普通の新妻の日常ってこんな感じよ?
琴乃



 嘘は、翌日にあっさりとばれた

一昨日、Hと会うのに「女友達とお茶に行く」
と彼氏についた嘘は、翌日にあっさりとばれた。

彼氏と私の関係を知っている、会社関係のおっさんが
ひとりいる。
そのおっさんから、ばれた。


昨日、彼氏はそのおっさん(以下Oさん)と仕事の
打ち合わせ会っていた。
その時、フトOさんが言ったらしい。
「そーいや、昨夜、琴乃さんを見かけたよ」
彼氏は
「あぁ、友達と出かけるって言ってたから。
 飲み屋街でしょ。」
「ううん、全然別の場所で。」

Hとは山道をずっとドライブしてて、
最終的に海のほうまで行った。
途中、山のふもとのコンビニ経由で。
恐らく、そのあたりで見かけたんだろうけど。


嘘をついた私も悪いが、普通、言うか?
って思った。
何も知らなければ、彼も私も幸せな週末ライフが
過ごせてたのに。
おかげで、昨夜は話しあいで。
結局、いつもの話。
会社の話と将来の話と。
そして、いつもと同じ回答。
「所長としての立場で言えば…」
「いや、琴乃にとっては…」
言い訳にしか聞こえないし、実際、私は
彼がそう言い始めたら、言い訳が始まったと認識しているので
聞いてなかった。

彼は、いつも彼自身の気持ちを、彼自身として話をしない。
だから、私も本心を話さない。
お互い、信用できない者同士。


バカ過ぎてくだらないことをひとつ、言っていた。
「琴乃とは、最初から会社で、普通の上司と部下で
知り合いたかったな」
「はぁ?
 それなら、すぐに会社辞めてたわ。こんなバカすぎる下らない会社。
今まで持ってるのは、付き合ってたからよ。
何とぼけたこと言ってるの?」



そんなバカな発言するような男だから、私と付き合えるのだ。
私もその程度のオンナでしかなく、
そんな発言を下らないと理解できるようになった今、
そんな程度の男は、ホントに利用するだけなんだなって思った。


他に彼氏候補ができたら、すぐに別れそうな気がする。


確かに嘘をついた私も悪い。
でも、私との最低限の約束である、
「広島に帰る時には、一言言う」
という約束をひたすら破り続けた私にしてみれば
お互い様だ、という気分は絶対に拭えないと思った。


まだ大丈夫。
Hの魔法は、まだ効いている。
まだ、頑張れる。




2006年07月21日(金)
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