2001年12月25日(火) |
estrellita −星ー |
こんなにも貴方の意識とシンクロしたのは初めてでした。 こんなにも印を、今もいるという印を欲しがっていたこと、そんなにも ここにいるという印を示そうとしていたこと。 あんな小説が呼び水になって頭でつくりだした感情ではないということは どんなに頭で否定しても、そうでないとわかりました。 そして突然に、一気に流れ込んできた思いの波は愛で同じだけの悲しみ でした。 今やっとわかりました。一人病室の夜、なにを思っていたか。 恐れでもなく、恨みでもない。ただ悲しみだけがあってそれは同じだけ の愛でした。 わたしは約束しました。遠い昔は遠いなにかに。 あの時は貴方に。自分をマットウすること。 待っていてくれた貴方に。印を示してくれた貴方に。 暗い病室で親指の声を聞いたその時に。
|