虹色過多想い
2004年12月24日(金)  クリスマス前夜

朝から夕方まであんなに降っていた雪は、夜にはすっかりやんでいた。
空には満月には少し足りない月と、いくつかの星が輝いていて、雪が落ちてこない空をあたしは何度も見上げた。

恋人と中華料理屋さんに行って、晩ご飯を食べた。
今日はイブだけど、あたしは受験生なのでお料理を食べた後はいつものように恋人と一緒に勉強した。

その中華料理屋さんは、あたしと恋人が恋人同士になるずっと前に、3度目のデートに食事をしたお店。
日記を振り返ってみると、その日の日記が残っていて、そのお店で晩ご飯を食べたことは書かれていなかったけど、あの頃のあたしの気持ちはしっかりと記されていた。
その日は彼に、「付き合ったりできなくていいの?」って訊かれた日でもあった。
そんな日もあったのに・・・今あたしは彼を恋人と呼んでいて、彼もあたしを恋人と呼んでくれている。
こんなに幸せでいていいのかな。
あの日、願うことさえ許されなかったことが、今は実現している。

恋人はクリスマスとクリスマスイブとイブイブの3日全部をあたしにくれた。
「メリークリスマス」は明日言う言葉だから今日は使わなかった。
あとひとつ夜を眠ればパーティーの日。

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