虹色過多想い
2005年04月30日(土)  何をそんなに焦っているのかなぁ

今日からバイト5時間勤務。
GWに入っただけあってお店は忙しかった・・・とあたしは思ったけど、ウェイティングがそんなにかかってなかったので、普通の土日程度の混み様だったのかもしれない。
3,4,5はこの5倍の混み様って社員さんに聞いて、今から緊張。
たくさんお客様がいらっしゃるとパニくってうまく応対できなくなっちゃうんだよなー。
落ち着いてる他の人たちって本当に尊敬。
あと、「こちらがお飲み物のメニューでございます」が噛みやすくって、「こちらがおにょみもにょの・・・」って言っちゃってる時が多々ある・・・。
「お飲み物」って言いにくくない?

バイトは確かに疲れたんだけど、それ以上に家のことで疲れることがあって、恋人と電話をして声を聞いた途端「会いたい」と言ってしまった。
「どうして?」と何度も訊ねる恋人に、「会いたいのに理由なんてないの。会いたいの」と繰り返して、バイトから帰ってきてメイクを落とした顔のまま、地下鉄に乗って恋人の町まで会いに行った。
あたしが伝えた予定の23:55より少し早く着いて、いつも遅刻してくる恋人はまだ来てないだろうなぁって思ってあったかい缶コーヒーを買った。
外は寒かったし、これでも飲んであったまろうと。
そうしていつも恋人と上る出口の階段に差し掛かった時、1番上に恋人がいるのが見えた。
わざわざ車から降りて寒い外で待ってくれている恋人。
あたしはそんな恋人を見つけてとても嬉しくって、手を振ろうとしたのに、なんだか緊張して少し恥ずかしくなって、手を振ることができなかった。
「どうした?」と訊ねる恋人にぽつりぽつりと事情を話すあたし。
実際のところは笑い話になってしまうぐらい些細な事情。

ガストに行って、お昼ご飯から何も食べていなかったあたしはグラタンを食べて、それから少しだけ勉強をした。
特に何かを話したわけじゃないけれど、あたしは恋人が目の前にいてくれるだけでよかった。
時折目尻に皺を寄せて笑ってくれると、それだけで嫌なこと全部吹っ飛んでいった。
だから恋人に会いたかった。
ワガママで自分勝手だけど会いたかった。
あたしは恋人に会うと元気になれる。体力を充電できる。

「お家に帰りたくないなぁ」と言うあたしに、恋人は「印象悪くなるのは嫌なんだ」と言って、あたしの門限より1時間半遅れて家の前まで送ってくれた。
大切にしてくれてるんだと思う。
「前よりずっと優しくなったね」と心底思いそう言うと、「そんなことないよ。変わらないよ。でもずっと一緒にいたいと思うようになったからさ」と返してくれる恋人。

焦らず歩いて行かなくては、と思った。
これからもきっと一緒なのだから今日や明日を焦らないで。

今日焦ってしまったあたしを、恋人が受け入れてくれてよかった。
抱きしめてくれて安心した。
昨日は忘れたと言っていたお揃いの指輪が、今日は恋人の左手に輝いていて、ほっとした。

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