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■ 月の雫。
秋の夜は 空気が澄んでいる
静まり返った 冷たい空気が心地よく
明るい月が 地上を照らしている
月下美人の花が咲いた
白い透ける肌のような その美しくなめらかな肢体からは 夢見心地になるほどに 甘い香が溢れている
月の雫のように 輝くその姿は
一夜の幻
命とは 何と儚く美しいのだろう
それは夢へ誘う甘い香
遠い 異国の地 アルハンブラ宮殿の庭園の 真珠の受け皿を溢れさせる 噴水のたもとに
この花が満開で 月下に照らされている
そんな夢を見る。
2001年04月15日(日)
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