紫
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小林多喜二の碑が小樽にあります。
「冬が近くなると…云々」。
私がその碑を見たのは、まだ20代前半のころ。
とても感銘したのを覚えています。
「村山知義の妻籌子にあてた手紙の一部」と後で調べてわかりました。その村山さんのことはよくわからないけれど、その手紙をもらった方がうらやましいな、と思いました。
「赤い断層を処々に見せている…云々、ぼくはどんなに愛しているか分からない」
小樽の街をいかに自分が愛しているか、を綴ってあります。
しかも獄中から。
私も愛している街がいくつかあります。
今日は向田邦子のドラマを観ました。
私の現実とはまったく違うのですが、やはりどこか共感するところがあって、今回は最後のナレーションに思わずうるうる。
歴史を越えて世に残るものは、どこかしらいつの時代にも共感できるもの、が残っていくのでしょう。
世界の古典、ばんざい。
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