痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2001年12月17日(月)     みじめ

    我が隠れ家には風呂がない。理由は、いつもいるわけではない&近所に
   銭湯が沢山ある&金銭的事情=の為にそんなに働くのいや、の3点だと自
   分では思っていたのです。
    そうではなかった。それ以上に大きな理由があったのです。
    わたしはユニットバスが嫌い。洗い場がせまくて壁にひじや背中がつき
   そうなのも嫌い。窓のない風呂場が嫌い。お湯がさめても追い炊きできな
   いのが嫌い。
    でも一人暮らしの、しかも働くのがそんなに好きでない人間が借りる部
   屋のお風呂に上記の項目に1点でも掠めないお風呂があるでしょうか?

    そしてすべての大元。わたしは、濡れて寒い、という状態が一番嫌いな
   のです。濡れるのはいいよ、乾くから。寒いのもいいよ。でも両方同時は
   絶対にいや。不快の中の不快。しかも裸!髪の根元まで!寒い、濡れてる。
    歌の文句にもよくありますが、雨にうたれる捨猫。生き物的にこの濡れ
   て寒い、状態ほどみじめなものがあるでしょうか。
    なによりわたしはお風呂それも長風呂が大大大好きなのに。
    でも、ユニットバスは温まりたいのに、お湯があたっている場所以外は
   寒い。なのに裸でまんべんなく濡れている。そして閉所が怖いのに窓がな
   い!

    こんな思いをするくらいなら3分歩いて銭湯にいきます。普通は風呂ナ
   シの部屋の方がユニットバス付きの部屋よりもみじめに思うのかもしれな
   いけど、わたしは半畳くらいのバスタブで全身まんべんなくシャワーをあ
   てようとか、まず温まってサッと洗って流してでよう、なんてことにお風
   呂タイムを費やす方がみじめさ3倍増し。

    そんなわけで、1泊3万くらいのホテルでもお風呂だけはどんなに泡を
   たてようと満足できないのです。泊まったことないけど、たぶん70万の
   (叶姉妹が泊ってた)お部屋でもだめ。だと思う・・・


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