虹色過多想い |
2004年12月20日(月) クリスマスよりずっと前のお話 |
初めてクリスマスの話をした時のことを憶えていますか? ふたりで初めて海に行った日のことです。 あの日はすごくいいお天気で、夏の始まりの日でした。 海に向かう車中の会話で「恋人とはどんなことがしたい?」って話していたのを憶えてる? その幾日か前に、あたしと君は河川敷デートをしていて、あたしの高校の頃の夢が、恋人と河川敷デートをすることだったって話をしていたんだよね。 恋人とは呼べない君とだけどそれが叶ったから、他には特にないって一度答えたあたしが、考え直して口に出した言葉は・・・ 「クリスマスを彼氏と過ごしてみたいなー」だった。 君は冗談で「じゃあ、一緒に過ごそうね」なんて笑って応えてくれたね。 きっともう忘れてるだろうけど。 君にとってはその場凌ぎの話だったんだろうけど。 あたしだって笑ってその話を流したよね。 また得意の冗談ねって。 クリスマスには彼女の元へ行ってしまうのにって。 特別じゃない日だから、あたしと過ごしてくれてるんでしょうって。 特別じゃない日でも十分だった。 君と海へ行ける日があることが嬉しかった。 あれから季節は廻ってクリスマスが訪れる季節。 あの笑い話は現実になるのかな? あたしは君と特別な日を過ごせるのかな? 聖夜に君が恋人と呼ぶ人はあたしでいいんですか? クリスマスにはあたしが君のサンタさんになりたいです。 君が欲しているものを何でもあげられるようなサンタさんに。 |
←yesterday |index | tomorrow→ | ![]() |