虹色過多想い
2004年12月25日(土)  聖夜はシャンパンに口づけを

恋人と札幌駅にあるドリカムがプロデュースしたっていうツリーの前でお昼過ぎに待ち合わせして、札幌駅の隣にあるホテルへ行きました。
恋人が1ヵ月前から予約をしてくれていて、本日はここでふたりだけで小さなパーティーをするのです。
どんなお部屋をとってくれたかは全然知らなかったんだけど、案内されたお部屋は20階でびっくり。
南向きの窓がすごく大きいお部屋だった。
その窓にぴったりくっついて、ずーっとずーっと景色を眺めてた。

↑同じ窓からみた昼と夜

夕方になったら札幌駅のデパ地下にお買い物に行って、お惣菜とかケーキとかワインを買った。
コンビニでビールとサワーも購入して。
マーケットでは人目も気にせず「恋人がサンタクロ〜ス♪」って歌ってたんだけど、後から考えるとすごく恥ずかしかったな。絶対周りに聞こえてた。
でもいつの間にか口から出ちゃってたんだもん。
お酒を飲む前から浮かれてたんだよね・・・。

この日のために買ったサンタさんと雪だるまのキャンドルをつけて、出かける前には閉めて行ったカーテンを開けて、夜景を眺めながら乾杯。
クリスマスの予約だからってお部屋にはシャンパンとワイングラスとロイズのチョコレートとクッキーの詰め合わせまでついてた。


お料理の量が少なかったかななんて言ってたんだけど、シャンパン2杯とワイン1杯を飲んだあたしは一気に酔いが回ってしまってお料理を食べる余裕なんて全然なかった。
ワインなんて今まで味見とか試飲程度しか飲んだことないのに、今日はぐぐっと飲んじゃったからなぁ。甘くておいしいワインだったから。
あんなに酔ったのは初めてです。
記憶がなくなるほどではなかったけど、かなりふらふらしてた。
そんなんでせっかく買ったショコラティエマサールのケーキを残しちゃったりして。どれだけ贅沢なのって感じ。

恋人へのクリスマスプレゼントはネクタイを贈りました。
ネクタイを贈るのはすごく難しいって聞かされててたくさん悩んだけど、内緒で買うのにネクタイ以外を選ぶのはもっと難しい気がして。
プレゼントを選ぶのって楽しいって言う人もいるけど、あたしはどちらかと言うと苦手かもしれない。
贈る相手のことを考えて、気に入ってもらえなかったらどうしようって思うとすっごく悩んでしまう。
今回もお財布がいいかしら、腕時計がいいかしらとか考えたんだけど、お財布とか腕時計って、昔の恋人からのプレゼントだったらそれを使っていたいのかなとか、すっごい思い入れがあってそれしか使いたくなかったらあたしがプレゼントしても使ってもらえないだろうなって思うと、何にも選べなくなっちゃって。
結局行き着いたところはネクタイ。
ネクタイなら何本持ってても、大事なネクタイがあったとしても、日々のローテーションに入れてもらえるかなぁって。
そう決めた途端、ネクタイは個人の好みがあるから他人が選ぶものじゃないとか聞かされて、気に入らない柄だったら締めないとか聞いて(恋人にではなくて他の人に)、迷ってしまった。

それでもネクタイに的を絞っていくつも百貨店を回ったんだけど、自分でこれだと思うのがなかなかなくって、結局決めたのはそんなにお値段の高くないものになってしまったんだけど。
茶色に青の一見ストライプっぽいけど、チェック柄になってるのを買って、隠し事が苦手なあたしが買ったことすら秘密にして今日まで過ごすのは大変だった(用意したのが随分前だったから)。
買った日の日記ももちろん書いているんだけど、ネクタイを買うお買い物をしたってことはここに記さなかったし。
すっごくドキドキしながら渡したんだけど、恋人は快く受け取ってくれたので本当に嬉しかった。
もちろん今日はスーツを着てるわけではないんだけど、私服のシャツに早速締めてみてくれて、そのまま帰ると言い出したのでびっくりした。
会社がお休みの日にまでネクタイ締めてお家に帰るなんてって。
上にコートを羽織るからいいんだろうけど。

あたしたちはそのまま帰ったんです。
クリスマスが終わってしまわないうちに。
せっかくこんなに素敵なお部屋をとってもらってパーティーはしたけれど、あたしはお泊りできないから、0時を回らないうちにチェックアウトして、終電に乗って門限ギリギリにお家に帰った。

とてつもなく幸せな日で、何がってわけじゃなくて、すごく幸せな時間が流れていて、幸せ過ぎて泣いてしまった。
あたしは今まで泣いてばっかりの恋愛をしてきて、この恋愛は絶対泣かないって思ってたんだけど、実際のところは今までよりずっと泣いてるかも・・・。
つらいことで泣いてしまうことは相変わらずあって、それと同じくらい感激したり感極まって泣くことが多くなってしまって。
電話とかでも嬉しい言葉をもらって泣いちゃってとか。
自分でもどうしていいのかわからないことばっか。

今まで神様に何度も感謝してきた。
彼に出逢わせてくれてありがとうとか。
彼とこうしていられるようになってありがとうとか。
あまりに幸せで誰にどう感謝すればいいのかわからなくって、神様に。

でも今日は恋人にすごく感謝してる。
何度もありがとうって言った。
あたしに素敵な1日をくれて。
今まで恋人と過ごすクリスマスってどんなものなのかわからなかったけれど、ただこうして君と幸せだと思える時間を送れたことが何よりのプレゼント。

あたしを幸せにしてくれるのは神様でもサンタさんでもない。
君なんだよ。

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