズムや体制が! ってのより、おてんとうさんに顔向けできんことをするな、っていう堅気 の娘さん(かなり昔の)の発想じゃないかと思うのです。はっ! 堅気の娘さんがやくざなことをやっている、というのは自己イメージにぴ ったりかも!
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