紫
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つい最近まで。
いえ、今日、ついさっきまで「部落」という言葉を「社会」の教科書から消せばいいのに、と思っていました。
だって、「部落」を教育することで「部落」がどこにあったか、「部落」を知ることで、かえって差別意識を埋め込むのでは……と思っていました。
私自身は、部落差別をしてきた意識はありません。
でも、それが、間違いだったと思い知らされました。
隠してしまうことが差別なのです。
その差別があったことを認めて、そして自分の心の中の差別をなくすことが、大事なんだと。
私の好きな番組「その時、歴史は動いた」をみました。
高校のときに読んだ小説「橋のない川」を思い出し、大学のときに知り合った友の熱い「部落」の話を思い出し。
これまでに知り合った友のことを思い出し。
あぁ、私は不惑を前にするまで、差別をしていたんだな。
それも、無意識に。
いや、無意識という意識として。
そんな気持ちのなか、今日の夜は更けていきます。
おやすみ。
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